給料日が「月1回」は本当に正義なのか?【楽天早トク給与】が示す可能性

新登場の給与前払いサービス楽天早トク給与

友人や親せきの結婚式が重なることってありますよね。

なぜピンポイントで重なってくるのかわかりませんが、ご祝儀を用意したら今月使えるお金がもう……。

こんなとき、自分の次の給料から簡単に前払いしてもらえるとしたらどうでしょう?

もちろん上司に給料の前払いを直接交渉する必要もありません。

そんな画期的なサービスが、楽天カード株式会社が2020年4月に提供を開始した【楽天早トク給与】です。

【楽天早トク給与】とは?

【楽天早トク給与】のサービスをイメージとして表すと、下図になります。

楽天早トク給与のイメージ
楽天早トク給与
https://salary.rakuten.co.jp/

簡単にいうと、従業員が給与を前払いしてほしいときに、楽天カード株式会社が代わりに勤務先の企業法人口座から働いた分の給与を入金してくれる、ということです。

上司に面と向かって「あの、給料をちょっと先にいただきたいのですが……?」とは相談しにくいものですが、この【楽天早トク給与】なら気軽に前払いの申請を出すことができますね。

もちろん自分の働いた分の給料を前払いしているだけなので、借金とは異なります。

そのため金利を支払う必要もないだけでなく、むしろ楽天ポイントを受け取ることもできるのです(※受け取り口座が楽天銀行の場合のみ)。

つまり自分の給料日を何回でも増やせるので、なんなら週払いや日払いにすることだってできてしまうというわけです。

「給料=月に1回もらうもの」という常識が揺らぎそうなサービスですね!

そこでもっと詳しく【楽天早トク給与】を知るために、当編集部は楽天カード株式会社にお話を聞いてみました。

 

【楽天早トク給与】について楽天カード株式会社に聞いてみた!

楽天カードのロゴ

編集部
Q. そもそもの話ですが、「給与前払い」というサービスを開発した理由はなんでしょうか?

楽天カード
――働きかた改革など多様な働き方の普及が進むなか、非正規雇用の方々のニーズに応えるサービスを開始することにしました。また、5月15日から正社員を含む全雇用形態の方々へサービスの提供が可能となりました。

編集部
Q.特に若年層からのニーズが多いとのことですが、【楽天早トク給与】利用される具体的なシーンはどういうシーンが多いのでしょうか?

楽天カード
――旅行や特別なお買い物など急な出費が必要になるケースを想定しています。
そのなかでも若年層はそれに対応できる貯蓄が少ないと想定され、前払いニーズが高いのではないかと考えております。

確かに友人の結婚式のご祝儀や不意の税金の請求など、突発的な出費でうろたえることありますよね。

また転職したときも新しい勤務先が「末日締めの翌月25日払い」だったり「末日締めの翌月末払い」だったりすると、入社してから50日以上無収入の状態になります。

この期間をどう食いつなぐか?で死活問題になった記憶が筆者にはありますが、こういったとき【楽天早トク給与】は大いに役立ってくれそうです。

 

ところで【楽天早トク給与】は自身の勤務先が導入してくれないと、利用することはできません

となると【楽天早トク給与】の企業側の導入状況が気になりますね。

編集部
Q. 【楽天早トク給与】のサービス開始から 1 か月経過しましたが、どのような反響がありましたか?

楽天カード
――新型コロナウイルスの影響がありますが、HPへのアクセスやHP経由での資料問い合わせなど一定の反響をいただいております。

現状新型コロナ対策に手いっぱいになっている企業が多いと思われますが、落ち着いたあとに導入する企業が増えることに期待しましょう!

 

またほかにも実際に給料の前払いを受ける側として、気になるところもお聞きしました。

編集部
Q. 前払いを受けた際、勤務先の企業にも「誰が、いつ、いくら前払いを申請した」などの情報が共有されるのでしょうか?

楽天カード
――従業員の利用実績(誰が・いつ・いくら申請したか)は、企業様の楽天早トク給与管理画面で随時ご確認いただけます。

編集部
Q. 前払い額が過剰になると「退職したくてもできない」という負の状況が出てきたりしませんか?

楽天カード
――【楽天早トク給与】は、働いた分の実績に基づく給与支払いとなっています。
従業員の前払い申請可能金額の割合は、導入企業ごとに上限設定する仕組みです。

当然ながら自身が申請した内容は勤務先にも共有されますが、上司に面と向かって直談判するよりかは申請しやすいことは間違いありません。

また「前払いの受けすぎ」を予防する仕組みも用意されているので、本サービスをかしこく利用することもできそうです。

 

月給制は「当たり前」ではない

ところで海外に少し目を向けてみると、給料日が月に2回以上ある国が意外にもあります

たとえば米国のいくつかの業種やカナダでは「2週間に1回」というのが一般的なようです。
特にカナダはそれが法律で規定されています。

また日本でも月給制が幅広い職種にまで定着したのは、戦後になってからとも言われます(それまでは日給)。

こうして目線を広げれば「月1回の給料日」というのは、単なる固定観念にすぎず今後も大きく変わる可能性も秘めていそうですね。

もちろんこうした給料日の回数の違いはそれぞれメリット・デメリットがありそうです。

ですが少なくとも自分で給料の支払いを受けるタイミングを調整できるとなると、実生活においても変化が生まれそうです。

 

「次の給料日まで我慢……」は本当に正しいのか?

本当にその我慢は正しい?

たとえば、ほしいものを前にしたときにありがちなことですが
「とりあえず次の給料日まで我慢しよう……!」
という我慢。

これって本当に必要な我慢なのでしょうか?

単なる一時の衝動でしかなく買ったあとに後悔するようなものなら、この我慢は「無駄な出費を節約できた」という意味で正解かもしれません。

ですが、これが人生を本当に便利/豊かにしてくれるものであったり、自身のキャリアやスキルを向上させてくれるものだった場合はどうでしょうか?

どうせのちのち給料日に買うつもりなら、1日でも早くそのモノやサービスを手して、その利点を享受したほうが得だ、という見方もできますよね。

またそれが期間限定のセール品で、給料日を待っているとセール期間が終わってしまう場合はどうでしょうか?

いまなら割引価格で買えるものを、不用意に我慢したばかりに、割高で購入することになりますね。

クレジットカードもそうですが、「決済(支払い)のタイミング」と「サービスやモノを手にするタイミング」は前後させることができます

給料の前払いというのは、緊急時の助け舟としても利用できますが、こうした夢の実現の前倒し策としても利用できそうです。

 

まとめ

今回は2020年4月にリリースされた【楽天早トク給与】をご紹介しました。

今後幅広い企業に導入されるようになると、私たちの給料日に関する考え方も大きく変化するかもしれませんね。

もし月に1回の給料日が自分で好きなように変更できるようになったとき、あなたはどんな風に活用したいですか?

楽天カードのロゴ

取材協力先:楽天カード株式会社
https://www.rakuten-card.co.jp/