PARCOカードで買い物をしたら、もちろん後払いで支払う必要があります。
もし口座の残高不足などで支払いに遅延が発生すると、契約者の履歴に傷がついて今後のクレジットカードの利用に悪影響が出てしまうかもしれません。
支払いに関して、日ごろから締め日を意識することが一番重要です。
そこで今回はPARCOカードを利用する際に大切な、締め日や支払い日について詳しく解説していきます。



これって遅延になっちゃいますよね?

締め日が過ぎても支払い日前なら遅延にならへんで!

私もまだまだ勉強不足ですね・・・。
せっかくなのでPARCOカードと締め日、支払い日についておさらいします!
最初にPARCOカードについて紹介しますので、ご覧ください!
券面 | 特徴 | 公式ページ |
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目次
PARCOカードはクレディセゾンとの提携カード
クレディセゾンが提携したPARCOカードは、さまざまなメリットを契約者にもたらしてくれるクレジットカードです。
- Visa、MasterCard、JCB、AmericanExpress
- 「パルコ・アメリカン・エキスプレス・カード」を除き年会費は無料
- 舞台公演などのチケットやDVD、書籍などが抽選でプレゼントされるイベントがある
- 提携ホテルの割引など
- 海外の店舗で受けられるサービスも用意
⇒国内外を問わず、幅広いシーンで活用できるカード
- 必要な情報を入力し、審査を通過すれば契約を結べる
- 審査結果はメールで通達され、カードが送られてくる
- 「パルコ・セゾンカウンター」で登録情報を照会してもらえれば最短で入手できる
- 高校生を除く18歳以上なら誰でも申し込み可能
PARCOカードの4つの支払い方法



後払いになるだけで、負担しなくちゃいけないのは変わらないんじゃ。

せやけどPARCOカードには支払い方法もたくさんあるから自分に合った方法をケースバイケースで選べるんやで!

PARCOカードの支払い方法は複数の支払い方法から選べます。
用意されているのは「リボ払い」「1回払い」「2回払い」「ボーナス払い」です。
PARCOカードのショッピングの締め日と支払い日
クレジットカードにはカード会社によって、「締め日」と「支払い日」が設けられています。
「締め日」とは、月々の買い物額の合計を求めるための期日です。
そして、「支払い日」にはカード会社と契約している額が口座から引き落とされます。
ATMなどで振り込む人もいますが、手間を考えると、口座からの引き落としを設定しておくのが一般的です。
PARCOカードのショッピング枠は「毎月10日締め、翌月4日お引き落とし」に設定されています。
つまり、11日から翌月10日までの買い物額が「その月の利用額」としてカウントされます。
そして、締め日から数えて翌月4日には、口座からお金が引き落とされる流れです。
4日が金融機関の休業日の場合は、翌営業日に引き落とされます。

キャッシングを利用されている方はご注意ください。
締め日を過ぎても遅延にはならない!
クレジットカードを利用するにあたって、非常に気をつけるべきポイントが「支払いの遅延を起こさない」ことです。
そのため、カード会社との契約内容はよく確認し、「うっかりミス」のない支払い計画を立てる必要があります。
たとえば、「締め日」についても把握しておきたいポイントです。
締め日を意識してカードを利用しなければ、「自分が今月はどれくらいの買い物をしたか」が計算できません。
その結果、支払いきれないほどの利用額になってしまい、支払い日で遅延を起こすリスクが高まります。
とはいえ、「締め日」の役割はあくまでも「翌月の引き落とし金額が決定される日」のことです。
締め日を過ぎた時点で口座に支払い額が準備されなかったとしても、すぐ「遅延」にはなりません。
締め日を参考にしながら、支払い日までに十分なお金を振り込んでおくようにしましょう。
ちなみに、PARCOカードでは締め日に決まった金額が20日頃に利用明細として送られてきます。
利用明細をチェックすれば、支払い日にどれくらいの金額が引き落とされるのか確認ができます。
ただし、例外なのは「リボ払い」で契約を結んでいる場合です。
締め日までに10万円の買い物をした場合、1回払いなら「10万円」、2回払いなら2カ月にまたがって「5万円」が引き落とされます。
しかし、リボ払いなら指定した金額が毎月引き落とされるため、「1万円」と決めていたなら、締め日までの利用額にかかわらず「1万円」が請求され続けることになります。
支払い日を過ぎたら遅延になる!
PARCOカードを利用するにあたり、「遅延」の基準となるのは「支払い日」です。
支払い日を過ぎて、十分な支払いができなければ遅延になるので気をつけましょう!
支払い日を把握しておくのはもちろんですが、月々の利用明細書にも必ず目を通し、支払い日までに口座の残高をチェックする習慣を持ちましょう。
どうして「遅延」が重大な問題なのかというと、与信に関わるからです。
与信とは取引相手に信用を与えることをいいます。
PARCOカードに限らず、クレジットカードを利用している人は、個人情報が「信用情報機関」のデータベースに登録されています。
そして、カードの利用状況から支払い状況まで、細かい履歴が更新されていきます。
もしも利用者が「遅延」や「滞納」などのトラブルを起こしてしまうと、信用情報機関にマイナス履歴が残ってしまうのです。
この状態を「ブラックリストに載る」と表現します。
一度ブラックリストに載るとすぐには履歴が消えません。
しかも、ブラックリストはカード会社や金融機関の間で共有されます。
そして、その間「与信が下がる」デメリットをこうむります。
「お金を融資するだけの信用度がない」とカード業者に思われてしまうので、新たにクレジットカードを作ることができません。
また、限度額を増やしたり、ローンを組んだりする際にも審査に落ちやすくなります。
「支払い日は絶対に守る」という意識でPARCOカードを利用しましょう!
支払い日を1日でもすぎると遅延金が発生する

「少しくらい支払いが遅れても大丈夫ではないのか」と考え、つい支払い手続きを怠ってしまう人もいます。
しかし、1日でも支払い日をすぎると遅延になるので注意しましょう。
たとえ1日でも「遅延」となり、その記録は残り、遅延金が発生してしまいます。
リボ払いの場合だと、一定額より多い支払いを請求されることはめったにありません。
しかし、支払い額のうち、元金に充当していた割合から「遅延金」が差し引かれてしまいます。
そのぶん完済が遠のいてしまうので、1日や2日であっても遅延を起こさないように注意しましょう。
遅延があったからといって、すぐに与信が悪くなるとは限りません。
いつもは真面目に支払いを続けてきた人が、うっかり遅延をしても問題視されないケースもあります。
少しくらいの遅延ならカード会社も深刻なダメージを受けないため、クレジットヒストリーに影響がないときも多いのです。
しかし「わずかな遅延」であっても、あまりにも頻繁に続いてしまうと信用情報に響く恐れが出てきます。
「計画性がない」「収入に問題がある可能性がある」とカード会社に解釈され、今後の取引にも影響をおよぼすでしょう。
また、カード会社が「何回遅延を起こしたら問題にするか」という基準は断定できません。
ともすれば、1回の遅延すら重要視し、信用情報に傷が入ってもおかしくないのです。
1回たりとも遅延は起こさないように支払いを続ける気持ちを大切にしましょう。
遅延が増えると利用が止まる可能性が!
支払い日にお金を用意できないようになり、遅延が増えると利用が止まる可能性があるので注意しましょう。
なぜなら、「遅延は返済能力の低下」とみなされるからです。
カード会社は契約者の「返済能力」を非常に重要視しています。
返済能力がなくなった契約者は、遅延どころか滞納を繰り返すようになり、カード会社に損失を与える危険があるからです。
返済能力の低下がより深刻になると、債務整理を選ぶ契約者も出てくるでしょう。
契約者が債務整理を決断すれば、カード会社は元金や利息を回収できず、損失はふくらみます。
そうなる前に、カード会社は契約者の利用を停止させる必要があるのです。
年収、勤務先の安定性のほか、「支払い状況」も返済能力を見極めるための大きな指針となります。
登録情報では収入や職業に問題がなくても、実際の支払いでトラブルを連発していたのでは意味がありません。
カード会社からの信用は失われていくでしょう。
もしもカードが利用停止になると、契約者にとっては苦しい状況が待ち受けています。
ショッピングやキャシングで使えなくなるため、お買い物が不便になります。
しかも、カードを利用した分の支払いが少なくなるわけではありません。
カードは使えないのに、支払いだけは続けなければいけない毎日が始まります。
経済的にも精神的にも苦しくなるので、そうならないように返済は真面目に行うよう心がけましょう。
遅延損害金の利率も高い!
PARCOカードをはじめ、クレジットカードの支払いで遅延になると遅延損害金が発生ます。
これは、遅延によってカード会社がこうむった損害を契約者に請求する仕組みです。
支払いが遅れれば遅れるほど、遅延損害金の額も高くなっていきます。
遅延損害金は通常の利率より高いので、利息がかさむのがデメリットです。
遅延によって支払いがずれるだけでなく、金額的にもますます完済が遠のくので要注意です!
遅延損害金は、支払い日の翌日から発生します。
PARCOカードにおける遅延損害率は「ショッピングの1回払い」「ショッピングのリボ払い」の契約で「年率14.60%」です。
「ショッピング2回払い」「ショッピングのボーナス一括払い」になれば、「年率6.00%」となります。
ちなみに、「キャッシングの1回払い」および「キャッシングのリボ払い」では年率17.52~20.0%です。
これらを踏まえて、PARCOカードの遅延損害金を算出するための計算式は
遅延損害金=PARCOカードの利用残高×年率÷365(日)×遅延日数
仮に、PARCOカードのショッピング利用残高が50万円でリボ払い、1週間の遅延を起こした場合
額だけ見れば「少ない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、リボ払いの月支払い額に1400円が加算されると考えれば、決して少ないとはいえません。
最初から「遅延は起こさない」という発想でクレジットカードを使いましょう。
キャッシングをしているなら特に注意が必要!
遅延になりやすい要素として、「キャッシング枠」があります。
多くのクレジットカードでは、「ショッピング枠」とは別に「キャッシング枠」が設けられています。
「ショッピング枠」は買い物を後払いにできる機能ですが、キャッシング枠は現金を引き出せる機能です。
あくまで額は「ショッピング枠の一部」にとどまるものの、現金が必要な場面で応用できる便利な仕組みです。
提携しているATMでキャッシングは可能なので、「自分の銀行カードが使えるATMが見つからない」ときなどにキャッシング枠は役立ちます。
ただし、キャッシングはショッピングよりも実質年率が高いので、利息が高くなりやすい傾向があります。
「リボ払い」にしているとトータルの支払い利息も増えていくので注意しましょう。
しかも、リボ払いは返済期間も長くなりがちです。
キャッシングをしたら速やかに返すようにしてください
キャッシング枠は、利用すればするほど「総量規制」に引っかかる恐れも出てきます。
ショッピング枠は対象外ですが、業者は契約者の年収に対して3分の1を超える額を融資できません。
そして、融資額とは「契約しているすべての会社から受けた融資の総量」です。
つまり、キャッシング枠を利用しすぎると「総量規制」を超えて、他のカードローンと契約したり、ローンを組んだりできなくなるリスクが高まります。
キャッシング枠はあると便利ですが、デメリットもともなう機能です。
衝動的に利用するのではなく、必要最低限の利用にとどめるよう意識しましょう。
パルコカードの遅延を防ぐ4つの方法
PARCOカードでの遅延を防ぐためには、「締め日の考え方」を意識してみましょう。
締め日を覚えておく
まず、「締め日」を覚えておくのは大前提です。
締め日を知らずに大きな買い物をしてしまうと、その月の利用額がふくらみ、支払いが難しくなってしまいます。
1カ月の買い物の金額を調整するために、締め日を覚えておきましょう。
締め日を覚えておくと、月ごとの利用額のバランスをとりやすくなります。
「当月分は買いすぎだ」と思ったら、締め日をすぎてから買うといいでしょう。
出費を翌月にまわし、当月の利用額を抑えます。
特に、1回払いや2回払いで契約している契約者は、利用額が増えれば支払い額がダイレクトに変動してきます。
「今月は収入が少なかったから、PARCOカードに頼ろう」と考えるだけでは、支払いはどんどん苦しくなっていきます。
締め日が近づいてきたら、「ここで本当にPARCOカードを使うべきか」と検討するのがおすすめです。
契約者がどれだけ「締め日を意識して利用できているか」を確認するためには、利用明細書を見るのがいいでしょう。
利用明細書には、その月の消費活動が記載されています。
あまり意識せずにPARCOカードを使ってしまう人も、利用明細書を見れば「無駄づかいはなかったか」「翌月にまわせる買い物もあったのではないか」と振り返れます。
そして、利用態度に反省点を活かすようにすれば、徐々にPARCOカードの効率的な使い方が見えてきます。
「Netアンサー」を見る
そのほか、「Net アンサー」を見るのもひとつの方法です。
Net アンサーはPARCOカード契約者が利用できるインターネットサービスであり、詳しい利用状況を開示してもらえます。
「今月はPARCOカードを利用しすぎていないか」などを簡単にチェックするにはぴったりのサービスです。


確かにPARCOカードの利用残高にも余裕ができやすいと「気がつけば限度額に達してしまった」というの問題も避けられますね。
口座を確認する
PARCOカードの遅延を防ぐためには、「支払い日の考え方」も見直してみましょう。
PARCOカードの支払いは口座からの引き落としなので、通常は遅れることはありません。
ただし、「登録した口座情報が間違っていた」なら引き落としができず、「遅延」として記録されてしまいます。
口座情報を登録する際には、「口座番号が間違っていないか」「支店名や名義は正しいか」をしっかり確認しておきましょう。
次に、「口座の残高不足」を注意します。
PARCOカードで支払いトラブルが起きるとすれば、「支払い額が口座に入っていなかった」というケースがもっとも考えられるからです。
契約者本人に悪意がなくても「遅延」として記録されるのは変わりありません。
口座には余裕を持って入金をしておきましょう。
20日になれば利用明細が届くため、「十分なお金が入っているだろうか」と気にするような習慣を身につけておくのが肝心です。
他のカードの支払い日も確認しておく
「十分なお金が入っていたと思ったのに、遅延になってしまった」というトラブルも、まれに起こります。
原因のひとつが「そのほかの支払い日と重なってしまった」可能性です。
特に、クレジットカードやカードローンを他社と契約している人はそれぞれの支払い日にも注意しておきましょう。
他社の利用額が多くなった月には予想以上の引き落としがなされがちです。
そもそも、複数のカードがあり、支払い日がバラバラだと問題が生まれやすくなるのは当然です。
「利用額の少ないカードから優先的に完済しておく」「中心となって使うカードを決めておく」など、カードの使い方を工夫するようにしてみましょう。
あるいは、可能な限り支払い日の近いカードと契約しておくのも効果的です。
「引き落とし」を利用していると、つい支払い日を忘れ、遅延が起きてから問題に気づかされます。
そもそも問題が起こらない環境を自ら整えましょう。
万が一遅延となってしまった場合は、こちらの記事を読んで対処することをおすすめします。
余裕があれば多めに入金!
PARCOカードに限らず、余裕があるときほど多めに支払うようにしましょう。
なぜなら、今後のカード利用に対するメリットがあるからです!
信用が上がる
多めに支払うメリットとしてはまず、「信用が上がる」可能性です。
クレジットカードを利用していると、すべての利用履歴が「クレジットヒストリー」としてカード会社に把握されます。
クレジットヒストリーに傷がつくような行為を働くと、今後の契約内容に支障をきたしてしまいます。
逆に、クレジットヒストリーがきれいな契約者は「優良顧客」とみなされ、利用枠の増額審査に通りやすくなるなど、優遇されるようになるのです。
増える利用枠はショッピングだけではありません。
申し込み時はキャッシング枠を申請していなかった契約者も、真面目に支払いを続けることでキャッシング枠が追加されます。
審査に通りやすくなる
次に、「将来ローンを組むときに審査に通りやすい」のも大きなメリットです。
ローンの審査では、クレジットカードの利用状況も細かく調べられます。
たとえ、支払いで起こったトラブルを隠そうとしても信用情報機関のデータベースはごまかしようがありません。
「不利な情報を隠そうとした」という事実が、審査に悪影響をおよぼすでしょう。
しかし、支払いを多めに続けられるほどの契約者なら、信用情報にもマイナス履歴は記載されていません。
むしろ「返済能力が高い」「計画的な利用もできる」と認定され、多額のローン契約も結べるようになります。
返済が早く終わる
そして、当然ながら「多めに支払うと早く返済が終わる」のもメリットです。
リボ払いなどは便利な仕組みですが、返済期間が長引いてしまうため、結局は利息もふくらむケースが少なくありません。
また、キャッシング枠も利用している人は、他社とカード契約を結ぶときにも「総量規制」に加算されてしまいます。
PARCOカードの返済が早く終われば、他社と新たに契約を結ぶ際にも有利になるでしょう。
まとめ
PARCOカードは日々の買い物を便利にしてくれるだけでなく、さまざまな特典が用意されているので生活がより楽しくなります。
しかし、PARCOカードの魅力を実感するには、支払いについても高い意識を持たなくてはいけません。
支払いが遅れれば、遅延損害金を払わなくてはいけないだけではなく、PARCOカードの利用そのものが停止するリスクが出てきます。
無理のない利用枠で申し込み、計画性のある利用を心がけるようにしましょう。
健全にPARCOカードを利用していくための大きなポイントが「締め日」と「支払い日」です。
PARCOカードは毎月、決まった日に締め日と支払い日が設定されています。
締め日までの利用額を把握し、支払い日までにお金を用意するのが、PARCOカードを正しく利用するうえでのコツです。
PARCOカードの締め日や支払いサイクルを覚えて、きちんと返済していきましょう!
PARCOカードが気になった人や申し込みたいと思った人はこちらからどうぞ!