この記事でわかること
JCBカードの審査難易度
審査通過のポイント3つ
カード別入手のためのヒント
JCBカードは日本発の国際ブランドで、日本国内で便利に使えるクレジットカードです。
JCBカードには、JCBが独自に審査して発行している「プロパーカード」と、さまざまな企業と提携した「提携カード」が揃い豊富なラインナップになっています。
プロパーカードだけでも、審査の難易度はそれぞれカードによって差があるようです。
だいたいの難易度がわかれば、これから手に入れたいJCBカードを入手するヒントになるはずです。
今回はJCBオリジナルシリーズと呼ばれるJCBのプロパーカードごとの審査難易度や申し込み方法、申し込む際に気をつけることを解説していきます。

目次
JCBカードの審査難易度
JCBカードのプロパーカードはJCBが直接審査をするため、提携カードよりも審査難易度が高いといわれています。
まずはJCBオリジナルシリーズと呼ばれるJCBのプロパーカードを、カードランクの高さ=審査難易度の高さとして、上から順に並べてみましたのでご覧ください。
JCBカードの審査難易度(上から難易度が高い順) | ||
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JCBプラチナ | ||
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JCBゴールド | ||
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JCB GOLD EXTAGE | ||
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JCB一般カード | ||
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JCB CARD EXTAGE | ||
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JCB CARD W(plus L) | ||
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JCB CARD R | ||
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それではここから、JCBカードの審査に通過するために気をつけておくべき3つのポイントをご紹介します。
JCBカードの審査に通るための3つのポイント
JCBカードに限らず、「審査に落ちる原因を探ること」がクレジットカードの審査に通過するコツ!
これから挙げるポイントに気をつけるだけで、審査に通る確率がグンとアップします。
- カード会社からの電話には必ず出る
- キャッシング枠はなるべくつけない
- 優良なクレヒスを積んでおく
1.カード会社からの確認の電話には必ず出る
申し込みの際に、自分の住所など連絡先を入力する必要があります。
その際、電話番号は必ず連絡がつくものを入力しましょう。
番号は携帯でも固定電話でも大丈夫ですが、どちらもあれば両方とも入力しておくといいですね。
また、連絡先に保存していない電話番号を自動的に着信拒否しているのであれば、カードの申し込みをするタイミングで電話の設定を変更しておきましょう。
さらに仕事に就いている方であれば、職場にも在籍確認の電話がかかってくる場合があります。
こちらも申し込みをした際に入力した電話番号にかけてくるので、必ず自分がいることを確認できる電話番号を入力しましょう。
在籍確認の詳細についてはこちらもご覧ください。
2.キャッシング枠はなるべくつけない
キャッシング枠の有無は、申し込みの際に入力する項目にあります。
「50万円」もしくは「30万円」、「その他」から選ぶことが可能です。
このキャッシング枠を設定すると審査に時間がかかって審査内容も厳しくなるため、審査に通る確率が下がるおそれがあります。
キャッシングの必要がなければ、「その他」を選んで「0」万円と入力しましょう。
キャッシング枠を希望した場合、運転免許証などの本人確認が必要です。
3.優良なクレヒスを積んでおく
クレジットカードの利用履歴は、「クレジットヒストリー」として個人信用情報機関に記録されます。
通称”クレヒス”といい、カード発行会社はこのクレヒスを参考にしてカード申し込み者の審査をします。
今までしっかりと支払いをしていれば問題ありませんが、支払いの遅延や延滞などの金融事故を繰り返すとクレヒスに傷がつき、いわゆるブラックリスト入りという状態になります。
この記録は5年間にわたり残り、この期間が過ぎれば一度まっさらに消えます。
消えるのであれば、「もし金融事故を起こしても5年間我慢することで新しいクレジットカードを作れるのでは?」と思われるかもしれませんね。
しかし、5年経過したときの年齢からみて、ある程度クレヒスを積んでいるはずなのに初めてクレジットカードを作るとなれば、カード会社は過去に金融事故があった可能性を疑うかもしれません。
これは実際にクレジットカードをそれまでまったく作ったことがない方にも言えます。
このような方を「スーパーホワイト」と呼び、クレジットカードの利用実績がないことからどのようなカードの使い方をするのかわからず、カード会社が発行を見送る場合もあるのです。
人生の中でまったくクレジットカードを作ったことがない方は、作りやすいクレジットカードから始めて優良なクレヒスを積んでおくことが大切です。
今までのカードの利用方法に不安があるなら、カードの申し込み前にあらかじめ個人信用情報機関で個人的に情報開示をしてクレヒスを確認する方法もあります。
少なくともこれらの3つのポイントを踏まえておけば、審査に通過できる可能性は広がるはずです。
それでは、次の章でカードごとの特性や審査難易度を見ていきましょう!
招待制カード入手は「プラチナ」「ゴールド」の入手から
JCBカードのプロパーカードには自主的に申し込みができるものの他に、「JCBザ・クラス」や「JCBゴールド ザ・プレミア」という招待制のカードもあります。
「JCBゴールド ザ・プレミア」の招待条件は公開されており、以下の条件を満たす方を対象に毎年2月下旬頃Eメールで申し込み案内がされるようです。
- MyJCBにメールアドレスの登録がある
- JCBゴールドのショッピング利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上の方

「JCBゴールド ザ・プレミア」まで手に入れば、「JCBザ・クラス」はもう目の前。
「JCBゴールド ザ・プレミア」で優良会員になれば、インビテーション(招待)が届く可能性があります!
また、「JCBゴールド」より上位にある「JCBプラチナ」を入手していると、さらに早く「JCBザ・クラス」を手にできる可能性があります。

申し込み対象として、すべてのカードで「安定継続収入がある」ことを基準としています。
中でもゴールドカード以上のランクは「本人に」安定継続収入がある方となっていて、配偶者ではなく本人に収入がないと申し込みができません。
さらにプラチナカードは、申し込み対象が25歳からと年齢が高めになっているので、より安定した収入を得ている方を求めていると言えそうですね。
自動でランクアップ「JCB GOLD EXTAGE」と「JCB CARD EXTAGE」
入会から5年後の初回カード更新時に、「JCB GOLD EXTAGE」は「JCBゴールド」へ、「JCB CARD EXTAGE」は「JCB一般カード」へと自動的に切り替わります。
初回更新時期までに退会した場合、カード発行手数料として1枚につき2,000円(税抜)が請求されるので注意が必要です。
気になる審査についてですが、「JCB GOLD EXTAGE」は29歳以下限定と若い方をターゲットにしたカードながら、いずれゴールドになることから一般カードに比べると厳しく審査をされそうです。
「JCB CARD EXTAGE」も同様に、一般カードほどではありませんが「安定継続収入がある方」を条件に挙げているので、一般カードが持てる方を想定して審査を行っていると言えるかもしれません。
39歳以下限定「JCB CARD W」と「JCB CARD W Plus L」
「JCB CARD W」も「JCB CARD W Plus L」も、18歳以上39歳以下の方が申し込めるクレジットカード。
申し込み対象は「本人または配偶者に安定継続収入のある方」となっているので、申し込み者本人に必ずしも安定継続収入はなくても大丈夫なようです。
また、一般カードよりも特典が優遇されている部分もあります。
所持している間に対象年齢を過ぎても持ち続けることができるので、とてもメリットの大きいカードです。
「JCB CARD W Plus L」のほうは、それに加えて女性にうれしい付帯サービスもついています。
一般カードと迷っているのであれば、審査の面でも特典の面でも39歳以下ならこちらのカードを入手するのがおすすめです。
リボ払い専用カード「JCB CARD R」
これまでご紹介してきたJCBカードと違い、「JCB CARD R」はリボ払い専用のクレジットカードです。
一般的にリボ払い専用のカードは、通常のカードと比べて審査に通りやすいと言われています。
その理由として、リボ払いの際に発生する金利手数料が挙げられます。
金利手数料はカード会社にとって、大きな収入源となります。
また利用者もリボ払いにすることで支払いに余裕が持てるので、買い物をしやすくなるという方もいるでしょう。
そういったことからカード会社は、リボ払い専用のカードの申し込み者にはなるべくカードを発行してほしいのではないかと推測できます。
申し込み対象者も、「18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入がある方」となっているので、審査基準としては低めです。
最短で受け取りたいなら「JCBゴールド」か「JCB一般カード」
JCBゴールドとJCB一般カードは、最短で翌日の受け取りができます。
ただし、そのためにはインターネットで支払い口座の設定をする必要があり、以下の条件を満たしておかなければなりません。
- 対象金融機関の普通預金口座を持っている
- 「インターネットバンキングご契約カード」または「キャッシュカード・預金通帳」が手元にある
その上で「最短翌日お届け」が可能なカードを選択し、申し込み画面に進みます。
- JCB一般カード通常デザイン
- JCB一般カードWEB限定デザイン
- JCBゴールド通常デザイン
- JCBゴールドWEB限定デザイン
対象となる金融機関は公式サイトからご確認ください。
JCB CARD Rを申し込む際に設定する支払い口座の対象金融機関も同様です。
審査通過のコツとカードごとの特性についてわかったところで、申し込み方法も確認しておきましょう。
JCBカードの申し込み方法
JCBカードの申し込みの流れは以下のとおりです。
- 各種カードのページ⇒申し込みボタンを押す
- 会員規約や注意に関する内容が出てくるので確認し、「同意のうえ、入力へ進む」ボタンを押す
- 申し込み内容の入力画面で申し込むカード券面と用意する書類などを確認
- すべて入力後、確認画面を確認
- 間違いがなければ「申し込む」ボタンを押し、支払い口座の設定などの手続きをして完了
「申し込む」ボタンが出てくる確認画面では項目ごとに修正ができ、とても親切なつくりになっています。
また、プラチナカードの場合、プラチナカードの審査は通らなくてもゴールドカードなら発行できるという場合があるようです。
ゴールドカードは特に必要ないというのであれば、プラチナカードの申し込み欄の最初にある「ゴールドカードを発行しない」にチェックを入れておきましょう。
手順3の用意する書類は以下のようなものとなります。
- キャッシュカード
- 預金通帳等
※支払い口座をオンラインで設定する場合は不要
- 日本国内発行の運転免許証または運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- マイナンバー(個人番号)カード
本人確認書類はコピーの郵送ではなく、画像データをアップロードして提出するという方法もあります。
また、カードが届けられる際に配送業者(佐川急便株式会社)にて本人確認をする場合、運転免許証を手元に準備しておく必要があります。
本人以外(家族を含む)には渡されないので受け取りの際は本人が在宅している必要があります。
キャッシング枠を希望する場合は、収入証明書類(源泉徴収票、納税通知書、確定申告書、給与明細等)の提出が必要です。
JCBカードをインターネットで申し込む方法についてはこちらの記事もご覧ください↓
申し込みページからわかる審査通過のヒント
申し込みページの職業欄に「申し込み人が無職で配偶者に収入がある方」という選択肢があります。
このことから、もし申し込む本人に収入がなくても、配偶者にある程度の収入があれば審査に通る可能性もありそうですね。
ただし最初のほうでも触れましたが、ゴールドカード以上のランクのカードは「本人に」安定継続収入がある人を申し込み対象としています。
ゴールドカード以上を申し込む場合は、職業欄の選択肢にある「申し込み人が無職で配偶者に収入がある方」は選ばないようにしましょう。
もし、特にそこまでして自分で本会員カードを作る理由がないのであれば、収入のある配偶者に本会員としてカードを作ってもらい自分は家族カードを追加するほうが安心です。
また、年収を入力する欄には例として「300」万円と表示されています。
このことからJCB側では、最低でも300万円の年収を基準に想定していると言えるかもしれませんね。

また家族カードでも、本会員と同じようにカードのサービスや特典を受けることができますよ。
申し込み状況の確認方法
申し込み後、申し込み状況を「JCB判定状況確認」で確認することができます。
オンラインで入会申し込みをした場合は「入会受付番号(半角数字16ケタ)」と「判定状況確認用キーワード(半角英数字・記号6~20ケタ)」で確認。
書面で手続きをした場合は「入会受付番号(半角数字16ケタ)」と「生年月日(半角数字8ケタ)」で確認しましょう。
最短翌日お届け以外の発行期間の目安は以下のとおりです。
本人確認方法 | 発行期間 |
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カードが自宅に届いた際に運転免許証の提示で本人確認 ※カード到着後に口座振替依頼書で支払い口座を設定する必要があります。 |
最短3営業日(約1週間) |
インターネット上で「本人確認書類」を画像データでアップロード ※カード到着後に口座振替依頼書で支払い口座を設定する必要があります。 |
画像データ確認後にカード発行、その後約1週間でカード到着 |
「本人確認書類」「口座設定書類」を郵送で提出 | 必要書類がJCBに届き次第確認、その後約3週間でカード到着 |
まとめ
カードごとに設定されている申し込み対象者で審査難易度を攻略
自分の収入が審査の不安材料なら家族カードを作るという手もアリ
審査に通りやすくするための3つのポイントをおさえておく
プロパーカードであるJCBカードは、提携カードよりも審査が厳しいと言われています。
だからこそ、一枚持っていれば自らの信用を上げるアイテムのひとつとなるでしょう。
申し込み前に気をつけておくべきポイントを確認して「これなら審査に通りそうだ」と思ったなら、ぜひ申し込んでみませんか?
いずれステータスの高い招待制のJCBカードを手に入れる、大きな第一歩になるかもしれませんよ!
日本国内はもとより、海外での特典内容も豊富なJCBブランドのカードは1枚あると安心!
手に入れる前に気になる審査難易度をチェックしてみましょう。