この記事でわかること
「楽天ゴールドカード」の審査基準と難易度
審査に通りやすくなるコツ
楽天カードには、通常の楽天カードのすぐ上のランクに位置する楽天ゴールドカードがあります。
「ゴールドカードっていうからには審査が厳しそう……」
「ゴールドカードだし、年会費も高いんだろうな」
もしかしたらそのように思う方もいるかもしれませんが、「楽天ゴールドカード」は年会費2,200円(税込)と手ごろな価格で手に入れられるゴールドカードなのです!
今回はこの楽天ゴールドカードの審査基準や難易度についてと、審査に通りやすくなるためのコツもご紹介します。


最初に楽天ゴールドカードの特徴を見てみましょう!
楽天ゴールドカード | |
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目次
楽天ゴールドカードの審査基準と難易度
「楽天ゴールドカード」の申し込み条件は”20歳以上で安定した収入があること”のみ。
一般カードと比べて厳しい条件が提示されるゴールドカードの中においては、かなり作りやすい条件となっています。
職業や役職については特に問題視されておらず、安定した収入があればアルバイトの方でも申込みできるというわけです。
そのため、楽天ゴールドカードは幅広い層が気軽に申込めるカードとして注目を集めています。
ゴールドカードはもちろん、通常カードも保有してこなかった方でも審査に通る可能性が他社ゴールドカードと比べて高めです。
ただし通常カードと比べるとやや難易度が高いのは事実なので、次の章でご紹介する「審査に落ちる原因」も踏まえてから対策を練って申込むのが賢明です。
楽天ゴールドカードの審査に落ちる主な原因
せっかく楽天ゴールドカードに申込んでも、審査で落ちるのはショックですよね。
では、具体的に楽天ゴールドカードの審査落ちを避けるためにはどうしたらいいのか、楽天ゴールドカードの審査に落ちる主な原因を確認していきましょう。
- 多重申し込みをしている
- 信用情報に傷がある
- 記載内容に誤りがある
- 審査基準を満たしていない
1.多重申込みをしている
複数枚のクレジットカードを短期間で申し込む「多重申込み」は、審査落ちの原因に。
なぜなら、複数のクレジットカードを使っているとその分だけ支払い額が増え、「支払い能力」に支障をきたすおそれがあると考えられるからです。
「支払いを延滞したり、滞納したりする可能性がある」とカード会社に思われてしまうと審査通過が難しくなります。
カード会社は将来的な損害を防ぐため、多重申込みをおこなっている人の支払い能力は慎重に審査する傾向があるというわけです。
2.信用情報に傷がある
クレジットカードの審査では「信用情報」が大きな鍵を握っており、楽天ゴールドカードも例外ではありません。
もし過去に貸金業者や金融機関との間でトラブルを起こしていたとしたら、信用情報にはマイナスの履歴が残ります。
この状態を「ブラックリストに載る」といいます。
ブラックリストに載る基準はさまざまであり、明確に発表されているわけではありませんが「支払いの遅延・延滞」などは高確率でブラックリストに載る行為だと言えるでしょう。
ほかにも、「債務整理をおこなった」などの過去もブラックリスト入りする可能性が高くなります。
払いが困難になった利用者が会社と直接交渉したり、裁判所に仲介してもらったりして借入額を減らす救済措置です。
債務整理をすると確かに支払いは楽になりますが、当初の契約は守られなかったとして信用情報には大きな傷がつきます。
ブラックリストには一度名前が載ると、5年から10年は外してもらえません。
信用情報機関に要求すれば情報を開示してもらえるので、審査を申込む前に確認しておくのもひとつの方法です。
3.記載内容に誤りがある
個人情報、収入は自己申告によって入力しますが、裏付けるための「本人確認書類」「給料明細」「源泉徴収表」なども提示しなくてはいけません。
審査の際には必要書類をそろえておくようにしましょう。
しかし、これらの個人情報の記載内容に誤りがあると発覚した場合、審査落ちする可能性が高くなります。
「勤務先」や「収入」などの重要な項目については、特に深く掘り下げられます。
審査内容は不利に思える点でも正直に書くのが賢明です。
4.審査基準を満たしていない
そのほか、カード会社の審査基準を満たしていないと判断された場合にも審査落ちすることがあります。
たとえば、楽天ゴールドカードであれば「20歳以上」という条件があるため、未成年者が申込んでも確実に審査で落とされます。
また、すべてのクレジットカードは高校生以下との契約を認めていません。
基本条件から外れている申込み者は、条件を満たしてから再度、審査を受けるようにしましょう。
たとえ本人が無収入だったとしても、家族や配偶者の収入を伝えるなどして、支払い能力をアピールする必要があります。
楽天ゴールドカードの審査を通りやすくするコツ

クレジットカードの審査では、「絶対に通る方法」がありません。
しかし、カード会社がチェックしているポイントを理解すれば、審査の対策は練りやすくなりますよ。
次の章からは、楽天ゴールドカードの審査通過率を少しでも上げるポイントを紹介していきます。
1.キャッシング枠を付けない
クレジットカードの審査で、引っかかる原因になるのがキャッシング枠です。
楽天ゴールドカードでもキャッシング枠を希望できるので、ショッピング枠と一緒に申込む人もいるでしょう。
しかし、審査の通過率を上げるためにはキャッシング枠を希望しないほうが賢明です。
特に「ほかのクレジットカードやローンカードでキャッシングをしている人」や、「住宅や自動車などのローンを組んでいる人」はキャッシング枠をつけずにおきましょう。
なぜなら、キャッシング枠をつけると、総量規制などの関係で審査が厳しくなるからです。
他社からの借入があったとしても、クレジットカードの新規作成が認められる場合があります。
また、新規申込み時点でキャッシング枠をつけなかったとしても、あとからキャッシング枠の申込みは可能です。
クレジットヒストリーが優良であれば自動的にキャッシング枠が付加されるときもあります。
もちろん、付加されたからといって総量規制が気になるなら、必ずしもキャッシングを利用する必要はありません。
楽天ゴールドカードに申込む際は「本当にキャッシング枠が必須なのか」をよく考えることが大切です。
2.世帯年収は別居の家族分も加算する
楽天ゴールドカードでの審査通過率を上げるには、年収を高くする努力をすることです。
しかし、急に給料が多くなることはありませんし、バイトやパートのシフトをたくさん入れても限界があります。
そこで、個人の年収だけではなく「世帯年収」で審査を受けてみるのもひとつの方法です。
同一生計の家族がいる場合の、年収の合計です。
生計さえ同じであれば、別居の家族の年収も世帯年収に含めることができます。
たとえば、一人暮らしをしている大学生であれば、仕送りを用意してくれている親の年収も世帯年収に加えられます。
3.預貯金額は可能な限り多く申告する
世帯年収で審査を受けたくても、一人暮らしだったり、家族の許可を得られなかったりしたらその方法も実行できません。
だからといって、虚偽申告をしても給与明細や確定申告書の提出を求められれば、すぐに見破られてしまいます。
そこで、少しでも審査を有利に傾けるために、工夫したいのが「預貯金」です。
預貯金は嘘にならない範囲で最大限書けそうな金額を書いておきましょう。
預貯金は年収と違って、非常に変動しやすい項目です。
つまり、審査時に申告した額が後で変わったとしても、深刻な問題にはなりません。
注意点としては「預貯金をカード会社が重要視してくれるかどうか保証がない」ことです。
カード会社が優先的に確認するのはあくまで「年収を基準とした支払い能力」なので、預貯金まで見ていないケースも多いのです。
また、預貯金は「確認されにくい」項目であるのと同時に、カード会社からしても「確認しようがないので審査対象にしても仕方がない」とも言えます。
4.固定電話があれば必ず固定電話の番号を書く
クレジットカードの審査では「携帯電話」と「固定電話」の両方で電話番号登録が可能です。
もしも自宅に固定電話があるときは、なるべく固定電話で登録するようにしましょう。
なぜなら、固定電話だと個人情報をさかのぼり、住所確認がしやすくなるため信用力が上がるからです。
ただし、決定的に携帯電話以上の信用力を持っているとまでは言えないので、必須要素ではありません。
そもそも「固定電話で登録しなければ、クレジットカードの審査で不利になる」という情報もありますが、これはかなり古い理論でありすでに効果はないと裁判でも実証されています。
どうしてこのような情報が飛び交っているのかというと、日本では固定電話を設置するのに「電話加入権」を購入する必要があるからです。
電話加入権は最高で8万円にまで高騰して「ある程度の収入がなければ電話は引けない」ために、支払い能力を証明する要素のひとつとされてきました。
しかし、電話加入権そのものが安価になったうえ、携帯電話中心の生活が浸透して「固定電話を持っていること」がステータスではなくなりました。
少なくとも固定電話で申込んで不利になるような事態はありえないため、固定電話があるなら必ず番号を記入しましょう。
楽天ゴールドカードを作るならまずは楽天カードを持つのもおすすめ
楽天カードの基本情報は以下のとおりです。
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年会費 | 永年無料 |
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発行期間 | 通常1週間 |
申込資格 | 18歳以上(高校生不可) |
国際ブランド |
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ポイント還元率 | 1%~3% |
限度額 | 100万円 |
付帯保険 | カード盗難保険・海外旅行傷害保険 |
楽天カードは初心者向けで作りやすい
利用条件を確認してみると、楽天カードと楽天ゴールドカードに大きな違いはありません。
ただ、ゴールドカードが「満20歳以上」を対象にしている一方で、通常カードは「満18歳以上」を対象にしています。
未成年は保護者の同意が必要なものの、申込み自体は可能です。
楽天カードの審査通過率が高い理由としては「ショッピングサイトと連携しているカードだから」といえ、幅広い年代、職業の人に楽天市場でショッピングをしてもらいたいという狙いがあります。
だからこそ、楽天カードはいわゆる「スーパーホワイト」の人でも作りやすいと言えるのです。
スーパーホワイトは「クレジットヒストリーが全く記録されていない」状態を指す言葉です。
マイナスな履歴がないかわりにプラスの履歴も見つからないため、スーパーホワイトは信用力の証明にならず、審査で不利になるケースがあります。
特に、30代以上でスーパーホワイトだと「クレジットカードを作れなかった事情があったのではないか」と疑われ、審査の通過率が低くなるのです。
楽天カードの審査は、クレジットヒストリーに自信がない人でも安心して申し込めるのが魅力です。
楽天ゴールドカードへの切り替えが有利になる
多くのクレジットカードでは、通常カードから契約を結んでゴールドカードに切り替えるほうが、いきなりゴールドカードに申込むより審査の通過率が高まります。
なぜなら、クレジットヒストリーに大きな差があるからです。
特に、スーパーホワイトの人だと信用力を確かめる術がないため、カード会社は最初からゴールドカードを発行するのにためらいがちです。

また、健全にクレジットカードを利用するうえでも、通常カードから申込むメリットがあります。
一般カードはゴールドカードよりも利用限度額が小さいかわりに、逆を言えば「無駄な出費を抑えやすく、考えて買い物をする練習ができる」とも言えます。
さらに、一般カードには年会費がかからないので、保有もゴールドカードより楽です。
学生や新社会人など、年収に自信がない人は一般カードをとりあえず作っておき、生活が上向いてからゴールドカードに切り替えると身の丈にあった消費活動ができます。
ポイント付与などの特典がついてくるので、普通にゴールドカードから入会するよりもお得でしょう。
しかも、切り替え後、引き落とし口座などの情報は引き継がれるので、時間をとられるような手続きもありません。
とりあえずは一般カードを作っておいて損はないでしょう。
まずは通常の楽天カードから申し込みたい方はこちらからどうぞ!↓
楽天ゴールドカードの審査期間はどれくらい?
クレジットカードの審査から発行は、web上でおこなう会社が多くなっています。
楽天ゴールドカードの審査も、まずは専用ページで申込み内容を登録するところから始めます。

クレジットスコアリングでは、申込み者の信用力を「年齢」「年収」「クレジットヒストリー」などの要素から点数化し、合格点と照らし合わせます。
逆に、審査が長引いているときは「申込み内容に問題が見つかっている」可能性が大きいと言えるでしょう。
もちろん、楽天ゴールドカードはクレジットスコアリングの基準を明らかにしていないため、断定はできません。
もしスコアリングが足りず申込み内容を繰り返し検討されていたりすると、2日~3日ほど時間がかかってしまいます。
そうならないためにも、申込み内容に不備が出ないよう、慎重に入力作業をおこないましょう。
ちなみに、楽天カードから楽天ゴールドカードの切り替えになると、審査は社内の「クレジットヒストリー」を参照するだけなので、数分程度で終わることも珍しくありません。
審査結果が通達されてからおよそ1週間程度でカードが自宅に到着し、本格的に利用を開始できます。
まとめ
審査に落ちる原因を確認し通過するコツをつかもう!
楽天カードから始めるのもゴールドカード入手の近道
楽天ゴールドカードの審査は特別厳しいものではなく、審査条件を満たしていれば審査に通過しやすいカードです。
できれば一発でこのカードを手に入れるためにも、この記事で審査通過のコツをつかんでから申し込みましょう!
楽天カードには、一般カードよりワンランク上の楽天ゴールドカードがあるみたいなんですけど、審査とかどうなってるのか気になります。