クレジットカード解約前にチェックすべき6つのポイント

クレジットカード解約前にチェックすべき6つのポイント

クレジットカードは現金がなくても商品やサービスを購入でき、非常に便利です。
ところが「クレジットカードを作ったものの実際にはあまり使わない、枚数が増えすぎて整理したい」と感じている方もいます。

それなら解約すればいいと考えがちですが、実は安易に解約すると思わぬ損をしてしまうこともあるので注意が必要です。

そこで今回は、クレジットカードを解約する前にチェックするべきポイントについて詳しく解説していきます。

美咲
師匠~、ちょっと聞いてくださいよ~。
最近ちょっと困ってることがあって・・・。
ガマ蔵登場
ガマ蔵
どうしたんや嬢ちゃん、カードの束なんか持って。
はっ、さてはワイと勝負する気やなっ!
せやったらいくで!ワイのターン!!
美咲
そんなワケないじゃないですか~!
クレジットカードが多くなりすぎて困ってるから相談しようと思ってたんです。
ガマ蔵
せやったらはよゆーてぇや。
突然の師弟対決するとこやったで。

クレジットカードの審査に通るようになったのはええけど、調子に乗って作りすぎたら意味ないで。
嬢ちゃんもそろそろ「クレジットカードの解約」について考える時期やな。

所持しているクレジットカードを解約するメリット

クレジットカードは非常に便利ですが、便利だからといって何枚も契約してしまうと財布の中やカードケースなどがパンパンになってしまいます。
複数枚持っていても実際に使用するのは限られたクレジットカードだけということも多く、あまり意味がありません。

そんなときは使用頻度の低いクレジットカードを解約してしまいましょう。
今まで持っているだけだったクレジットカードを解約することで、さまざまなメリットを得ることもできます。

 

クレジットカードの維持費の削減

契約しているだけで年会費がかかるクレジットカードだった場合、解約すれば維持費の節約になります。

年会費はカードを一切利用しなくても必ず支払わなければならないので、所持しているだけで出費がかさんでしまうのです。

なかには「年1回の利用で年会費が無料になるクレジットカード」もありますが、カードが多いと使うのを忘れがちです。

 

カードを整理できる

解約すればクレジットカードそのものが不要となるため、枚数を減らすこともできます。
常に持ち歩いたり家に保管したりしなくて済むので、カード類をスッキリと整理整頓することができるでしょう。

クレジットカードの整理

また、解約しなければクレジットカード会社からのお知らせや、更新時には新しいカードも届きます。
その都度捨てるのは面倒ですし、カードに至っては知らないうちに紛失すると悪用のおそれもあります。


このように、クレジットカードを解約すると金銭面や生活面でさまざまなメリットがあるのです。
あまり使っていないカードがある場合は、解約するか否かを考えてみましょう。

 

解約前にチェックしておくべきポイント

ではここからはクレジットカードを解約する前にチェックしておきたいポイントを紹介していきます。

  • 年会費が無駄にならないか?
  • 貯まったポイントが無駄にならないか?
  • 追加カードが使えなくなっても問題ないか?
  • カード利用分の支払いは終えたか?
  • 公共料金の支払いは切り替えたか?
  • 付帯保険がなくなっても問題ないか?
  • 手数料は必要か?

年会費が無駄にならないか?

年会費は請求時点で1年分の会費を支払うことになり、その後クレジットカードを解約したとしても返金されることはありません。
カードの有効期限や年会費の請求直後に解約すると、ほぼ1年分の年会費を丸ごと損することになるので注意しましょう。

また、年会費の請求直前に解約すると、年会費請求停止などの手続きが間に合わず、次回の年会費が引き落とされてしまうこともあります。

クレジットカードを解約する場合は、直前に手続きを行うのではなく、余裕を持って解約手続きを済ませましょう。

美咲
「早めに解約を済ませたいけれど、クレジットカードがないと困る」という場合は、さらに余裕を持って2枚目のクレジットカードを作っておきましょう。

2枚目のクレジットカードを作っておくことで、公共料金の支払いの切り替えもスムーズになります。

 

貯まったポイントが無駄にならないか?

クレジットカードを使うことで貯まったポイントは無駄にしないように注意しましょう。

ポイントはそのクレジットカードのみに貯まっていくものなので、解約すると自動的になくなってしまいます。

クレジットカードの使い方によっては数万円分ものポイントが貯まっている可能性もあるのです。
これを使い切らないまま解約するのは非常にもったいないので、必ずポイントの残高を確認しておきましょう。

ポイントが残っていれば、すべて使い切るまでは契約したままにしたほうが賢明です。
もし年会費の支払いが迫っている場合は、ポイントの残高と年会費を比較し、どっちが得になるかよく考えましょう。

ガマ蔵
ポイントのメジャーな使い方で、しかも無駄にならないのが「カードの支払いに充てる」という使い方や。
1ポイント単位で使えることが多いから、残らず使い切りやすいで。

 

追加カードが使えなくなっても問題ないか?

クレジットカードによっては、基本となる本カードにETCカード家族カードが追加できることもあります。
こういった追加カードは本カードありきなので、本カードが解約されれば追加カードも同時に解約扱いとなり、それ以降は使用することができません。

例えばETCカードを発行していた場合、本カードを解約すれば高速道路のETCレーンが利用できず、毎回料金を自分で支払うことになるため非常に不便です。
家族カードの場合も、普段利用している家族がクレジットカードを使えなくなってしまうので困ってしまうでしょう。

追加カードの解約

日ごろから追加カードを頻繁に利用しているなら、本当に本カードを解約しても問題ないのかを確認しなければなりません。

ETCカードが必要なら、新しいクレジットカードと一緒にETCカードも申し込みましょう。
家族カードが必要なら、まずは家族と解約について話し合いましょう。

 

カード利用分の支払いは終えたか?

基本的にクレジットカードの解約はいつでも行えますが、支払い残高が残っている場合は話が別です。

クレジットカードは自分が購入した商品などの代金を立て替えてくれるものなので、残高が残っているなら必ず支払わなければなりません。
解約する場合は、支払い残高の有無を必ずチェックしておきましょう。

支払い残高が残っていたとしても解約すること自体は可能ですが、残高が残っているうちに解約を申し出ると、その時点で一括返済を求められるケースもあるので注意が必要です。
一般的な利用分はもちろん、リボ払いや分割払い、ボーナス払いやキャッシングによる借入れなども一括返済しなければならないので、金額が大きくなってしまうこともあります。

カード利用分の支払いは終えたか?

残高によっては一括返済が難しい可能性もあるので、解約前に残高について必ず確認しましょう。
手元に十分なお金がなく、一括返済を求められても払えない場合は解約を見送るしかありません。

 

公共料金の支払いは切り替えたか?

電気料金や水道料金など、生活に欠かせない公共料金をクレジットカードで支払っている人も多いでしょう。
解約すると、このような公共料金自動引き落としも利用できなくなってしまいます。

クレジットカード会社から公共料金の引き落としを行っている団体には、自動的に「カードが解約されたので引き落としはしません」という情報は伝わりません。

解約後もこれまで通りクレジットカード経由で公共料金の請求が行われてしまうのですが、解約したクレジットカードは当然利用できないため、公共料金を引き落とす側からは「支払いを滞納した」と見なされてしまいます。
その状態が何カ月も続けば、ある日突然電気や水道をストップされてしまうこともあります。

これは公共料金に限った話ではなく、家賃やインターネットプロバイダ料金、学校関連の費用など、定期的に支払っていたものすべてが該当します。

こういった引き落としをクレジットカードで行っていた場合は、必ず支払い方法の変更を済ませているかチェックすることが必要です。
新しい支払い方法によっては切り替えに時間がかかることもあるので、計画的に手続きを進めることが大切です。


新しいクレジットカードをお探しの際は公共料金支払いでお得なおすすめクレジットカードをご覧ください。

 

手数料は必要か?

ほとんどのクレジットカードは無料で解約できますが、ごく一部のカードは手数料が発生します。

JCBが発行するJCB CARD EXTAGEJCB GOLD EXTAGEは、初回のカード更新(入会から5年)までに退会すると、手数料として2,000円/枚(税抜)が発生します。

たとえば本カード1枚と家族カードが2枚あった場合、合計6,000円(税抜)必要になります。

退会しなかった場合、更新時に審査のうえ上位カードに切り替わります。

 

付帯保険がなくなっても問題ないか?

よく海外旅行に出かけるという人は、海外旅行用のクレジットカードがあるかも確認しておきましょう。

海外旅行向けのクレジットカードがあれば、旅行先でケガをした場合に医療費を補償してくれたり、荷物の盗難などの被害を補償したりと、旅行先で起こるさまざまなリスクをカバーしてくれます。

こういった海外旅行用の補償は多くのクレジットカードに付帯しており、複数のカードで補償額を合算することもできます。
複数のカードを持っていれば一般的な海外旅行保険に加入する必要がないほど手厚い補償を受けることもできるのです。

そのため、ビジネスや趣味などで海外へ行く機会の多い人は、安易に解約すると十分な補償が受けられなくなるおそれがあります。

「海外旅行に行く予定はない」「行く場合は本格的な保険に加入する」という人でなければ、解約しても問題ないかを確認しましょう。

ガマ蔵
解約を焦らずにしっかりとチェックしとくんやで。

 

契約直後に解約するケース

「クレジットカードの解約は数カ月~数年経ってから考える」というイメージがあるかもしれません。

しかし、人によっては数日で解約してしまうこともあります。
それはなぜでしょうか?

 

契約直後でも解約する理由

クレジットカードは基本的に長く利用するために契約するものですが、場合によっては契約直後に解約を希望することもあります。

イメージと違った
実際にカードを利用してみると、希望していたサービスと違っていたというケースです。

契約前にサービス内容はしっかり確認しておくのが基本ですが、誤解したり見落としていたりして「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうことも珍しくありません。

入会特典が目当て
クレジットカード会社は初めて契約する人を対象として、さまざまな特典を用意していることが多いです。
家電や商品券などをプレゼントしたり、ポイントを大量にプレゼントしたりと、契約者にとっては嬉しいサービスばかりです。

こういった入会特典や入会時のポイントが欲しくて契約する人も多く、お目当ての特典を受け取ってしまえばクレジットカードは不要となるので解約されてしまいます。

アフィリエイト目的
アフィリエイトでは、クレジットカードの契約1件につき数千円から数万円もの報酬を得ることができます。

このため、自分で契約して自分で報酬を得る人も多く、報酬が確定さえすれば目的を達成して解約してしまうのです。

このようにクレジットカードを契約した直後でも解約する理由はさまざまなのです。

 

契約直後の解約はリスクがある!

クレジットカードを解約するかどうかは、契約者が決めるものです。
解約したからといってデメリットがあるわけではありません。

ただし、カードを契約してからあまり日数が経過しないうちに解約するのは危険です。

契約直後に解約してしまうと、クレジットカード会社から「この契約者は入会特典やアフィリエイト目当てだな」と疑われてしまうおそれがあるのです。
「どうせ解約するから疑われても問題ない」と思うかもしれませんが、こういった情報はクレジットカード会社の間で共有されてしまいます。

 

誰がいつクレジットカードを契約して解約したか、利用状況はどうだったかなどの情報が「個人信用情報機関」に記録されます。

この信用情報は、クレジットカードをはじめとしてローンやキャッシングの申込時の審査の際に参考にされます。
つまり、新しくクレジットカードを作ろうとしたときに「契約直後に解約したことがある」という事実を知られてしまうのです。

こうなると、クレジットカード会社は「またすぐに解約されるかもしれない」と警戒し、審査で新規発行を拒否されてしまうこともあります。
たとえやむを得ない理由で解約したり、純粋に新しいカードが欲しくて申し込んだりした場合でも、審査が通りにくくなる可能性があるのです。

このため、契約したばかりのクレジットカードはできるだけ解約しないようにしましょう。

 

クレジットカードを解約するタイミング

契約したものの、事情があってクレジットカードをすぐに解約したいと思うこともあるでしょう。
ただ、上述したように契約直後に解約するのはリスクが大きいです。

すぐに解約したくても、とりあえず半年から1年程度は契約したままにしておきましょう。
これくらいの期間が過ぎれば、「契約直後」の解約とは見なされなくなります。

クレジットカードを解約するタイミング

もちろん、年会費がかかる場合はのんびりしていられません。
年会費は契約してから1年後に請求されることが多いので、その時期が来る前に忘れずに解約しましょう。

 

本当に必要ないのか解約前に考えてみよう

解約を思い立ったら、そのクレジットカードが本当に必要ないのかを考えることが大切です。
よく考えずに解約すると、クレジットカード会社からの信用が落ちてしまったり、支払い残高を一括請求されたりと、思わぬリスクを負うこともあります。

一度解約して必要なら再度契約すればよいと考えている人もいるかもしれませんが、それも危険です。
再度契約するとなると審査をまた受けなければなりませんし、キャッシング機能の金利やポイント還元率などで損をすることもあります。

 

そのクレジットカードの利用価値をもう一度考えてみましょう。

例えば頻繁に利用する店舗やウェブサイトなどで、他のクレジットカードが利用できるのかという点は意外と見落としがちです。
いざ解約した後で手元にあるクレジットカードが使えないことがわかると非常に困ります。
現金払いで不便を感じたり、新しいクレジットカードを作ったりと、余計な手間がかかってしまうでしょう。

また、海外旅行の補償が手厚いのではないか、ポイント還元率が他と比べて高くないかなど、サービス面にも注目してみることも大切です。
本当にそのクレジットカードを使う機会がないのか、改めて思い返してみましょう。

 

クレジットカードを解約する一般的な方法

クレジットカードを解約する方法は、実はとても簡単です。

ほとんどのクレジットカード会社では、お客様センターなどに電話で連絡すればすぐに解約手続きをすることができます。
カードの裏面に解約時の電話番号が記載されていることが多いので、まずはそこへ電話して解約したい旨を伝えましょう。

クレジットカード会社によっては、担当のスタッフが電話に出たり自動音声が受け付けたりすることもあります。

氏名や住所などを伝えると、必要に応じて解約手続き用の書類を送ってもらえます。
郵送でのやり取りになるので、解約が成立するまでに時間がかかることもあります。

 

近くにクレジットカード会社の窓口がある場合は、そこでも解約手続きが可能です。
窓口ならすぐに手続きが進められるので、急いでいる場合は窓口を探しましょう。

一般的な解約手続きはこの流れで行われますが、実際には電話1本で解約を済ませることができるクレジットカード会社も多いです。
オペレーターに解約したいと伝えれば、簡単なやりとりの後でその場で解約を受け付けてもらえます。
このとき氏名や住所のほか、クレジットカード番号も聞かれることがあるので手元に用意しておきましょう。

 

解約したカードはハサミを入れて処分

十分に検討した結果、やはりクレジットカードを解約しようと決めたら、解約手続きを進めましょう。
具体的な解約方法は各クレジットカード会社で異なるので、問い合わせたりウェブサイトで確認したりしましょう。

ただし解約手続きを終わらせただけでは「解約完了!」とはいきません。
解約してもカードは手元に残り続けます。

解約して使えなくなったクレジットカードをそのまま放置しておくのは危険です。
クレジットカードには契約者名はもちろん、カード番号にICチップとさまざまな情報が詰め込まれています。
クレジットカードとしては利用できませんが、万が一紛失したり盗まれたりすれば、氏名や情報が流出するリスクもあるのです。

そこで、解約したカードはハサミを入れて処分しましょう。
カードには磁気ストライプやICチップがあるのですが、この部分に特に大切な情報が記録されています。

ハサミを入れるとICチップなどを破壊することができるので、たとえ盗まれたとしても情報が流出する心配はほとんどありません。

クレカ切断

同様に、氏名や有効期限、裏面のセキュリティコードなどもしっかりハサミで切り刻みます。
プラスチックに対応したシュレッダーがあれば、より細かく裁断できるので安心です。

さらに、ハサミで切ったカードはいくつかの袋に分けたり、ゴミに出す日を変えたりして捨てましょう。
こうしておけば、万が一ゴミから盗まれたとしてもすべてを復元するのは難しく、より安全に処分することができます。

「心配しすぎでは?」と思うかもしれませんが、クレジットカードは情報の宝庫です。
不正使用の被害も多いので、処分もしっかりしなければならないのです。

美咲
大切な個人情報ですから慎重ぐらいがちょうどいいですね。

 

まとめ

クレジットカードは便利ですが、必要以上に持っていても保管場所を取られますし、年会費などで損をしてしまいます。
使わないまま放置していると、紛失したり盗まれたりしたときに悪用される恐れもあるでしょう。

このため、整理する意味でも思い切って解約したほうがよいかもしれません。

その場合は、今回ご紹介したポイントに十分注意し、本当に解約しても大丈夫なのかチェックすることが大切です。
クレジットカードの解約には意外とチェックポイントが多いので、うっかり見落としてしまうと後悔する可能性もあります。

解約を思い立ったときは注意点をよく思い返し、しっかり対策をしたうえで手続きを進めるようにしましょう。