この記事でわかること
2枚目のクレジットカードを作るメリット3つと注意点
2枚目のクレジットカードを選ぶポイント2つ
手持ちのクレジットカードに合う「2枚目のクレジットカード」
今あなたが持っているクレジットカードは、どのような理由で申し込んだものでしょうか。
「銀行口座を作ったときに初めてのクレジットカードとして勧められて」
「必要にせまられて、なるべくすぐ手に入るものを申し込んでみた」
そのような理由で「とりあえず作ってみたものの物足りなさを感じている……」という方。
今の自分の生活スタイルに合った2枚目のクレジットカードを探してみてはいかがでしょうか。
今回は、2枚目のクレジットカードを作るメリットと注意点、今すでに持っているクレジットカードと合わせて使えるおすすめのクレジットカードを厳選して紹介します!

▼まずは今回ご紹介するクレジットカードの特徴を先取りしてご紹介!
楽天カード | ||
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ビックカメラSuicaカード | ||
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三井住友カード デビュープラス | ||
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JCB CARD W | ||
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三井住友カード アミティエ | ||
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イオンカード(WAON一体型) | ||
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リクルートカード | ||
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目次
2枚目のクレジットカードを作る3つのメリット

2枚目のクレジットカードを作るメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な3つのメリットを挙げてみます。
1枚目の足りない部分を補える
1枚目のクレジットカードを作ったときには必要なかったものが、あとになって必要になることがあるかもしれませんね。
たとえば、保険などの付帯サービスです。
国内や海外へ旅行をする際、旅行中の安心のために旅行傷害保険に入ることがあります。
旅行傷害保険は旅行会社でツアーを組んだ場合に任意で入ったりするものですが、手持ちのカードに付帯されていれば個別に保険に入る手間がなくなります。
さらに手持ちの複数のクレジットカードにそれぞれ旅行傷害保険が付帯されていれば、「死亡・後遺障害」以外の補償は合算されるというメリットも!
ケガや病気の場合「傷害治療費用」「疾病治療費用」を利用します。
同じ治療内容でも海外では日本よりも高額の医療費を請求されるので、1枚のクレジットカードでは金額的に不安があっても2枚以上のクレジットカードがあれば安心です。
また、国際ブランドは1枚のカードにつきひとつしか選べません。
もともと1枚目で作ったカードに、国際ブランドの選択肢がなかったという場合もありますよね。
国際ブランドによって加盟店の数にも差があります。
2枚目のカードで1枚目と違う国際ブランドのカードを作れば、利用できる店舗が増えてさらに安心です。

ポイント還元率の高さや特典の有無など、よく利用するお店での利用に合ったものを2枚目のカードに選ぶのもひとつの手です。
1枚目より審査に通る可能性が高くなる

信用情報機関にカードの利用履歴が記録されたものをクレジットヒストリーといい、カード会社はそれを見て利用状況に問題がないかを確認します。
もし過去に支払いの延滞などをしているとクレジットヒストリーが悪くなり、ほとんどのカード会社の審査に通りません。
逆にいえばすでに持っているカードで延滞やたくさんの借入をするなど、いわゆるブラックリストに載るような使い方をしていなければ良質なクレヒスを積むことができます。
そのため、2枚目のカードを作るときに審査に通りやすくなるというわけですね。

引き落とし口座には常にある程度お金を入れておくようにしましょう。
いざというとき1枚目の予備として使える

1枚目のカードをなくしてしまったり破損などしてしまったりしたタイミングで、今すぐ使う必要があるときに使えなくなる可能性がゼロとはいえません。
また、冠婚葬祭など思わぬ出費が重なって、利用限度額がいっぱいになることもあるかもしれませんね。
そのようなときでも、2枚目のカードを所持していれば1枚目の代わりに使うことができるので安心感があります。

そのリスクを分散させるメリットがあるんです。
2枚目のカードを作ることのメリットをお伝えしましたが、注意しなければならないこともあります。
では、どのような注意点があるのか見ていきましょう。
2枚目のクレジットカードを作る際の注意点

利用明細がバラバラになりお金の管理が難しくなる
手持ちのクレジットカードの数が増えれば増えるほど管理に注意が必要です。
たとえば、届いた利用明細がどのカードのものかわからなくなってしまったり、カードの数や保管場所を確認しておかないと紛失してしまう恐れがあります。
今は利用明細を管理できるアプリもあるので、そういったものを活用して出費額の把握や支払いの管理をするといいですね。
短期間に申し込み過ぎると「申し込みブラック」になるおそれがある
1枚目のカードでの信用があれば2枚目のカードも作りやすいというメリットがある反面、気を付けなければならないことがあります。
それは、「申し込みブラック」という状態です。
申し込みブラックとは、短期間のうちにたくさんのクレジットカードやカードローンなどに申し込むことをいいます。
2枚目であればとくに心配はいりませんが、それ以上の枚数のカードを半年の間に作っているのであれば気をつけましょう。
そのような作り方をすると、「この人はお金に困ってカードをたくさん作ろうとしている」と思われてしまうかもしれません。
カードの申込み情報も信用情報機関に記録され、クレジットヒストリーになります。

うっかりしていると、クレジットカードの審査に悪影響を与えてしまいます。
年会費の負担が大きくなる

当然ですが、年会費がかかるものだとカードの枚数分の年会費が必要になります。
永久的に年会費無料のものもありますが、初年度は無料で次年度は利用しないと無料にならないという条件付きのカードもあります。
利用頻度が高いメインカードならそういった心配がなさそうですが、あまり使うことがないサブカードの場合には注意が必要です。
はじめから年会費無料のカードを選ぶか、利用しないと年会費がかかるカードはメインで使うなどをして、年会費がかからない条件を忘れずに満たすようにしましょう。
キャッシング枠が総量規制にひっかかるおそれがある

キャッシング枠は賃金業法により、総量規制で年収の3分の1までとなっています。
手持ちのカードのキャッシング枠で限度額に届くほどの使い方をしていると総量規制にひっかかり、新しくカードを作るときにキャッシング枠がつけられないかもしれません。
総量規制は実際に支払えるかどうかは関係ありません。
あくまでも本人の年収を元にして決まるものです。
キャッシング枠を利用するときは、利用できる限度額に気をつけましょう。

ここで挙げた注意点は、カードの作りすぎが原因で起きそうなことばかりです。
カードを作ってもうまく活用できないと意味がありません。
もし作るのなら、自分に必要な条件を満たした2~3枚くらいにしておいたほうがよさそうですね。
2枚目のカードを選ぶ2つのポイント
2枚目のクレジットカードとして選ぶポイントは以下の2つです。
- 1枚目と2枚目で特徴が異なるか
- 同じポイントやマイルと交換できるか
1枚目と特徴の異なるクレジットカードを選ぶ
先ほど「2枚目のクレジットカードを作る3つのメリット」でお伝えしたように、1枚目のカードで足りないと思うものがあればそれを補えるカードがあるといいですね。
1枚目のカードとは違う付帯保険がついているカードを2枚目として選ぶことで、補償の幅が広がり安心です。
国際ブランドも違うものにしておけば、利用できる加盟店が増えていざ買い物をするときに使えないかもという心配が減ります。

1枚目と同じポイント・マイルと交換できるか
1枚目のカードでポイントを貯めているのであれば、2枚目のカードでも同じポイントやマイルが貯まったり交換できるものだといいですね。
それぞれのカードの還元率の違いも確認して、効率よく使うとうまく貯められそうです。
1枚目のクレジットカード別「おすすめの2枚目のカード」
それでは実際にどのカードに2枚目のカードを組み合わせたらいいのか、おすすめのカードを紹介していきます!
1枚目が「楽天カード」の場合
カード名 | 楽天カード | ビックカメラSuicaカード |
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券面 | ![]() |
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年会費 | 永年無料 | 初年度無料 2年目以降477円(税別) ※年1回の利用で次年度も無料 |
国際ブランド | American Express Mastercard Visa JCB |
Visa JCB |
還元率 | 1.0%~3.0% (楽天ポイント) |
1.0%~1.5% (JRE POINT・ビックポイント) |
特徴 |
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楽天カード には「海外旅行傷害保険」が利用付帯されています。
利用付帯なので、楽天カードで旅行費用などを支払った場合のみ適用されるものです。
しかし、ビックカメラSuicaカードは海外旅行傷害保険が自動付帯になっています。
自動付帯は持っているだけで必要なときに使うことができるので、海外旅行のときにはとても安心です。
また、楽天カードにはついていない国内旅行傷害保険もビックカメラSuicaカードなら利用付帯としてついているので、いざというときにすぐ使えるのがうれしいですね。
ビックカメラSuicaカードのほうは年会費が有料ですが、年に一度このカードでクレカ決済をすれば次年度も無料となります。
Suicaのチャージをするだけでこの部分は解決しますよ。
Suicaエリア外だと改札機でのSuicaへのオートチャージができませんが、モバイルSuicaの登録をしておけばスマホからチャージができるので簡単!
そして、ビックカメラSuicaカードはその名のとおりビックカメラで利用することでさらにポイントが貯まるカードです。
たとえば、ビックカメラSuicaカードにチャージをすると1.5%の還元率、そのSuicaでビックカメラの買い物をすると10%の還元率に。
なんと合わせて還元率が11.5%になるんです!
楽天カードを持っていて、「家電品などはビックカメラで買う」「JR東日本圏内を中心に電車に乗る」という方におすすめの組み合わせですね。
▼ビックカメラSuicaカードを作る前にこちらの記事を読んで準備をしましょう!
1枚目が「三井住友カード デビュープラス」の場合
カード名 | 三井住友カード デビュープラス | 楽天カード |
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券面 | ![]() |
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年会費 | 初年度無料 ※2年目以降1,250円(税別) |
永年無料 |
国際ブランド | Visa | American Express Mastercard Visa JCB |
還元率 | 1.0%~ (Vポイント) |
1.0%~3.0% (楽天ポイント) |
特徴 |
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三井住友カード デビュープラス は初年度は年会費無料 、18歳~25歳の方限定で持つことのできるカードです。
ただし、満26歳以降は自動的に「三井住友カード プライムゴールド」に切り替わり、年会費5,000円(税抜)がかかるようになります。
それ以降も、満30歳以降は年会費10,000円(税抜)の「三井住友カード ゴールド」にランクアップする仕組みです。
国際ブランドは三井住友カード デビュープラスも、その後切り替わるカードもVisaのみです。
すでにこのカードを持っていて、2枚目のカードが欲しいという方には「楽天カード」がおすすめです。
楽天カードは年会費が無料で、国際ブランドも4つあるのでVISA以外を選ぶことができます。
また、楽天カードには「楽天カード超かんたん保険」 というものがあります。
楽天カード超かんたん保険は、月々140円から選べる楽天カード会員限定のお手頃な保険です。
全11種類の保険プランの中から、必要な保険を自由に選んでカードに付帯することができます。
ゴールドカードでも最初から自動付帯されていないような細かい商品ラインナップになっているので、まさにかゆいところに手が届く保険ですね。
▼楽天カードを作る前にこちらの記事を読んで準備をしましょう!
▼「楽天カード超かんたん保険」についての詳細はこちらの記事をご覧ください 。
1枚目が「JCB CARD W」の場合
カード名 | JCB CARD W | 三井住友カード アミティエ |
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券面 | ![]() |
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年会費 | 無料 | 1,250円(税別) ※WEB入会で初年度無料 |
国際ブランド | JCB | Visa Mastercard |
還元率 | 1.0%~ (Oki Dokiポイント) |
0.5%~1.0% (Vポイント) |
特徴 |
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JCB CARD Wは、18歳~39歳の方までが申し込める年会費無料のカードです。
国際ブランドはJCBのみなので、海外旅行に行くときにはもしかしたら使えないお店があるかもしれません。
それに比べて三井住友カード アミティエは、国際ブランドがVisaとMasterCardから選べます。
JCB CARD Wが利用できないお店でも、三井住友カード アミティエがあれば安心です。
また三井住友カード アミティエには海外・国内ともに傷害保険がついていて、一部自動付帯にもなっているのでとても安心ですね。
年会費がかかりますが、WEBから入会することで初年度の年会費が無料になります。
さらに「マイ・ペイすリボ」 に申し込んで年間300万円の利用で年会費を無料にすることもできるので、使い方によってはお得になりますね。
三井住友カード アミティエの券面はかわいらしい女性向けのデザインですが男性でも申し込みができますよ!
▼三井住友カード アミティエを作る前に、こちらの記事を読んで準備しましょう!
1枚目が「イオンカード」の場合
カード名 | イオンカード | リクルートカード |
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券面 |
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年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
国際ブランド | JCB Visa Mastercard |
JCB Visa Mastercard |
還元率 | 0.5%~ (ときめきポイント) |
1.2%~ (リクルートポイント) |
特徴 |
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イオンカード は、イオンで利用することで1.0%の高還元率になるカードです。
アマゾンやベルメゾンなど人気ショップがそろったショッピングサイト、「ときめきポイントTOWN」 を経由して買い物をすると最大21倍のポイントが貯まります。
また、イオンでは毎月20日と30日に買い物代金が5%オフになるなど、イオンでの買い物には最適なカードです。
ただし、イオンカードには旅行保険がついていません。
もし国内や海外への旅行の予定が一度でもあるのであれば、少し物足りないかもしれませんね。
それを補うためにはリクルートカードがおすすめです。
リクルートカードは、どこで使っても還元率が1.2%!
さらに、「ポンパレモール」や「じゃらん」などといったリクルートのネットサービスを利用することでポイント還元率が高くなります。
リクルートポイントは、Pontaポイント に交換することもできちゃいますよ。
そうすることでPonta提携店舗でも使えるようになり、さらにポイントを活用しやすくなりますね。
また、イオンカードにはショッピングセーフティ保険やクレジットカード盗難補償のみですが、リクルートカードには海外・国内旅行傷害保険が付帯しています。
買い物に対しての補償だけでなく、年に一度でも旅行をするのであればリクルートカードを利用すると安心ですね。
還元率の面でもイオンでの買い物はイオンカード、イオン以外の買い物にはリクルートカードと使い分けをすることでポイントを貯めやすくなります。
▼リクルートカードを作る前にこちらの記事を読んで準備をしましょう!
アンケート結果から分かった人気サブカード
クレジットカード忍法帖では、カードを2枚以上持っている(持っていた)方100名にアンケートを行いました。
その結果わかった人気サブカードをご紹介!
いずれも年会費無料のクレジットカードなので、2枚目以降のカード選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。
- 期間:2020年10月
- 方法:インターネット調査
- 対象:クレジットカードを2枚以上持っている、持っていた方100名
発行数が少なかったカードは除外しています。

ご覧のように、一番人気が高かったのは楽天カードでした。
次にイオンカードが多く申し込まれていることがわかります。
楽天カードなら楽天市場など、イオンカードならイオングループ、エポスカードならマルイでのお買い物がお得になります。
どちらも年会費が無料で、審査難易度も高くないクレジットカードなので、上記のサービスや店舗を利用する機会があればおすすめ!
▼今すぐ申し込めるおすすめ楽天カード・イオンカードはこちら!
楽天カード | ||
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イオンカード(WAON一体型) | ||
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エポスカード | ||
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2枚目は同じ発行会社で申し込める?
1枚目に作ったカードの不満が国際ブランドの種類だけなら、「今のカードの国際ブランドを変更すればいいだけじゃないの?」と思うかもしれませんね。
しかし、国際ブランドの変更は単純なものではなく、クレジットカード番号が変更されたりあらためて審査が必要になってくるのです。
さまざまな支払いにそのカードを利用している場合、カード番号の変更にともなってそれぞれの支払い情報を変更する手間が増えます。
それならば今持っているカードとは別に、新しく必要なものを備えたカードを作るほうがよさそうですね。
では、同じカードを国際ブランド違いで持ちたい場合はどうでしょうか?
それが可能なカードは以下のとおりです。
カード会社 | MUFGカード デュアルスタイル |
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持てるカード | MUFGカード (Visa・Mastercard・JCB) |
MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カード |
特徴 |
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カード会社 | 三井住友 カードデュアル発行 |
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持てるカード | 三井住友カード (Visa・Mastercard) |
1枚目と同一のカード名・異なるブランドの三井住友カード (Visa・Mastercard) |
特徴 |
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カード会社 | セゾンカード ツインゴールドカード |
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持てるカード | セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ゴールドカードセゾン |
特徴 |
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2枚目のカードの年会費が安くなったり、ポイントをまとめられるのはうれしいですね。
もしこの中にすでに持っているカードがあるか、最初から2枚持ちを考えているのであればこういったカードを選択肢に入れるのもいいでしょう。
このほか、楽天カードは通常の楽天カードで国際ブランドがVisaのものを1枚目として持っている場合のみ、Visa以外の国際ブランドを選べば2枚目のカードを作ることができます。
ただし、1枚目とは違う国際ブランドでもまったく同じランクの楽天カードは追加ができません。
たとえば通常の楽天カード(Visa)と通常の楽天カード(JCB・Mastercard・アメックス)の組み合わせは不可能です。
まとめ
1枚目と付帯内容や特徴が異なるクレカを2枚目に選ぶ
1枚目と同じポイントプログラムのクレカを2枚目に選ぶ
今回お伝えしたメリットや注意点、おすすめの組み合わせをヒントに、2枚目に持つとよさそうなカードをぜひ見つけましょう!
僕が初めて作ったクレジットカードは楽天カードですが、その後携帯電話の乗り換えをきっかけにヤフーカードを発行しました。
今では三井住友カードも発行し、使う店舗やサービス、開催中のキャンペーンに応じて使い分けています。
クレジットカードは1枚でも便利ですが、2枚目3枚目も発行することでさらに使い勝手がよくなりますよ。