この記事でわかること
転職後の在籍確認の有り無し
転職後にカード会社への連絡は必要か?
転職の申告をしなかった場合のリスク
転職をすると色々な手続きが必要になります。
そんなときこう思うこともあるでしょう。
「転職をしたけど、クレジットカード会社への申告が必要なの?」
「無申告のままカード会社に転職が知られたらのペナルティあるのか?」
そこで今回は、知っておきたいクレジットカードと転職に関する疑問と対策についてわかりやすく紹介していきます。
知らないと思わぬ損を被ってしまうかもしれません!
目次
転職したらクレジットカード会社への連絡が必要な理由
結論から言えば、転職をしたらカード会社に連絡をしなければなりません。
では、それはどうしてなのでしょうか?
クレジットカードの規約に即時申告の規定があるため
「わからないのならばそのままでもいいや」と考えてしまうかもしれませんが、基本的には転職後すぐに転職をした事実をカード会社に伝えなければなりません。
入会時に示されている規約にも、“勤務先の変更時は速やかに申告すること”と記載があるはずです。
クレジットカードの裏面に記載されているお問い合わせ窓口から転職したことを伝えるか、カード会社の公式サイトにあるお客様専用ページから転職の連絡が可能です。
ネットでの連絡が基本的に24時間いつでも対応可能なのでオススメです。
クレジットカードを発行するときと違い、転職の連絡をした際は在籍確認は行われません。
すでにカードを利用している場合、特に問題がなければ利用者からの申告のみで勤務先の変更が完了します。
少し面倒にも感じますが、後々のことを考えれば早めに変更を済ませたほうがよいでしょう。
カード会社は勤務状態を常に把握しているわけではないため
前述したようカード会社は会員の勤務状況を随時把握しているわけではありません。
そのため、転職をしたからといってカード会社からチェックが入ることもなく、転職の連絡は自己申告が必要です。
たとえば仕事を辞めて、しばらくは就職しないでいても、無職であることはカード会社にはわかりません。
支払いの遅延がない限り、不審に見られるということはないのです。
転職を知らせずに放置した場合のリスク
では、転職の連絡をしないままでいるとどんなことが起きてしまうのでしょうか?
クレジットカードの勤務先を変更しなくてもカード会社から叱責されたり、何らかのペナルティを負わされたりするということはありません。
しかし、少なからず放置のデメリットは存在します。
無職として扱われるおそれがある
たとえば、カード会社が何らかの必要性から調査を行い、以前の勤務先へ勤務実態の連絡をしたとします。
ですが転職しているので、もちろん勤務実態は認められません。
そうすると、クレジットカード会社は「無職」として扱ってしまうのです。
ただし、無職扱いにされてもカード会社に勤務先の変更を届ければすぐに修正されるので安心してください。
たとえ無職になったとしても、支払いがきちんとされている限り、いきなりカードの利用が停止されることはありません。
限度枠拡大の申請が通らなかったり、更新時に再審査されたりする可能性はあります。
会社を辞めて、フリーランスになった場合も問題はありません。
フリーランスでも収入さえあれば取得できるカードがあるので、カードの継続についても、何も問題はありません。
つまり、それまでのカード利用実績と信用度が最も大切ということなのです。
ただし、カード会社によっては更新後の一定期間ごとに現状調査を行う場合があります。
転職から多少遅れても、正直に連絡するようにしましょう。
転職中のつなぎのアルバイトの場合、長引く可能性がある場合も、やはり連絡しておいた方がよさそうです。
無職よりは支払い能力への信用性が高いので、増額希望も通りやすくなります。
あくまで短期と確証があるのならば、正規の転職先に移った後での連絡で構いません。
誤った情報が共有されるおそれがある
カード会社が入手した 無職という情報は、信用機関にも共有されます。
将来的にローンを組みたい場合や新規カードの取得が必要な場合に審査が通らないといったことが起こります。
現在保有するカードに対して差し当った問題が発生しなくても、個人情報に不足があれば新規の借り入れの際にも不利となります。
信用情報センターに保管される情報に誤りがあってはなりません。
クレジットカードは、個人の信用こそが重視される世界だということを、常に忘れずにいたいものですね。
クレジットカードやローンの審査に悪影響を及ぼす
転職の情報を連絡しないままでいてもカードの利用にはペナルティはありませんが、他のクレジットカードや住宅ローンなどを申し込んだ際に審査に落ちやすくなるというデメリットが発生します。
勤務先の情報はカード会社や消費者金融などで共有されています。
カードやローン申し込み時に記入した勤務先と、過去に登録したままの勤務先が違うと虚偽の申し込みと判断され、審査上で不利になってしまうのです。

まとめ
転職したらクレジットカード会社に連絡が必要
連絡しないとさまざまなデメリットがある
転職は人生の大きなイベントです。
身辺の整理にバタバタして、クレジットカードまではなかなか気が回りませんよね。
問題なく使えていれば、なおさら意識することもないでしょう。
しかし、クレジットカードは個人信用が基本です。
気がついたときに届けを出しておけば、その後も安心して利用が続けられます。
身に覚えがある人は、今すぐにカード会社への連絡することをおすすめします。