不正利用に備えて!クレジットカードの悪用を防止する9つの対策

クレジットカードの不正利用の被害は減少傾向にあります。
しかしながら2018年の1月〜3月だけでも、その被害額は約57億円にものぼっています。

不正利用は多くの人にとって身近な犯罪で、いつ巻き込まれてもおかしくありません。
被害を防ぐために大切なのは、不正利用の手口を知り、普段からそれに応じた対策を講じることです。

犯罪に巻き込まれることなく、安心してクレジットカードを使うためには、何に気をつければよいのでしょうか?取るべき9つの対策について解説します。

こんにちは、美咲です。
クレジットカードって便利ですけど悪用されないか心配ですよね。
ガマ蔵登場
そーならんためにワイが教えてるんやろ?
せや、今日はクレジットカードの不正利用について解説してみぃや!
了解です師匠!
バッチリ解説しするんで聞いててくださいねっ!

 

不正利用かもしれないと思ったら確認すべきこと

不正利用かもしれない利用履歴を見つけたらどうすればよいのでしょう?

まず、自分で確認できるところは確認し、現在置かれている状況を把握することが大切です。

身に覚えのないクレジットカードの使用履歴の原因としてよくあるのが、実は家族が使用していたというケースです。
手持ちのクレジットカードを、家族で共用にしていないか確認してください。

クレジットカードは原則として契約者本人しか使うことができません。
不正利用を疑う前に、家族の使用について確認し、クレジットカードの家族共用はすぐにやめましょう。

次に確認すべきは利用明細です。
オンラインであっても紙であっても、普段から利用明細を確認する習慣が身についていれば、不正利用もいち早く察知することができるでしょう。

明細書で確認すべきポイントは次の通りです。

・利用した日付
・購入した商品やサービスの内容
・利用金額
・利用した店舗名、支払い先名の表記

上記の確認すべきポイントの中でも特に勘違いしやすいのは、利用した日付や利用した店舗名です。

カード会社によっては、売り上げの計上手続きに数日かかることもあります。
そうなると、利用明細には決済日より後の日付で利用履歴として反映されることになります。

そして利用明細を見ていると、身に覚えのない店舗名が記載されていることがあるかもしれません。
この場合、実際の店舗ではなくその店舗を経営している会社である可能性があります。
ですから、商品や金額もあわせてチェックし、1つ1つ整合性を確認すると不正利用かそうでないかがわかるはずです。

利用明細の確認は不正利用の発見に役立ちます。
ただし一見しただけでは「身に覚えのない」と勘違いしかねない履歴が記載されていることもあります。
そのようなときは、1つだけでなく複数のデータから照合し、全体の整合性を確認することがポイントです。

これらを確認しても、なお身に覚えのない履歴があった場合、不正利用が疑われます。

 

不正利用されたお金は補償される?

いくら気をつけていても、紛失や盗難などによるクレジットカード情報の漏えいや不正利用を完全に防ぐのは難しいでしょう。
場合によっては企業による情報漏えいなど、自分にはまったく利用者に落ち度がないのに不正利用の被害にあってしまう可能性もあります。

そのような事態を防ぐために、「盗難保険」という仕組みがあります。
盗難保険は年会費の有無にかかわらずほとんどのクレジットカードに自動的に付帯されているはずです。
保有するクレジットカードに盗難保険が付いているかわからない人は、利用規約で一度確認してみましょう。

盗難保険は、クレジットカードが紛失や盗難などで第三者に不正利用されてしまっても、その被害額を保険によって補償されるというものです。
たとえ高額の金銭的被害にあってしまっても、利用者は1円も金銭的負担をする義務はありません。

ただし、すべての不正利用のケースが盗難保険でカバーされるわけではないので注意が必要です。
盗難保険は、利用者の責任でないことが明らかな場合にのみ適用されるのが基本です。

盗難保険で補償されないケースとはどのようなものか、次の章で詳しく説明します。

 

盗難保険で補償されないケース

雨の日の出来事

ここでは、盗難保険で補償されない主なケースを紹介します。
盗難保険のその仕組みや特徴はぜひ把握しておきましょう。
そうすれば、不正利用から自らの身を守ることにつながるはずです。

1)利用者の落ち度で暗証番号が漏えいしてしまった
2)暗証番号が生年月日など予測されやすい番号だった
3)カードの裏面に署名をしていなかった
4)盗難被害の申請が遅かった
5)家族による利用があった
6)天災などの混乱の中での紛失・盗難

1)と2)は、暗証番号の管理に関することです。
例えば、暗証番号をクレジットカードと一緒に保管していたり、生年月日や「1234」「7777」など予測されやすい番号を設定していたりしないでしょうか?
こういったケースでは、不正利用されても補償の対象外となります。

さらに、クレジット枠とは別のキャッシング枠は、盗難保険の補償対象外となっています。
キャッシングの際にはクレジットカードと暗証番号が必要なので、もし両方とも流出してしまうと、キャッシング枠が被害にあう可能性があります。

暗証番号とクレジットカードが両方同時に流出することは考えづらいため、利用者の落ち度とされかねません。
「暗証番号はクレジットカードとは別にする」「他人に知られないよう注意する」など、漏えいしないような対策が必要です。

盗難被害の申請日の決まりに関するのが4)です。
盗難保険が適用されるのは、不正利用にあってから原則60日以内です。
期間がすぎてしまった不正利用に対しては、保険が適用されない仕組みになっています。

5)は本人以外のクレジットカード利用に関する決まりです。
前の章でも説明しましたが、たとえ家族であっても、本人以外の利用は盗難保険の適用対象外となります。

「家族だから」とつい気を許してしまうのも分かりますが、万が一何かあっても補償されません。
個々でクレジットカードを持つか、家族カードを発行するなどして、家族で1枚のカードを共用するのは避けましょう。

このように、盗難保険が適用されないケースというのは、6)以外は利用者のルール違反に起因するものです。
より詳細なケースについては、利用規約で確認してみることをおすすめします。

利用者の落ち度で保険が適用されないという事態を避けるためにも、上記のようなケースに心当たりがある場合は、パスワードの変更、カード共有を止めるなど、すぐに対策を講じましょう。

パスワード変更の必要性については、こちらの記事に詳しく解説されています。
クレジットカードの再発行と更新の違いは?番号変更はいつ必要なの?

 

どうすれば補償してもらえる?

盗難保険が適用されないケースは、ほぼ利用者に落ち度がある場合と考えていいでしょう。
逆にいうと保険が適用されるためには、「利用者に落ち度がない」「速やかに紛失・盗難の届け出をした」という条件を満たしていることが必要です。

この2つの条件を満たしていれば、盗難保険はほぼ間違いなく適用されるはずです。
利用者に落ち度がない不正利用の被害として最も身近なものに、企業による個人情報の流出があります。

残念ながら、クレジットカードを使っている限り、個人情報流出のリスクをゼロにすることはできません。
ただし、情報を管理する企業側もきちんとセキュリティ対策を行なっているはずですから、むやみに怖れる必要はありません。

個人情報に関するニュースに普段から注意したり、利用明細をこまめにチェックしたりすることで、情報流出の可能性にいち早く気付くようにしましょう。

利用明細のチェックの仕方はこちらの記事を参照してください。
クレジットカードの利用をチェック!Web明細のメリット3つ

 

お店で補償してもらえることもある

ネットショップは、クレジットカード番号と有効期限などの情報さえあれば、ワンクリックで手軽に買い物ができて便利です。

しかしその反面、これらの情報が流出してしまうと、簡単に不正利用される危険性があります。

情報が流出した上に、お店側で送り先のメールアドレスや住所などの利用者情報のチェックが甘かったらどうなるでしょうか?
不正な注文がチェックに引っかからず、そのまますり抜けてしまう可能性がありますよ。

この場合、お店が確認を怠ったので、お店側の過失とみなすことができます。
このように明らかなお店の過失が確認された場合は、被害を補償してくれるでしょう。

 

補償には期限があるので要注意!

盗難保険には「60日」という申請の期限があります。
不正利用があってから61日以降では、たとえ利用者に落ち度がない状態で不正利用がわかっても、原則としてその被害は補償されません。

60日の期限が過ぎてからでは、被害を取り戻すための術がなくなってしまうのです。
ですから、利用明細は放置せず普段からきちんとこまめにチェックするようにしてください。

カード会社によっては、クレジットカードの利用があると、メールで知らせてくれるといったサービスを提供しているところもあります。
忙しかったり時間がなかったりして利用明細を確認する暇がない人は、こういった機能を利用して履歴をチェックするのも1つの方法です。

利用明細や利用履歴をこまめにチェックすることで、不正利用の発見がいち早く可能になります。
そうすれば、期限に遅れることなく盗難保険を申請することができるでしょう。

補償を受けるためにも利用明細のこまめなチェックをしておきましょう。

 

不正利用に気付いたときの対策は?

びっくり男性

慌てずに対処するためにも、不正利用に気付いたときにとるべき対応を知っておきましょう。

不正利用であることが確定したら、まずはカード会社に連絡して不正利用されたクレジットカードの利用を停止してもらいましょう。
カード会社にはそれぞれ、盗難・紛失時の専用番号があり、緊急時に備えて24時間受け付けているはずです。
利用明細などからわかることを、できるだけ詳細にカード会社に伝えてください。
不正利用されたということは、自分以外の誰かが不正に個人情報を取得しているということです。

連絡が遅れてしまうと被害がさらに拡大するおそれもあるので、わかった時点で連絡を入れましょう。
万が一のときすぐにカード会社に電話できるように、あらかじめカード会社の番号を控えておくのもいいかもしれません。

カード会社に利用停止の連絡をした後は、警察へ被害届を出してください。
これは盗難保険をきちんと請求するために必要な手続きです。

届けを出した際に発行される受理番号は、保険請求のためカード会社に伝えなければならないはずです。
受理番号の紙は保管しておき、別の場所にもきちんと番号を控えておくようにしましょう。

利用停止の手続きをするとそのクレジットカードは使用できなくなりますので、カード発行手続きをしましょう。
カード会社の指示に従って、新カード発行に必要な手続きを行ってください。

注意したいのは、公共料金や携帯電話代金などを被害にあったクレジットカードで支払っていた場合です。
別途それぞれ変更手続きが必要になります。新しいクレジットカードが届いたら、できるだけ早く支払いの変更手続きをしましょう。

 

クレジットカードの不正利用を防ぐためには

ではクレジットカードの不正利用はどのようにして防ぐことができるのでしょうか?
ここからはその防止策を紹介していきます。

 

【不正利用の防止策1】書類を放置しない

ATMの明細や利用明細、レシートなど、クレジットカード情報がわかる書類を放置するのは避けましょう。
書類から第三者に情報が漏れてしまう可能性があるからです。

カード番号と有効期限などの情報があれば、ネットショップ でのクレジット決済が可能です。
このような情報は、悪意のある人間にとっては格好の的といっていいでしょう。

クレジットカード情報がわかる書類等は、他人から簡単に見られる状態にすべきではありません。
書類の保管は暗証番号と同様に、他人の目に触れないように慎重に行うようにしてください。

 

【不正利用の防止策2】カードを手放さない

クレジットカードは常に手元に置き、手放さないようにすることが大切です。
クレジットカードを見られただけで、氏名・番号・セキュリティコードなどの情報が漏えいしてしまうおそれがあります。
例えば会計のときに情報を見られたり、目を離している隙に盗み見られたりすることも考えられます。
いくら親しかったり近い関係だったりするからといって、基本的に自分以外の第三者にカードを見せるべきではありません。

また、店舗や飲食店での会計の際など、クレジットカードを一時的に店員に手渡すときは特に注意が必要です。
店員が会計を行っているときは、会計が終わるまでクレジットカードから目を離さないなど、他人に見られないような工夫を心がけましょう。

 

【不正利用の防止策3】書類の処分を工夫する

利用明細などの書類や有効期限の切れたクレジットカードなどの処分方法には気を配りましょう。
「ゴミ箱に捨てたからもう大丈夫」というわけではありません。

例えばクレジットカードの情報が含まれたゴミが、ゴミ捨て場にしばらく放置されていたらどうなるでしょうか?
悪意のある人間にとっては、不正利用に使える情報の宝庫であるに違いありません。
ですから、情報が分かる状態で捨ててしまうと、悪意のある第三者へ漏えいする危険性があるといえます。

クレジットカードは、シュレッダーにかけたりハサミで細かく切ったりして処分しましょう。
他人からは情報がわからない状態にして捨てれば安心です。

クレカット

 

【不正利用の防止策4】不要なら解約する

保有するクレジットカードの中で、1年に数回しか利用していなかったり、長年利用していなかったりするものはないでしょうか?
そういったクレジットカードを解約すれば、当然その情報は無効となります。

不要なクレジットカードを解約することで、情報漏えいや不正利用のリスクを減らすことができるでしょう。

さらに年会費がかかるクレジットカードの場合、費用の節約にもなり一石二鳥です。
手持ちのクレジットカードの中で不要なものはないか、再度考えてみるのも1つの方法です。

クレジットカードの解約方法は、こちらの記事参照です。
いらないクレジットカードは解約?手続き前のチェックポイント

 

【不正利用の防止策5】怪しい通販サイトを利用しない

冒頭でも紹介しましたが、インターネット上での悪質業者によるネットショッピング詐欺の被害は後をたちません。
怪しい通販サイトを利用すると、注文した商品が届かないばかりではなく、そこからウイルスに感染したり、支払いのために入力した個人情報が抜き取られたりするおそれがあります。

悪徳男

例えば「同じ商品でも他のサイトに比べて値段が異常に安い」「書かれている日本語がおかしい」など、明らかに怪しい通販サイトは使わない方が安全です。

「他と比べても値段が異常に安い」というサイトは、常識から考えてもまずは疑ってかかるべきでしょう。
買い物をする前に、サイトが怪しくないかどうかのチェックを怠らないようにしましょう。

 

【不正利用の防止策6】セキュリティの徹底したサイトを利用

情報漏えいや不正利用の被害を防止するためには、信頼できるサイトから買い物することが大切です。

信頼できるサイトであれば、セキュリティコードや本人認証などの対策が徹底しているなど、顧客を守るための対策もきちんとなされているはずです。
大手サイトであれば、信頼や実績もあり安心して買い物ができるでしょう。

しかし、個人で経営しているネットショップ など、安全かどうかわからないサイトを利用しようとするときは特に注意してください。
買い物をする前に、セキュリティ対策の有無やサイト全体の安全性をチェックするなどしましょう。

「サイトのセキュリティ対策は大丈夫なのか」を見分けるための方法を、次の防止策で詳しく説明します。

 

【不正利用の防止策7】SSL認証されているサイトを利用

サイトか安全かどうか見分ける方法の1つとして「SSL認証」がされているかをチェックする方法があります。

SSL認証とは、「そのサイトが実在するものであること」、そして「暗号化技術を用いてやりとりを行なっていること」を意味しています。

SSL認証かどうかは、アドレスバーの横に鍵マークがついていること、URLが「http://~」ではなく「https://~」と始まっていることで見分けることができます。
SSL認証では、第三者機関によってそのサイトの安全性が証明されており、かつ安全性の高い暗号化技術が用いられています。

買い物のために個人情報を入力しても、その情報は漏れることなくしっかりと保護されていると思ってよいでしょう。
SSL認証に対応していれば、そのサイトは安心して利用できるということです。

 

【不正利用の防止策8】不審なメールを開かない

大手企業などになりすまして偽のメールを送りつけるフィッシング詐欺にも注意しなくてはなりません。

大手企業を語っているとつい油断してしまい、思わずメールを開きそうになった経験がある人もいるのではないでしょうか?
年々その手口は巧妙化しており、一見しただけでは本物か偽物か区別がつかないものもたくさんあります。

巧みな文章であおったり警告したりしてくる文面から、その場の感情に流されてしまうのも理解できます。
しかし不審なメールを開いてしまうと、添付ファイルからウイルスに感染したり、誘導先のサイトに情報を入力することで個人情報を盗まれてしまったりという被害にあうおそれがあります。

身に覚えのないメールは開かないようにすることが基本です。
それに加えて、ウイルス対策ソフトを導入するなど、万が一メールを開いてしまった場合に備えた対策も有効といえるでしょう。

 

【不正利用の防止策9】カード番号情報を記録しない

ネットショッピング等で買い物をする際、次回からの入力を省略するためにカード番号の情報を記録しておくことができます。
ワンクリックで手軽に買い物ができて便利ですが、安全性を考慮するのであれば利用しない方がよいでしょう。

企業による顧客情報の流出は、どんなサイトでも起こり得るからです。
いくら企業側で管理に気をつけていても、情報流出は100%防げるものではありません。

利用者の立場からその被害を防止するためにも、カード番号の記録機能は使用しない方が安全といえます。

どの防止策も欠かしたらアカンのやで!

 

まとめ

クレジットカードを保有している限り、残念ながら不正利用のリスクをゼロにすることは不可能です。
しかし、今回紹介した9つの対策を普段から取り入れることで、不正利用のリスクを大幅に減らすことができるでしょう。
どれも、日常生活で少しだけ気をつけていれば対応可能なことばかりです。

それに加えて、「暗証番号の管理」「家族のカード共用の禁止」「利用明細のチェック」「盗難保険の申請期限に注意する」といった基本的なことにも気を配ってください。
不安であれば、手持ちのクレジットカードそれぞれについて、利用規約やカード会社のサイトなどで詳細を確認してみるのもよいでしょう。

使い方次第では便利にも危険にもなりうるクレジットカード。
利用するのであれば、不正利用の被害を防いで、できるだけ賢く使いこなしたいものですよね。

また、三井住友カードのように顔写真入りのクレジットカードも発行できます。
不正利用の対策になりますので、クレジットカードを申し込むなら検討してみてはいかがでしょうか。