UCカードは、UCカードグループやクレディセゾンが発行しているクレジットカードです。
提携カードの種類が豊富なため、「どのカードを選んだらいいのかわからない……」なんて方もいると思います。
カードの種類に応じて、さまざまなポイントサービスや特典が採用されていますが、他にはどのような特徴があるのでしょうか。
UCカードの入会を検討する際に、それぞれのカードの特徴について知っておくことは、カード選びの参考になるはず。
今回は主要なUCカードの特徴についてご紹介します。


目次
数多くの提携カードを発行しているUCカードとは?
UCカードは2018年5月現在、46種類ものカードがあります。
UCカードは、かつてユーシーカード株式会社によって発行されていました。
しかしユーシーカード株式会社が2016年にクレディセゾンに吸収されたため、現在ではUCカードの一部の発行会社はクレディセゾンとなっています。
クレディセゾンが発行会社になっているUCカードを利用すると、UC永久不滅ポイントが加算されていきます。
UC永久不滅ポイントは有効期限がないのが特徴で、家族カードとのポイントを合算できるのがメリットです。
UCカードはクレディセゾンが独自に発行しているプロパーカードに加え、航空会社や家電量販店、大学などさまざまなジャンルの会社と提携したカードが展開されています。
カードによって、ポイント還元率が高かったり、キャッシュカード機能が付帯していたり、マイルが貯まったりと、提携先によって受けられる優待や特典はさまざまです。
UCカードが永久不滅ポイントなのはなぜ?
UCカードのほとんどは、利用額に応じて永久不滅ポイントが貯まります。


実はUCカードには永久不滅ポイントとUCポイントの2種類があるんや。

でもどうして永久不滅ポイントが主流になっているんですか?

そのカードにはUCポイントがつくんやで~。
でも、発行元がクレディセゾンになったカードは、永久不滅ポイントがつくっちゅうわけや。
UCポイントと永久不滅ポイントの大きな違いは、利用期限の有無です。
UCポイントは、次の年度の9月末までが有効期限に定められており、ポイントの交換期限は比較的短めです。
一方、永久不滅ポイントはポイントの利用期限がないため、好きなときに好きなタイミングでのポイント交換ができます。
また、ボーナスポイントにも違いがあります。
UCポイントは、交換期限までの期間にポイント獲得月が10回以上になると、ボーナスポイントとして100ポイントが付与される仕組みです。
さらに、ボーナスポイントを獲得した上で、UCポイントの累計が1,000ポイントを上回ると、さらに100ポイントもしくは150ポイントが加算されます。
その他にも、サービスに申し込んだり、対象となる店舗でカードを利用したりすることでボーナスポイントが貯まるキャンペーンが多数開催されているのが特徴です。
永久不滅ポイントは、クレディセゾンによる「永久不滅.com」というサイトを経由し、ネット上で買い物をすることでボーナスポイントがもらえます。
店舗によっては、最大30倍もの永久不滅ポイントが獲得できるため、ポイントをじっくり貯めることができるのです。
共通しているのは、1,000円利用するごとに1ポイント貯まるという点です。
貯まったポイントは、マイルや電子マネー、各種アイテムに交換することができます。
永久不滅ポイントについては、こちら で詳しく紹介してるので確認してみてください。
スタンダードの代表!UCカード一般
![]() 画像引用元:UCカード公式サイト(最終閲覧日:2020年5月5日) https://www2.uccard.co.jp/card/lineup/uc.html | |
年会費 | 1,375円(税込) |
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発行期間 | 最短5営業日 |
申し込み資格 | 満18歳以上の方(高校生は除きます) |
発行会社 | ユーシーカード株式会社 |
国際ブランド |
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ポイントプログラム | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
追加カード |
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電子マネー機能 |
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UCカード一般は、UCカードの中でもスタンダードなタイプのクレジットカードです。
年会費は、本人が1,375円(税込)、家族会員は440円(税込)で、ETCカードを同時に申し込むことができます。
申し込み資格は高校生を除く満18歳以上で、学生や専業主婦も申し込みすることが可能です。
国際ブランドはVisaとMastercardの2つから選択することができます。
有効期限のない永久不滅ポイントのカードで、1,000円利用するごとに1ポイント貯まります。
家族カードを作ると、支払いとポイント加算を一括でおこなうことができるのも特徴です。
ネット上での不正使用に対する補償も充実しており、クレジットカード初心者でも安心して使える一枚といえるのではないでしょうか。
さらに、カード会員限定で、国内外の旅行代金が最大8%割引になったり、海外でのレンタカー代が割引になったりと、旅行に役立つサービスも充実しています。
他にもチケットの予約や購入をインターネット上でおこなえる「イープラス」とも提携しており、先行予約や優待価格での購入といった特典も受けられます。
若い世代のハイクラス!UCカードヤングゴールド
![]() 画像引用元:UCカード公式サイト(最終閲覧日:2020年5月5日) https://www2.uccard.co.jp/card/lineup/uc_younggold.html | |
年会費 | 3,300円(税込) |
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発行期間 | 最短5営業日 |
申し込み資格 | 原則として満20歳以上30歳未満のお勤めの方 |
発行会社 | ユーシーカード株式会社 |
国際ブランド |
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ポイントプログラム | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
付帯保険 |
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追加カード |
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空港サービス | 空港ラウンジサービス |
電子マネー機能 |
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UCカードヤングゴールドは、年会費3,300円(税込)で原則満20歳以上30歳未満の働いている人しか持つことができないカードです。
入会には安定した収入が求められるため、主婦やフリーターの場合審査に落ちる可能性があります。
しかし、それだけハイクラスのカードといえるでしょう。
家族カードは配偶者に限り年会費無料で持つことができます。
ゴールドカードの中でも、年会費3,300円(税込)というのは比較的格安の部類に入りますが、付帯内容はゴールドカードならではの充実のラインナップというのが、大きな特徴です。
このカードの基本還元率は0.5%のため、1,000円利用するごとに1ポイント加算され、1ポイントは5円相当の価値をもつ計算になります。
ゴールドカードなので特典が豪華です。
例えば、国内の主要な17空港とハワイの空港のラウンジ利用が無料になります。
各空港のラウンジは、もちろんゴールド会員専用ラウンジです。
ドリンクサービスだけでなく、個別ソファや軽食の利用が可能です。
また、国内外旅行の傷害保険が自動付帯されており、保険料の支払いや事前連絡の必要なく(自動付帯)、いざというときに最大3,000万円までの補償が受けられます。
旅行に行く機会の多い人には嬉しいサービスではないでしょうか。
さらに「UCカードClub Off」という優待サービスの対象にもなっています。
これは、国内外にある2万カ所以上の提携施設で料金の割引や商品券のプレゼントなど、さまざまな優待が受けられるサービスです。
選ばれた人が持つUCカードゴールド
![]() 画像引用元:UCカード公式サイト(最終閲覧日:2020年5月5日) https://www2.uccard.co.jp/card/lineup/uc_gold.html | |
年会費 | 11,000円(税込) |
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発行期間 | 最短5営業日 |
申し込み資格 | 25歳以上、年収500万円以上 |
発行会社 | ユーシーカード株式会社 |
国際ブランド |
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ポイントプログラム | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
付帯保険 |
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追加カード |
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電子マネー機能 |
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年会費は10,000円、原則満25歳以上の年収500万円以上の人に申し込み資格のあるゴールドカードです。
年会費は高いかもしれませんが、家族会員は無料で本人と同じように特典を使うことができるため、家族で使うには特におすすめできます。
ゴールドカードだけあって、その付帯内容は充実しています。
国内外の旅行傷害保険は最大5,000万円まで補償をしてくれ、自動付帯のため旅行のたびに手続きをする必要はありません。全国にある有名旅館や人気ホテル、フィットネス、エステ、レジャー施設などさまざまな施設を特別価格で利用できる「UCカードClubOff」の対象でもあります。
また、国内の主要17空港とハワイの空港のラウンジを無料で利用することが可能です。
同伴者も500~1,000円で利用できます。
旅行の保険が充実のUCカードセレクト
![]() 画像引用元:UCカード公式サイト(最終閲覧日:2020年5月5日) https://www2.uccard.co.jp/card/lineup/select.html | |
年会費 |
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発行期間 | 最短5営業日 |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生は除く)で電話連絡が可能な方 |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン |
国際ブランド |
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ポイントプログラム | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
付帯保険 |
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追加カード |
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電子マネー機能 |
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旅行に行く機会の多い人におすすめなのが、UCカードセレクトです。
UCカード一般に、保険が付帯したタイプと考えてください。
年会費は本人が1,925円(税込)、学生は在学中無料、家族会員は715円(税込)となっています。
高校生を除く満18歳以上が発行対象で、学生や専業主婦でも申し込めるカードです。
UCカードセレクトの大きな特徴は付帯保険が充実している点です。
海外旅行の損害保険は最大2,000万円、国内旅行の損害補償は最大1,000万円となっています。
海外旅行の保険は自動付帯なので、旅行前に申請する必要がなく、カードを利用しなくても保険は適用されるのがメリットです。
家族特約があるため、19歳未満で未婚の子どもにも保険が付帯しています。最大1,000万円まで補償してもらえるため、家族旅行も安心です。
さらに、最大100万円のショッピング保険も付帯しています。
カードを利用して買った商品が、90日以内に損害を受けた場合、補償してもらえるのです。
高額な商品を購入する際などに役立つサービスです。
支払いが独特なUCカードFreeBO!(フリーボ)
![]() 画像引用元:UCカード公式サイト(最終閲覧日:2020年5月5日) https://www2.uccard.co.jp/cs/card/lineup/freebo.html | |
年会費 | 無料 |
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発行期間 | 最短5営業日 |
申し込み資格 | 満18歳以上の安定収入のある方、または大学生、短大生、専門学校生の方(高校生を除く) |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン |
国際ブランド |
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ポイントプログラム | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 1%~ |
付帯保険 | ショッピング補償保険 |
追加カード |
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電子マネー機能 |
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フリーボは年会費が永久無料で高校生を除く満18歳以上が申し込めるカードです。
年間100万円までのショッピング補償が自動付帯しています。
フリーボ!を利用すると、永久不滅ポイントが通常の2倍貯まるというメリットがあります。
しかし、このカードの特徴はそれだけではありません。
リボ払い専用のクレジットカードですが、2つの支払いスタイルから自分に合ったものを選択できるのです。
1つ目の支払い方法は、毎月払いです。
設定した金額と手数料を、毎月の引き落とし日に口座から自動引き落としします。
カード入会時には5,000円に設定されているため、毎月5,000円と手数料を支払う必要があります。
支払い金額は最大60,000円まで変更できるため、金利負担を減らすためにもなるべく高い金額に設定するのがおすすめです。
もう1つはいつでも払いという支払い方法で、手持ちに余裕のあるときに自由な金額を支払う方法です。
毎月払いと併用することで、月々の支払い額を増やすことができるため、支払い完了までの期間を短くすることができます。
マイレージが貯まる航空系UCカード

UCカードには、マイレージを貯めることができる航空系のカードもいくつかあります。
例えば、ユナイテッド航空会社と提携しているMileagePlus UCカードは、ユナイテッド航空やスターアライアンスでマイルを貯めることが可能です。
本人会員は1,650円(税込)、家族会員は440円(税込)の年会費で利用することができ、200円につき1マイル貯めることができます。
海外旅行は最大2,000万円まで、国内旅行は最大1,000万円までの旅行傷害保険が自動付帯しているのも特徴です。
また、アシアナ航空と提携したアシアナUCカードは、韓国方面に飛行機を利用する機会の多い人におすすめのカードです。
本人会員は1,650円(税込)、セレクトカード会員は6,600円(税込)が年会費となっており、100円につき1マイル貯まります。
セレクトカードにすると本人だけでなく子どもも保険の対象となり、マイルも一緒に貯めることができます。
旅行先で提携ホテルを利用すれば、マイルをプレゼントしてもらえるため、マイルがあっという間に貯めることができます。
永久不滅ポイントとマイレージが貯まるUCカード

みずほ銀行と提携しているUCカードを利用すれば、永久不滅ポイントを貯め、マイレージに移行することもできます。
みずほ銀行と提携しているカードは、「みずほマイレージクラブカード」「みずほマイレージクラブカード/ANA」「みずほマイレージクラブカードゴールド」の3つです。
みずほマイレージクラブカードは、みずほ銀行とイオン銀行のATM時間外手数料が無料になるのが魅力です。
また、コンビニATMの利用手数料や時間外手数料も、月4回までは無料で利用できます。
パートナー企業を利用することで、永久不滅ポイントが2~6倍になるほか、クレジットカード利用以外のサービスでもポイントを付与してもらえるサービスを展開しています。
本人も家族も年会費無料で利用することができ、みずほ銀行に普通預金口座を持っていれば申し込むことが可能です。
みずほマイレージクラブカード/ANAは、永久不滅ポイントをANAのマイルに交換できます。
100ポイント貯めると350マイルと交換でき、その際の手数料はかかりません。
Edy機能も搭載しているため、Edyでの支払い時にも、200円につき1マイル貯めることができます。
さらに、ANAのフライト利用だけでなく、提携航空会社やレンタカー、ホテル宿泊など、ANA系列の施設やサービスの利用に伴ってマイルが貯まっていきます。
みずほマイレージクラブカードゴールドは、本人は11,000円(税込)、家族会員は1名無料、それ以降は1名につき1,100円(税込)の年会費で利用できるゴールドカードです。
クレジットカード機能付きのカードも選ぶことができ、申し込み資格は満25歳で年収500万円以上かつみずほ銀行に普通預金口座を所持していることです。
みずほ銀行マイレージクラブカードのサービスに、空港ラウンジの無料利用や、提携先での優待特典など、ゴールドカードのサービスが付帯したカードといえます。
どのカードもマイレージにポイントを移行できるため、飛行機に乗る機会の多い人は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
UCカードは、カードによって年会費やサービス、対象年齢が異なります。
そのため、提携先やポイント加算のシステムを理解し、自分の生活に合ったカードを選ぶことが大切ではないでしょうか。
自分の生活に合ったカードを選ぶことで、よりお得にクレジットカードを活用することができるので、きちんと比較をして発行を検討してみましょう。
UCカードはいろんな提携先があってそれぞれちょっとずつ特色が違うので、きちんと違いを比較しましょう!