【解説】クレジットカードの仕組みとメリット|知っておくべき基礎知識

ちょっと生活費が厳しいときはもちろん、ネットショッピングなどでもクレジットカードはとても便利です。

重たい小銭を持ち歩く必要もなくスマートに買い物ができるだけでなく、履歴として残るのでお金の管理がしやすいのもメリットといえます。

今では世界中で広く普及しているクレジットカードですが、その仕組みはご存知ですか?

美咲
こんにちは、美咲です。
クレジットカードでお買い物をするようになってから「現金がなくても買い物ができるって不思議な仕組みだな~」って考えるようになりました。
猿飛ガマ蔵

ガマ蔵
せやな。
簡単に言うと、クレジットカードは信用をもとに買い物ができるんや。
そこがクレジットカードの面白いところなんやで!

ということで今回は、知っていた方がより賢く使えるクレジットカードの仕組みや、クレジット決済を使用するメリットについて解説します。

クレジットカードが使えるのは「信用」のおかげ

そもそもクレジットカードは、信用によって成り立っています。

カード会社は所定の審査をおこなったうえで、契約者にクレジットカードを発行します。
これにより現金のやり取りなしで買い物をすることができます。
「後日しっかり返済する!」という信用があるため、カード会社は一定の枠内で、契約者がクレジット決済やカードキャッシングをおこなうことを認めるのです。

また、お店はカード会社とその契約者を信用して商品やサービスの販売を行い、後日カード会社を通して代金を受け取ります。
お店と消費者の間で直接的な現金のやり取りがないにもかかわらず買い物ができる理由としては、信用をもとにカード会社が仲介となって一時的な代金の立て替えから後日代金の回収までをおこなっているからです。

 

クレジットカード決済の仕組み

お店やネットショッピングでは、カード番号をはじめとした必要事項を入力してから決済が完了するまではほんの一瞬の出来事です。

普段あまり意識しないことなので少し複雑そうに思えますが、おさえておきたいのは3つのポイントです。
カード決済の流れの中で一体なにが起きているのかを、それぞれの段階に分けて解説していきます。

ガマ蔵
まずはクレジットカードでなぜ買い物ができるのか、クレジットカード決済の仕組みについて知らんと!

1.利用者・加盟店間の流れ

クレジットカードの仕組みの第一段階は、欲しい商品をカートに入れて買い物をします。

ここでは利用者が加盟店のレジで店員にカードを渡したり、ネットショッピングの決済画面でカード番号を入力したりします。

暗証番号の入力やサインが必要な場合はそれに応じる必要がありますが、現金を取り出して会計をするのに比べると時間がかからないことが多いです。
小銭がたくさん入った財布を持ち歩く必要もなく、カードさえあれば会計ができるのでとても便利ですよね。

条件を満たせば、暗証番号の入力やサインがいらないお店もあります(サインレス)。
クレジットカードの仕組み

 

2.加盟店・カード会社間の流れ

利用者と加盟店の間で商品やサービスを購入したとき、カード会社が一時的に代金を立て替えています。
レジでカード決済をした瞬間に、カード会社側から加盟店に代金が支払われているということです。

それと同時に、加盟店からカード会社に向けてクレジットカードの利用手数料が支払われています。
なぜ加盟店がカード会社に手数料を支払っているのかというと、お店でクレジットカードを利用できるようにしているためです。

お店でクレジットカードが使用できると、顧客数が増えたり、客単価が上がったりするメリットがあります。
そのためお店は手数料を払ってでもクレジットカードの導入をし、その代わりに全体的な売り上げの向上を目指したいのです。

加盟店・カード会社間の契約
ガマ蔵

外国人観光客が多いお店や高額のサービス、商品を扱うお店にとってクレジット決済は欠かせないものや。

決済の方法が現金に限定されるよりも、クレジットカードを使えた方が買い物のハードルが下がるケースもあるからな。

現金の持ち合わせが少ないときでも、「カードがあれば買ってしまおう」と考えるお客さんもおるで。

 

3.カード会社・利用者間の流れ

カード会社が一時的に立て替えた代金を、後日利用者が所定の方法で支払います。

一括払い分割払いなど、都合に応じて指定した方法で代金を支払います。

注意事項

クレジットカードの利用手数料は加盟店が払うものです。
まれにカードの利用者に手数料分の支払いを求めるお店がありますが、これはれっきとした規約違反です。
利用者は手数料を支払う義務がないので、気付いた段階ですぐにカード会社に連絡をしましょう。

カード会社に利用代金を支払い終えたところで、カード決済の流れは終了します。
一見すると複雑そうにみえるやり取りですが、一つ一つを紐解いていくととてもシンプルです。

 

国際ブランドのおかげで決済ができる

国際ブランドとは、VISAMasterCard、JCB、AMERICANEXPRESS、DinersClubなどのことをいいます。
クレジットカード加盟店では目立つ所にこれらのロゴシールが貼られており、それぞれの国際ブランドのカードを使えるということが示されています。

国内外を問わず、お店の入り口やレジのそばなどで見たことがあるでしょう。
国際ブランドはカード会社と混同してしまいがちなので、その種類や仕組みについてもしっかりと理解しておきましょう。

 

国際ブランドとは

クレジットカードは、国内のみならず世界中で使用することができます。
国や言語が違っても、所持しているカードと同じ国際ブランドの取り扱いがあるお店ならカード決済が可能です。

これはなぜかというと、国際ブランドが世界的な決済ネットワークであるからです。

ブランドごとに多少ルールは違いますが、一定の信用を示すものとして目安となるのが国際ブランドといえます。
日本だけでなく言葉が通じない世界においても、信用をもとに商品やサービスを購入できるというわけです。

国際ブランドのおかげで決済ができる

しかしお店ごとに対応している国際ブランドは異なるため、クレジットカードを新規発行する際はどの国際ブランドを選ぶかが重要です。

新たにカードを作るときは、それぞれの国際ブランドの特色や加盟店の数などを比較して決める必要があります。
利便性はもちろん、付帯サービスやステータスなども違いますし、利用者のライフスタイルや使い道、どの地域で使いたいかなどによって選ぶべきブランドは異なります。

決済機能の利便性にこだわったものや、旅先でお得なサービスが受けられることを売りにしたブランドまで個性豊かです。


国際ブランドの特徴や選び方についてはこちらもご覧ください。

クレジットカードの国際ブランド|今さら聞けない意味と特徴を解説

クレジットカードの国際ブランド|今さら聞けない意味と特徴を解説

2018-10-09

 

カード会社と国際ブランドの関係

カード会社と国際ブランドはまったくの別物です。
この2つを混同してしまうとややこしくなるので、両者の違いをしっかりと理解しておきましょう。

カード会社とは
各カード会社は国際ブランドと提携してカードを発行しています。
実際にクレジットカードを発行し、決済やキャッシングだけでなく請求書の発行から支払いの受け付け、会員限定の特典などのサービスを契約者に直接案内する業務をおこなっているのがカード会社の特徴です。

同じカード会社の中でも、VISAやJCBなどといった複数の国際ブランドから選べるものや、特定の店舗と提携して発行されたカードなどもあります。

国際ブランドとは

一方の国際ブランドは、世界中の国々でクレジットカードが利用できるように信用と決済のシステムそのものを提供する会社のことをいいます。
つまり、決済をおこなっているのはカード会社ではなく国際ブランドだということです。

どのカード会社のクレジットカードを使っていても、自分が持っている国際ブランドの加盟店でしか使用することはできません。
たとえ同じカード会社のクレジットカードでも、対応している国際ブランドが何かによって使える範囲はまったく違ってきます。

同じ国際ブランドでも発行するカードによってサービスの内容が違いますし、同じカードでも選ぶ国際ブランドによって使える範囲やサービスの内容が異なります。

クレジットカードを選ぶ際はこうしたサービスの内容と、国際ブランドの種類の2つをよく考えたうえでどれにするか決めなければいけません。

 

クレジット決済を利用するメリット

重たい小銭を持ち歩く必要もなく、スマートに会計ができるクレジットカード決済はとても便利なもの。

ここではクレジットカードを使って決済をすることのメリットについて、利用者の視点から解説します。

 

ポイントが貯まる

クレジットカードの代表的なメリットです。
毎月の利用額に応じてポイントが貯まり、キャッシュバックや商品券、プレゼントと交換できるなど、カードを使えば使うほどお得になります。

デパートやショッピングモールなどと提携したクレジットカードを使えば、特定の場所での買い物がお得になるものもあります。
よく行くお店の提携カードを作っておくと日々の買い物が安くなるだけでなく、ポイント還元も受けられるのがメリットです。


ポイント還元率が高いクレジットカードはポイント高還元率のおすすめクレジットカード比較をご覧ください。

 

現金を持ち歩かなくて済む

クレジットカードを使うメリットのひとつとして、現金を持ち歩く必要がないことが挙げられます。
お札や小銭を財布に入れておくとどうしても重たいですし、カバンのなかでかさばってしまいますよね。

クレジットカードなら場所をとらず、軽いのが特長です。
カードに慣れると現金を持ち歩くのが面倒に感じるかもしれませんね。

カバン

現金で支払うよりも圧倒的にスピーディに会計を済ませることができるので、急いでいるときでも安心です。

現在は大手コンビニチェーンや大型スーパーなど、クレジットカードが使えるお店が増えています。
とくに日本では少額でもカードを使える店が多いので、ちょっとした外出なら現金がなくてもカード一枚持っていれば済んでしまうケースがほとんどです。

ネットショッピングも同様に、カードがあればすぐに決済をすることができます。
わざわざ銀行に振り込みをしたり、後から送られてくる払込票を持って支払いのためにコンビニに行ったりする手間は必要ありません。

鉄道会社の規定にもよりますが、定期券などを購入する際もクレジットカードが便利です。
会社から交通費の支給があったとしても、いちどにある程度大きな金額を立て替えなければいけないとき、クレジットカードの存在はありがたいものです。

少ない金額はもちろん、大きな買い物をするときは、現金よりもクレジットカードを使った決済のほうが便利です。

 

お金の管理がしやすい

支払いの履歴は全て明細として残るので、お金の管理がしやすいこともメリットです。

家計簿ソフトと連携することで自動的に集計もできるので、毎月の出費を把握しやすくなるのもうれしいポイント。


スマホで使える家計簿アプリはこちらを参考にしてください。

スマホ対応家計簿アプリ3選

クレジットカード対応の家計簿アプリ3選|カードの使いすぎを予防!

2016-07-09

 

盗難に強い

盗難や紛失に強いこともクレジットカードのメリット。

現金の場合は落としたり盗難にあってしまったりすると被害届を出しても戻ってくる可能性は低く、泣き寝入りをすることになるのがほとんどです。
しかしクレジットカードの場合、盗難に気付いた時点でカード会社に連絡をし、カード停止をしてもらえば被害が拡大せずに済みます。

また、どの会社のカードでも、盗難保険が付帯していることもポイントです。
持ち主に過失がない限りは不正利用などの被害額を補償してもらえます。

カード契約者が実質的な被害を受けることはほぼないので、万が一のときでも安心して対応できますね。

スリ

突然高額なカードの利用があったときなど、名義人本人の居住地や過去の利用歴を確認して明らかに不自然なお金の動きがあったときは、カード会社が不正利用を疑って連絡してくれることもあります。
どこで、どのくらいの金額を使用されていたのかを具体的に教えてくれるので、それが自分の利用でなかったらすぐに利用停止の措置をとってもらいましょう。

またクレジットカードを紛失しても、カード会社に連絡をとればすぐに再発行してもらえます。

 

付帯サービスが利用できる

クレジットカードには付帯保険があります。
代表的なものとしては海外旅行傷害保険などが挙げられますが、これは事故による死亡や後遺障害について補償してくれたり、旅行中のケガや病気の治療代を補償してくれたりする内容が多いです。

年会費の高いカードは付帯保険も充実していて、国内旅行傷害保険がついているものもあります。
死亡補償のほかに入院、手術、通院補償など、手厚い保険が利用できるものも存在するのです。
旅先で万が一のことが起きても安心できますね。

それ以外にはショッピング保険が付帯しているカード空港ラウンジが無料利用できるカードなどが代表的です。

せっかくクレジットカードを使うなら、付帯サービスの種類や内容をしっかり把握してお得に使いましょう。

 

加盟店側のメリット

クレジットカードを使うメリットがあるのは利用者だけではありません。
クレジットカード決済を導入する加盟店にとってもメリットがあります。

店を訪れた人の手元に現金がなくても、クレジットカードが使えれば買い物をしてくれる可能性が高くなります。
これにより販売機会損失を防ぎ、最終的に売り上げが上がるということが最大のメリット!

高額なサービスや商品を扱っている店ほど、クレジットカード決済導入のメリットは大きくなります。
店を訪れる人の全員が多額の現金を持ち合わせているとは限りませんし、現金がないことを理由に購入を諦めてしまうのを防ぐ効果があるからです。

販売機会の損失を防げる

クレジットカードには、分割払いやリボ払いなど一括払い以外の支払い方法が充実しています。
そのため、高額な商品でも購入するハードルが下がるということがあります。

これと同じ理由から、クレジットカード決済を導入すると客単価が上がることも見込まれます。
ネットショッピングにおいては後の振り込みや代引きにかかる手間を省くことができるため、クレジットカード決済ができるショップの方が手軽に買い物をすることが可能です。

 

また外国人観光客や留学生にとっても、カードが使えるかどうかはとても重要です。

日本の貨幣に不慣れな外国人観光客が日本円で買い物をするのはややハードルが高いですが、使い慣れたクレジットカードなら買い物がしやすく、購買意欲を刺激されるでしょう。

とくに観光地や外国人観光客が多く訪れる店舗ではクレジットカード決済を導入するメリットが大きいといえます。

 

まとめ

クレジットカードの利用は、カード会社と契約者の間に信頼性があるからこそクレジットキャッシュレスでお買い物をすることができるのです。

楽しくお買い物をするためにも、クレジットカードの仕組みを理解することが大切です。