クレジットカードの審査に落ちるのは『クレヒス』が原因かも!?

クレジットヒストリー

クレジットカードを使い始めたそのときから、あなたのクレジットカードの歴史は記録され続けます。
この記録を「クレジットヒストリー(クレヒス)」と言います。

新しいクレジットカードの審査がうまく通るかどうか、利用限度額が増額できるかどうかは、あなたのクレヒスによって決まってしまうのです。

クレヒスの仕組みを知り、キレイなクレヒスをもつためにはどうしたら良いのかを調べていきましょう!

こんにちは、美咲です!
クレヒスって聞いたことあるけど、いまいちピンとこないわ・・・。
そんなに重要なことなの?
ガマ蔵登場
嬢ちゃん、クレヒスを甘くみとったらあかんで~!
新しいクレカを作るときも、カードのランクを上げるときも、クレヒスがカギになってくるんやで!
そうなんですね!
クレヒスについて改めて勉強しなくちゃ!

クレヒスとは何か?

共有されるクレヒス

クレヒスとは、クレジットカードの利用履歴を含め下記のサービスを利用した履歴のことを指します。

  • 個別割賦契約
  • リース契約
  • 保障契約
  • 無保証融資
  • 保証融資
  • 住宅ローン
  • 移管債権

個人が利用・契約した金額と、それに対する支払状況が個人の信用情報となって蓄積されています。

 

クレジットカードを作る際に参照されるヒスは、個人信用情報機関が管理しています。
クレジットカード会社は、顧客に対する信用度を確認するため個人信用情報機関に加盟します。

現在のところ(2018年6月時点)、主なクレジットカード会社が利用している機関は以下の3つです。

  • CIC
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(全銀協)

信用情報機関は相互に重要情報を共有し、また各カード会社では個人情報を網羅して把握するために複数加盟をしている場合もあります。

共有される情報は氏名・電話番号・勤め先などの個人情報から、クレジットカード支払履歴・クレジットカードの申し込み件数など幅広いです。

新しくクレジットカードを作る際に、審査の通過が難しくなる場合は下記のような場合です。

  • 長期の支払延滞
  • 自己破産
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 特定調停

こういった情報は「ブラックリスト」として載ってしまい、審査も通りにくくなってしまうので注意が必要です。

過去の携帯電話料金の支払い遅延やそれに伴う強制解約といった記録もブラックリスト候補となってしまう可能性があるので、毎月滞りなく支払をすることが重要です。

 

各クレジットカード会社が保有するクレヒス

信用情報機関が共有するクレヒスの他に、カード会社が自社のカード履歴として保有している情報があります。
そのカード会社が発行するカードについて、より詳細な利用と支払いの状況が記録されています。

例えば、ある人が10年間の間に毎月30万円を使い続け、支払いを一度も延滞していないとします。
信用情報機関側の情報では10年間カードが保持されている事実と、直近24か月の利用金額のみが把握されます。

2年以前の詳細については、カード会社でなければわかりません。
カード会社としては、10年間の実績から優良顧客であることが明らかなので、限度額増の希望があれば対応できる可能性が高いです。
あるいはその実績を踏まえて、カード会社の方から定期的に上限枠の増額を案内しているかもしれません。

 

クレヒスの仕組み

クレジットスコア

3つの信用情報

信用情報機関が管理している具体的な情報には大きく分けて3種類があります。

  1. 個人情報:氏名や生年月日、住所、電話番号、勤務先などの基本情報
  2. 借入情報:借入日や金額、完済日
  3. 事故情報:延滞や自己破産などの信用度に大きく関わる内容

審査の際にはこれらの共有されている情報に加え、申込者の現状も調査されます。
勤務先の規模や年収、勤続年数、持ち家か借家かなども評価に影響します。

しかし、最も重要なのは返済履歴なのです。

 

利用者が知らない指標がある

クレジットカードを利用者が使うたび、知らないうちにデータが蓄積していきます。
そのデータは常に決められた指標により分類・評価されます。

マーク意味
請求通りに入金あり
A期日までに未入金・延滞あり
カード利用なし
B本人の事情とは無関係の理由で未入金
C原因不明の未入金
P請求額の一部入金
R本人以外からの入金あり
(空欄)カード会社からの情報更新なし

 

信用情報機関では、クレジットカード会社から受け取ったデータを24か月区分に分けて、上記の8つの指標によって表します。

各カード会社は共有された信用情報を元に、新たなカード発行などの際、個人の信用度を決定する材料として利用します。


ここまでクレヒスについて解説してきましたが、中には「自分のクレヒスがどうなっているのか知りたい」という方もいらっしゃると思います。

次からは、気になるクレヒスの確認方法をチェックしていきましょう。

 

クレヒスの確認方法

クレヒスを確認できるのはカード会社だけじゃない

信用情報機関が管理しているクレヒスは、加盟しているカード会社や銀行などの金融機関が参照できますが、実は利用者も自分の信用情報を見ることが可能です。

信用情報機関名情報開示方法
CICPC、携帯電話、郵送、窓口
日本信用情報機構(JICC)携帯電話、郵送、窓口
全国銀行個人信用情報センター郵送

信用情報機関と情報開示方法をまとめました。

例えばクレジットカード系統の情報を扱っているCICにパソコンから開示手続きをする場合、手順は次のような流れとなります。

  1. クレジット契約で利用した電話番号からCICへ電話をかけ、受付番号を取得する。
  2. パソコン画面で受付番号、その他必要項目を入力する。
  3. 即時、PDF化された開示報告書が入手できる。

このサービスが利用できるのは8:00~21:45の間です。
手数料として1,000円かかりますが、初回開示から96時間以内に再開示を行った場合の手数料は無料です 。

 

これが汚れたクレヒスだ!

気になるクレヒスは、前述の8つの指標によって24か月分が表記されています。

【入金状況例】
入金状況例

上の例では、カード利用のない月もありますが、支払いの遅延(A)が2回あるのがわかります。
このようなクレヒスをもってしまうと、信用度は低く、新しくカードを作ることも限度額を上げることも難しくなります。

また、これまでクレジットカードを持たなかった人には当然クレヒスはありません。
実は「自己破産」をしても「クレヒスがない」状態となります。
そのため、信用度の観点から「自己破産をする」ということは非常にリスクが高いのです。

 

過去に一度もクレジットカードを作ったことのない人を、信用情報に何の情報も載っていないということから「スーパーホワイト」と呼びます。
自己破産をした人もこれにあたります。

スーパーホワイトの方はクレジットカードやカードローンを利用したことがなく、利用実績に何も記載されていないためにクレジットカードの審査に通りにくい、と言われています。
ある年齢以上になって初めてクレジットカードを作ろうとしても、なかなか審査が通らないのはこういった理由が原因かもしれません。

何だか理不尽にも思えますが、一生カードをもたないと決めている人以外は、若いうちにクレジットカードを作っておく方が無難ともいえますね。

 

クレヒスの磨き方

とにかく真面目に使い続ける

クレジットカードとナンバー

クレヒスを一気にピカピカにする技は、残念ながらありません。
とにかく真面目に毎月一定額利用し、遅延なく支払い続けるのが唯一の道です。

ネット上ではリボ払いの活用など、さまざまな情報が入り乱れていますが、どれも確実とはいえません。
地道にコツコツと、利用&支払いをくり返すのが一番の良策です。

利用を一定にする方法としては、毎月必ず利用する携帯電話や公共料金、家賃などをクレジットカード払いにするのが有効です。
絶対に生活に必要な支払いなので、口座にお金を入れ忘れることも少なくなります。

決まった金額が利用され続けるのでカード実績も上がります。
クレヒスを磨き上げれば、利用限度額の増枠やステータスカードの取得に手が届くようになるでしょう。

公共料金の支払いにおすすめのクレジットカードは「公共料金支払いでお得なおすすめクレジットカード」をご覧ください。

 

延滞マークは2年間消えない!

先ほどの表に出ていた「A」マークは、支払い能力が低い証拠のようなものです。
このような延滞の“傷跡”は24か月消えません。

また、自己破産などのブラック履歴から完全に復旧するのには5年かかります。

しかしその後のスーパーホワイト状態のクレヒスでは、信用度はゼロ。
そのままの状態では「三井住友VISAカード」 「セディナカード」「 セゾンカード」 など、支払い良好の印「$」をきちんと残してくれる有名カードはまず取得不可能です。

どこのカード会社も、当然ながら信用事故については敏感です。
新しいカードを取得するのはかなり険しい道となります。

 

そこで足元から固めるという意味で、まずは携帯電話の分割払いから開始します。
「なぜ携帯電話?」と思うかもしれませんが、携帯電話の支払い状況も個人信用情報に保管されるデータのひとつで、携帯電話の割賦契約とクレヒスは密接につながっているからです。

半年から1年、真面目に携帯電話の料金を支払い続けクレヒスの足掛かりを作ります。

 

その次に、比較的ハードルの低いクレジットカードの取得に挑戦してみましょう。

「ハウスカード」と呼ばれる、利用範囲が限定されているカードであれば、取得率はかなり高くなります。
この種類のカードとしては、通販サイトだけで利用できる「ニッセンマジカルカードハウス」や、指定のガソリンスタンドのみで利用できる「コスモ・ザ・カードハウス」などがあります。

これらのカードを通じて地道に利用と支払いを重ね、キレイなクレヒスを獲得していけば、いずれは新しいクレジットカードを手に入れることも不可能ではありません。

しかし、一度でも支払い遅延を起こせば、たちまちクレヒスにキズが残ります。
信用は失うのは簡単、でも取り戻すのは非常な苦労が伴うものなのです。

クレカの信頼も、人の信頼も同じ。
失うのは一瞬で、積み上げるのは難しいもんなんやで・・・。
師匠、人の世界でもカエルの世界でも苦労してるのね・・・。

 

まとめ

信用大国であるアメリカではクレヒスを数値化したクレジット・スコアが個人の社会生活すべてを決定するとまでいわれています。

悪いクレジット・スコアは就職の際にも障害となり、最近では日本でもこの傾向が高まっているようです。

いずれはクレヒスがさまざまなシーンでの評価基準となるかもしれません。
ほとんどの人がもっているクレジットカードですが、その利用について決して油断してはならないのです。