法人カードのメリットとデメリット|カード選びのポイントを解説

法人カードのメリットとデメリット

この記事でわかること

法人カードを作るメリット・デメリット

法人カードを選ぶ目安となるポイント

おすすめの法人カード

最近は、経費管理のしやすさやキャッシュフロー改善などの理由から、社員に法人カードを持たせる企業が増えてきています。

「法人カードを利用するメリットを知りたい!」
「デメリットはあるの?」

ビジネスに活用するとどんなメリットがあるのか、またデメリットはあるのか、法人カードを作る前に知っておきたい方もいるかもしれませんね。

そんな方に向けて、今回はは法人カードを利用するメリット・デメリットやカードの選び方、おすすめの法人カードなどについて解説していきます!

今回ご紹介する法人カードはこちら↓

券面特徴公式ページ
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  • アメックス発行の法人・個人事業主向けのビジネスカード!
  • 福利厚生サービス「クラブオフ」VIP会員登録料が無料
  • ビジネスカード会員限定のイベントを開催
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
  • 年会費無料でETCカード5枚/その他追加カード4枚まで発行可能
  • 本人確認書類のみで申し込み可能なため、起業して間もない法人も申し込みやすい!
  • 限度額の設定は柔軟に対応
EX Gold for Biz
  • ポイントが貯まりやすい!
  • 優待価格で利用できる福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」付帯
  • Visaのタッチ決済対応
三井住友ビジネスカード for Owners
  • 格安の年会費用で持てる三井住友カードのビジネスカード!
  • 登記簿謄本・決算書不要で作れる
  • 海外旅行傷害保険は最高2,000万円付帯
ライフカードビジネスライト
  • スタンダードとゴールドの申し込みが可能
  • 最短4営業日発行!
  • お得な年会費で優待サービスが豊富
JCB法人カード
JCB一般法人カード
  • 法人向け出張サービス「JAL ONLINE」「ANA desk」利用可能
  • 「エクスプレス予約」が会員価格1,000円(税抜)
  • 「じゃらん」で法人向けプランを提供

法人カードを利用する5つのメリット

1.経理業務の効率化

法人カードを社員にも導入する最も大きなメリットとして、経費精算の簡略化が挙げられます。
クレジットカードの利用で、現金の出し入れとそれに関わる経理事務がなくなり、経理業務全体の効率化が期待できます。

例えば、出張での交通費や宿泊費は多くの場合、現金の仮払いか立て替え払いを行います。

出張から戻った社員は、出張先や宿泊先、交通機関などの報告とともに領収書を提出。
それに従って経理担当者は経費の精算作業をしなければなりません。

現金出納はそのたびに記帳が必要です。
出張が多い企業などでは、それだけでかなりの時間を取られることになります。

法人カードを社員に持たせていれば、このような手順が一切なくなり、利用明細はいつでも確認が可能!
請求は一括処理されます。

もう少し細かく見ると、以下の面で経理の簡略化が期待できます。

法人カードの明細を利用するメリット
  • 領収書の紛失を防げる
  • 誰がいつ、どこで、何に使ったのかクリアな状態になる
  • 経費の計上漏れが防げるので、修正や調整の事務処理の手間が省ける
経理業務の効率化
補足説明

個人カードでビジネス上の支払いを済ませることもできますが、後で整理するのが大変になってしまいます。

そのため、すでに個人カードを持っていたとしても法人カードと使い分けましょう。
そうすることで経理の透明化にもつながります。

 

2.保険の付帯

法人カードには、ほとんどの場合保険が付帯しています。

旅行傷害などが多いのですが、中には国内移動の補償が厚く、ライフカードのシートベルト傷害保険といった日常生活をカバーするような保険がついていることも。

出張が多い企業にとって、出先でのトラブルを補償してくれる保険付きの法人カードはとても心強い存在です。

法人カードの主な保険
  • 海外旅行傷害保険:海外旅行中の病気や怪我、死亡などを補償
  • 国内旅行傷害保険:国内旅行中の病気や怪我、死亡などを補償
  • ショッピング保険:クレジットカードで購入した商品の盗難・破損などを補償
  • シートベルト傷害保険:自動車搭乗中、シートベルトを着用している間の急激かつ外来の事故による被害を補償
  • 航空機遅延保険:航空機の遅延によって自己負担した宿泊費や食事代などを補償

 

3.ビジネスをサポートする優待サービス

法人カードの中には、さまざまな割引優待や空港ラウンジの利用などの特典がついているものもあります。

カードの提示によっての割引などは、プライベートシーンでも使える特典です。
もちろん、私的な乱用についてはしっかりとした監視体勢が必要ですが、法人カードの特典を福利厚生に活かすことは経営者として賢い判断といえるでしょう。

優待サービスの例
  • 国内外の空港ラウンジ無料利用サービス
  • 各分野の専門家への相談サービス
  • 会計ソフト利用の割引
  • 旅行費用・交通費の割引
  • 福利厚生施設の割引

 

4.ポイントが貯まる

法人カードの中にはポイントが貯まるカードもあります。

たとえば、ポイント還元率が0.5%で月間のカード利用額が10万円なら、5,000円分のポイントが貯まります。

法人カードは個人カード以上の額を利用することも多いので、ポイントに還元することは大きなメリットになります。

 

5.キャッシュフローの改善

現金は基本的にその場での支払いになりますが、クレジットカードは後払いです。

実際の支払いが、およそ1~3か月後の決まった日になるので、キャッシュフローにゆとりと安定感が生まれます。

また、請求が一元化されることで経営者としても資金計画やキャッシュフロー管理が楽になります。

キャッシュフローの改善

 

法人カードのデメリット

多くのメリットがある法人カードですが、注意点もあります。
ということでここからは、法人カードを利用するうえで注意しておきたいことをデメリットとして解説していきます。

法人カードのデメリット
  • 年会費が高めに設定されている
  • 審査に通らなければならない

年会費が高め

法人カードは個人カードに比べ、年会費が少し高めに設定されていることがあります。
そのためあまりクレジットカードを利用しない方にとっては、年会費が負担になってしまうかもしれません。

「費用をおさえたい」という方は、初年度年会費無料○○の利用で翌年以降も無料など、年会費を少しでも抑えることができる法人カードを選んでみるとよいでしょう。

 

審査に通らなければならない

個人カードと同様、法人カードにも審査があります。

法人カードの場合、「会社の業績に問題ないか」「倒産する危機はないか」ということを確認するために、クレジットカード会社は「設立時期」「決算状況」が審査基準に含まれています。

そのため起業して間もない会社や赤字続きの会社は、貸し倒れのリスクがあるため審査に通過しにくいことがあるのです。

法人カードを申し込む際は「黒字決算を継続している」「会社を設立後3年以降経過している」など収益が安定していると判断される審査に通りやすい状況を作りましょう。

また個人事業主であればクレジットカード会社に事業内容を理解してもらう目的として、「開業届」「決算書」を提出することもあります。


個人事業主がクレジットカードを作る・利用するメリットの詳細はこちらの記事をご覧ください。

個人事業主 クレジットカード

個人事業主におすすめのクレジットカードと審査通過のコツを解説

2016-07-05
補足説明

以前は「法人カードは一括払いしかできない」というデメリットがありましたが、今では支払い方法の選択肢が増えています。

 

法人カードを選ぶポイント

自社の企業活動にマッチしたカードを選択するには、まず法人カードをチェックするポイントが5つあります。

  • 年会費
  • 追加カードの発行枚数
  • ETCカードの発行
  • ポイント還元
  • 補償の充実度

費用対効果の大きい法人カードを選ぶ

法人カードを選ぶ際には、年会費と特典のバランスを考慮する必要があります。
メインカードの年会費が高額であっても従業員カードの発行が無料であれば、結果的に年会費の安いカードよりも得になることもあります。

社員に法人カードを発行する予定がある場合には、最初のカードを作る際に将来的な視点をもって決めなければなりません。

 

追加カードの発行可能枚数

メインカードの年会費と、社員にわたすカードの年会費を総合的に判断しなければなりません。
法人カードを必要とする社員の人数分を発行できるかどうかも重要です。

 

ETCカードの発行

遠方などへ自動車を利用する企業であれば、法人ETCカードの費用負担や枚数制限も見ておきましょう。

追加カードには従業員カードだけではなくETCカードも含まれており、ETCカードを導入することでポイントが貯まる高速道路の料金が経費にひとまとめにできるなどのメリットがあります。

法人ETCカードの詳細はこちらの記事をご覧ください。

法人ETCカードって必要?

法人ETCカードのメリットと利用可能な割引&おすすめカード4選

2018-10-18

 

ポイント還元率

ポイントの付与は法人カードによってかなり差があります。
社員の人数が多いほどポイントをもらう機会も増えるので、還元率も必ず選択基準に入れておく必要があります。


法人カードを選ぶポイントをおさえたうえで、続いてはおすすめの法人カードを紹介します!
前述した「法人カードを選ぶポイント」を参考にして選んでみてくださいね。

 

おすすめ法人カード6選

ここではさまざまな法人カードの中から厳選し、おすすめの法人カードをご紹介していきます。

 

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメックス発行のビジネスカードアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメックスブランドは主要国際ブランドの中でも高級志向でステータスが高く、ゴールドカードであれば、信頼性が高いです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

年会費31,000円(税抜)
法人追加カード:1枚につき12,000円(税抜)
申込資格満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方
発行/審査約3週間
支払い方法
  • 1回払い
  • リボ払い
ポイント還元率メンバーシップ・リワード:0.3%~1.0%
付帯保険
  • 海外旅行傷害保険:最高1億円
  • 国内旅行傷害保険:最高5,000万円
  • ショッピング保険:年間500万円まで(国内/海外)
追加カードETCカード:500円(税抜)

こんな法人におすすめ

ステータス性を求める法人

飛行機を利用する機会が多い法人

またゴールドカードならではのビジネスサービスが充実しています。

ビジネス・ゴールド・カードのサービス一例
  • 「ジ・サーチ」
    G-Search(ジ・サーチ)は、日本最大級のビジネス情報データサービス。
    「帝国データバンク企業情報」「東京商工リサーチ企業情報」などからビジネス情報をオンラインで入手できるサービスを登録料・月額料無料で利用できます。
  • 「ビジネス・ダイニングbyぐるなび」
    経験豊富なコンシェルジュが会食や接待にふさわしいレストランを提案から予約までしてくれるサービス。

さらにゴールドカードはエンターテイメント系のサービスも優れており、接待や出張や旅行の際に利用するのがおすすめです。

表に記載されている付帯保険以外にも「国内航空機遅延保険」が付帯。
国内旅行の際、航空機の遅延や欠航で宿泊・食事の出費が発生した場合に補償してくれます。

 

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、年会費1,000円(税抜)で最大4枚の追加カードをなんと年会費無料で発行可能!

年会費1,000円(税抜)
法人追加カード:最大4枚まで無料発行
申込資格法人の代表者、もしくは個人事業主
発行/審査最短3営業日
支払い方法
  • 1回払い
  • 2回払い
  • ボーナス払い
  • リボ払い
ポイント還元率永久不滅ポイント:0.5%
付帯保険Super Value Plus(月額300円~)
追加カードETCカード:無料

こんな法人におすすめ

起業して間もない法人

年会費のコストを抑えたい方

従業員用のカードを作りたい方

アメックスの法人カードを作りたい方

追加カードの発行で社員による立て替えや清算業務が不要になり、カードの使用状況を把握しやすくなるのは大きなメリットです。

またこの法人カードを利用すると「永久不滅ポイント」が貯まり、ボーナス・パートナーズでカードを使うだけで、ポイントが最大10倍も付与します。
ビジネスシーンで利用することが多い加盟店でカードを利用するとポイント4倍!

さらに海外利用時は、2倍(1.0%)もポイントが還元されます。

 

EX Gold for Biz

EX Gold for Bizもリーズナブルな年会費で利用できる法人カードです。
最大3名まで発行可能なメンバーカードももちろん、年会費無料となっているので社員や秘書などとカードを共有できる魅力があります。

年会費2,000円(税抜)※初年度無料
申込資格法人代表者の方
発行/審査最短8営業日
※郵送の場合は約2週間
利用可能枠10万円~300万円
支払い方法
  • 1回払い
  • 2回払い
  • 分割払い
  • 据え置き一括払い
  • 半年賦併用払い
  • リボ払い
ポイント還元率暮らスマイル0.45%~
付帯保険
  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円補償
  • 国内旅行傷害保険:最高1,000万円補償
その他保険
  • ショッピングガード保険:年間最高100万円まで補償
  • 紛失・盗難
追加カード
  • ETCカード
  • メンバーカード(最大3名まで)

こんな法人におすすめ

年会費のコストを抑えたい方

ステータス性を求める方

ポイントを貯めたい方

この法人カードを利用すると、利用金額1,000円につき暮らスマイル1ポイント貯まり、他社ポイントや数多くの商品と交換することが可能です。
年間のカードショッピング額によっては、最大通常の2倍ものポイントを貯められます。

オリコ法人カードの付帯サービスの詳細はこちらの記事をご覧ください。

オリコカード法人

オリコの法人カードで事業効率化!メリットと審査通過のコツを紹介

2019-11-12

 

三井住友ビジネスカード for Owners

三井住友ビジネスカード for Ownersは、インターネット入会で年会費が初年度無料となっており、さらに「マイ・ペイすリボ」の申し込みで翌年以降の年会費も無料にすることができます。



年会費1,250円(税抜)
※インターネット入会で初年度無料
法人追加カード:1名につき400円(税抜)
申込資格満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方
発行/審査約1週間
支払い方法
  • 1回払い
  • 2回払い
  • リボ払い
  • 分割払い
  • ボーナス一括払い
ポイント還元率ワールドプレゼント:0.5%~
付帯保険海外旅行傷害保険:最高2,000万円
その他付帯保険ショッピング補償:年間最高100万円まで補償
追加カードETCカード:500円(税抜)
※初年度無料

こんな法人におすすめ

年会費のコストを抑えたい

審査に不安がある

起業して間もない法人

三井住友ビジネスカードfor Ownersは、登記簿謄本や決算書不要で申し込みが可能です。
ETCカードも初年度は年会費無料となっており、翌年以降も500円(税抜)とお得な年会費で利用することができます。

また前年度に1回以上のETCの利用があれば翌年も無料になります。
三井住友ビジネスカードfor Ownersの詳細はこちらの記事をご覧ください。

三井住友の法人カード

三井住友の法人カードを選ぶメリットと各カードの特徴まとめ

2019-11-05

 

ライフカードビジネスライト

「ライフカードビジネスライト」は、審査の際に本人確認書類のみ必要となっているため、起業して間もない会社やフリーランスの方でも作りやすい法人カードになっています。

年会費スタンダード:無料
ゴールド:2,000円(税抜)※初年度無料
法人追加カード:最大3枚まで無料発行可能
申込資格法人代表者/個人事業主
発行/審査オンライン申し込みで最短4営業日
支払い方法
  • 分割
  • リボ払い
ポイント還元率LIFEサンクスプレゼント:0.5%~
付帯保険
  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円
  • 国内旅行傷害保険:最高1,000万円
その他付帯保険シートベルト傷害保険
追加カードETCカード※1枚まで無料

こんな法人におすすめ

スタートアップ企業

フリーランス

年会費のコストを抑えたい方

スタンダードは年会費無料、ゴールドは2,000円(税抜)とリーズナブルな年会費で利用することができます。
そして従業員カードやETCカードも無料発行が可能です。

これだけお得な年会費であるにもかかわらず、以下のような優待サービスが付帯しているのもこの法人カードの魅力です。

ライフカードビジネスライトの優待サービス
  • クラウド会計ソフト「freee(フリー)」のクーポン
  • 弁護士無料相談サービス(初回1回1時間のみ)
  • カーシェアリング「タイムズカープラス」の優待
  • 福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の優待
  • 海外旅行をサポートする「海外アシスタンスサービス」
  • 国内・海外ツアーが最大8%OFFの「リロ旅デスク」

 

JCB法人カード

「JCB法人カード」は、JCB法人カードの一般カードです。
年会費は有料ですが初年度は無料となっており、ETCカードは複数枚無料で作れるというメリットがあります。

JCB一般法人カード

年会費1,250円(税別)
※オンライン入会の場合初年度無料
使用者1人目無料、2人目以降1,250円(税別)
申込資格法人または個人事業主
※カード利用者は18歳以上が対象
発行/審査約1週間~2週間
支払い方法
  • 1回払い
  • 分割払い
  • リボ払い
  • ショッピングスキップ払い
ポイント還元率0.6%~
付帯保険国内・海外旅行傷害保険:最高3,000万円
その他付帯保険ショッピングガード保険(海外):年間最高100万円まで補償
追加カード
  • ETCカード
  • QUICPay

こんな法人におすすめ

ポイントを貯めたい方

ETCカードを複数必要な方

飛行機・新幹線の利用が多い方

また、ポイントが付かない法人カードもあるなかで、JCB一般法人カードは個人カードと同じくOki Dokiポイントが貯まります。
JCBオリジナルシリーズの一種なので、利用額に応じてポイント還元率がアップ!

JCB一般法人カードの詳細はこちらの記事をご覧ください。

JCB法人カード

JCB法人カードで仕事を効率化!導入するメリット・申し込み方法

2018-10-10

 

まとめ

法人カードを導入することで経理事務の効率が向上し、キャッシュフローの改善に役立つ

費用を抑えたい方は初年度年会費無料や○○の利用で翌年以降も無料などの法人カードがおすすめ

黒字決算を継続、会社を設立後3年以降経過していれば審査に通過しやすくなる

会社の規模の合わせ、それぞれの法人カードの使い方をすることで、企業活動の活性化に大きく役立つかもしれません。

法人カードを検討中の方は是非、この記事を参考に法人カードを選んでみてくだいね。


今回ご紹介した法人カードはこちらでも紹介していますので、ぜひご覧ください↓