- 法人カードのメリット、デメリット
- メリット別おすすめ法人カード
法人カードをいざ作ろうと思ったとき、たくさんあるカードの中からどのようにして選べばよいのか悩むことがあるかもしれません。
そのようなときは、法人カードにあるさまざまなメリットから自分の使い方に合うものを見つけるとよいでしょう。
「法人カードのメリットってどういうもの?」
「求めるメリットが備わったカードを知りたい」
そんな疑問も今回の記事を読めば解決!
今回は法人カードにどのようなメリットとデメリットがあるのかを解説します。
基本のメリットに加え、「ポイントが貯まる」「ETCカードを複数発行できる」「キャッシング機能がある」といったメリットのあるおすすめの法人カードもまとめたのでぜひご覧ください。
最初に、今回の記事でおすすめの法人カードをメリットごとにご紹介します。
メリット | カード名 | |
---|---|---|
ポイントが貯まりやすい | 三井住友ビジネスカード for Owners | |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード | ||
楽天ビジネスカード | ||
ETCカードを複数枚 発行できる | JCB法人カード | |
三井住友ビジネスカード for Owners | ||
UC法人カード | ||
楽天ビジネスカード | ||
キャッシングが利用できる | オリコ EX Gold for Biz S | |
三井住友ビジネスカード for Owners | ||
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
このページの目次
法人カードの基本のメリットを3つご紹介
法人カードには個人事業主や会社経営者が利用するためのメリットがさまざまあります。
ここでは「法人カードのメリットといえばこれ!」というものをご紹介します。
1.経理業務の合理化
法人カードを使うことにより利用明細書で経費の「見える化(可視化)」ができ、計上漏れも防いで経理清算が楽になります。
従業員も法人カードを利用することで、経費の立替や仮払いをした場合の現金出納が必要なくなるので経理業務が軽減されます。
2.キャッシュフローの安定
複数カ所への支払いが必要な場合も、振込手数料や振り込みの手間が削減されます。
さらに法人カードを利用すれば決まった日に引き落としがされ、支払い日まで猶予ができるのでキャッシュフローが安定し、資金繰りが楽になります。
3.ビジネスに特化したサービス内容
ビジネスシーンに合った付帯補償や優待サービスがそろっているのも法人カードの特徴です。
出張が多い場合には国内や海外の旅行傷害保険や現地でのサポートサービスが付帯しているかどうかや、取引先との接待、従業員やその家族への福利厚生などの内容もどのようなものがあるか確認するとよいでしょう。
法人カードのデメリット
法人カードのデメリットとして、「年会費無料のものが少ない」「キャッシングサービスが利用できないものが多い」という点が挙げられます。
「初年度年会費が無料」という法人カードはあっても「永年無料」というカードは少ないので、「年会費を抑えたい」という場合はデメリットになってしまうでしょう。
ただ、法人カードは年会費以上に業務上でメリットになるサービスが多くあるので、必要経費と考えるとよさそうです。
また、「キャッシングができる」法人カードは選択肢が少ないので、ほかにも必要なサービスが欲しい場合はそれを補う法人カードも発行して複数枚持つというのもひとつの手です。
そうすることで利用限度額を増やすこともできるため、結果的にいざというときの限度額の確保もできます。
ここまで法人カードのメリットについてご紹介してきました。
次の章では、おすすめの法人カードについてそれぞれのメリットをピックアップしていきます。
おすすめ法人カード
三井住友ビジネスカード for Owners
「三井住友ビジネスカード for Owners」はポイントが貯まりやすく、キャッシングの利用も可能な法人カードです。
通常1,000円につき1ポイントのワールドプレゼントのポイントが貯まりますが、対象店舗によっては2倍もしくは5倍になります。
対象店舗を最大3つ登録し、三井住友ビジネスカード for Ownersを利用するとポイント2倍!
対象店舗は公式ページをご確認ください。
さらに、三井住友ビジネスカード for Ownersを支払いに利用すると以下の対象店舗でポイントが5倍貯まります。
- セブン・イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- マクドナルド
また、キャッシングはビジネス、プライベート、どちらの用途でも利用可能。
全国の提携金融機関・ゆうちょ銀行・コンビニのATM、CD(キャッシュディスペンサー)で利用できます。
【プラチナカード】0万円~100万円
楽天ビジネスカード
![]() | |
申し込み対象 | 20歳以上で安定した収入のある法人代表者および個人事業主の方 |
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年会費(税別) | 2,000円 |
国際ブランド | VISA |
おすすめメリット |
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「楽天ビジネスカード」は楽天プレミアムカードの付帯カードになるため、まずは楽天プレミアムカード(年会費:税別10,000円)を申し込む必要があります。
楽天プレミアムカードは個人カード、楽天ビジネスカードは法人カードと分けて使えるうえに貯まるポイントはどちらも楽天スーパーポイントなので、プライベートでもビジネスでも同じポイントがザクザク貯まるというメリットがあります。
また、通常100円につき1ポイント貯まる楽天スーパーポイントですが、楽天市場での買い物に楽天ビジネスカードを利用した場合なんと貯まるポイントが最大で5倍にもなるのです。
さらに楽天ビジネスカードにはETCカードを複数枚追加することができ、ETCカードの利用でも楽天スーパーポイントが貯まります。
年会費は1枚目が無料、2枚目以降は500円(税別)となります。
業務上、車を使う機会が多いのであればおすすめのカードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」を利用した場合、通常100円につき1ポイントが貯まります。
これだけでも法人カードの中では還元率が高いほうではありますが、「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費:税別3,000円)に登録することでポイントがさらに貯まりより効率よく使うことが可能になります。
また、ポイントの有効期限は最大3年間で一度でもアイテムと交換すれば無期限となりますが、メンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば最初から無期限。
期限を気にすることなく、好きなアイテムに交換するまでポイントを貯め続けることができます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録する前とした後のポイントの交換率の違いは以下をご覧ください。
ANAマイルへポイントを移行する場合 | |
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未登録の場合 | 2,000ポイント ⇒ 1,000ANAマイル |
登録済の場合 | 1,000ポイント ⇒ 1,000ANAマイル |
支払いへのポイント利用 | |
未登録の場合 | 1ポイント ⇒ 0.3円 |
登録済の場合 | 1ポイント ⇒ 1円 |
JCB法人カード
「JCB法人カード」はETCカードを年会費無料で複数枚発行することができます。
本会員カードの枚数に関わらず追加でき、車で営業に出た際の有料道路利用代金を会社の経費としてまとめて清算できるメリットがあります。
ETCカードの走行日、利用区間、金額などの利用状況をWEBで照会することも可能です。
UC法人カード
![]() | |
申し込み対象 | 法人および個人事業主の方 |
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年会費(税別) | 【一般】 1枚あたり1,250円 |
【ゴールド】 1枚目10,000円 2枚目からは1枚あたり2,000円 | |
国際ブランド |
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おすすめメリット | ETCカードを年会費無料で複数枚発行可能 |
「UC法人カード」は、ETCカードを年会費無料で本会員カード1枚につき複数枚発行することが可能です。
車の使用者ごとに発行することでそれぞれの明細管理もしやすくなります。
また、ETCカードを利用した分も永久不滅ポイントが貯まります。
オリコ EX Gold for Biz S
申し込み対象 | 個人事業主の方 |
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年会費(税別) | 初年度:無料 次年度:2,000円 |
国際ブランド |
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おすすめメリット | キャッシングの利用ができる |
「オリコ EX Gold for Biz S」は個人として事業所得を申告している方向けの法人カードで、キャッシングが利用できることがメリットのひとつです。
キャッシングが利用できると、いざというときの資金調達や予想外の支払いにも役立てられます。
キャッシングの利用可能枠は10万円~100万円で、返済方法は「1回払い」または「リボ払い」となります。
利用用途は事業に関する資金借入れに限ります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
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申し込み対象 | 個人事業主または経営者の方 (学生、未成年を除く) |
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年会費(税別) | 20,000円 ※年間200万円以上のショッピングの利用で次年度本会員年会費を10,000円に優遇 |
国際ブランド | AMEX |
おすすめメリット | キャッシングの利用ができる |
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は銀行やコンビニなど、セゾンマークのステッカーがある全国のATM、CD(キャッシュディスペンサー)でキャッシングの利用ができます。
海外でも「AMERICAN EXPRESS」のステッカーがある世界中のATM、CDで現地通貨を引き出すことが可能です。
支払い方法は「1回払い」または「リボ払い」となります。
まとめ
今回は法人カードのメリットとデメリットについてご紹介してきました。
基本的にはどの法人カードにもビジネスシーンに役立つさまざまなメリットがそろっています。
そこにプラスしてさらに必要なサービスがあるかどうかが、法人カードを選ぶコツといえるでしょう。
法人カードをどのように使うか確認して最適な1枚を見つけてみませんか?