この記事でわかること
法人カードを利用するメリット
法人カードの選び方
年会費無料のおすすめ法人カード
クレジットカードには、会社経営者が経費などの決済に利用できる「法人カード」があります。
法人カードを利用するメリットには経費削減やキャッシュフローの安定化などさまざまあり、なるべくコストを抑えて利用したいと考える方も多いはず。
ということで今回は、なるべく維持費をかけずに使える「年会費無料の法人カード」についてご紹介します。

▼年会費無料の法人カードの特徴をカード別にまとめました。
おすすめ法人カード | 特徴 | 公式ページ |
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ライフカードビジネスライト |
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ライフカードゴールドビジネスライト |
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JCB法人カード |
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JCBゴールド法人カード |
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オリコ EX Gold for Biz S |
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オリコ EX Gold for Biz M |
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三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック) |
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三井住友ビジネスカード for Owners(ゴールドカード) |
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目次
法人カードを利用するメリット
年会費無料の法人カードを紹介する前に、まずは法人カードを利用するとどのようなメリットがあるのか解説していきます。
経費管理がスムーズ
法人カードを利用すると経費精算が不要になり、経理担当者の手間が省けます。
会社の必要な備品や家賃、電話料金などの経費も計算上の漏れや支払い漏れを防ぐことが可能です。
法人カードによっては、利用明細書を会計ソフトに取り込むことができ、経理業務がより効率的になります。
経費削減やキャッシュフローの改善
銀行振り込みやコンビニ決済していた事業費決済も、法人カードを利用するとその都度払っていた手数料が削減されます。
また法人カードで支払いをした場合、口座からの引き落とし日が翌月または翌々月(最大90日間)という支払い猶予が生まれます。
つまり会社の銀行口座に残るお金が増えるため、キャッシュフローにゆとりが生まれるというわけです。
クレジットカードのポイントが貯まる
運営上のあらゆる決済を法人カードにすることにより、クレジットカードのポイントも貯まっていきます。
貯まったポイントは他ポイントや事務用品への交換に利用することができ、コスト削減に繋がります。
法人カードを選ぶ3つのポイント
法人カードを利用するメリットについてわかったところで、ここからは法人カードを選ぶポイントを3つ解説していきます。
- 年会費は無料か
- 追加カードは何枚発行できるか
- 付帯保険・サービス
1.年会費無料
法人カードを選ぶポイント一つ目は「年会費の安さ」です。
通常法人カードは有料のものが一般的ですが、年会費無料で発行できる法人カードもあります。
年会費無料とひとくちに言っても、「永年無料」「初年度無料」「実質無料」と大きく3つに分けられます。
- 永年無料 ⇒ 何年でも無料
- 初年度無料 ⇒ カードを作った1年目のみ無料
- 実質無料 ⇒ 定められた条件を満たせば無料
年会費無料だと「あまり必要なサービスがそろっていないのでは?」と思うかもしれませんが、意外と特典や付帯保険がそろっています。
「年会費は安いほうがいい」「コストを抑えたい」という方は、年会費無料の法人カードに着目するとよいでしょう。
2.追加カードの発行枚数
二つ目は「追加カードは何枚発行できるのか」ということです。
法人カードは従業員カードとして複数枚のカードを発行することができます。
これにより利用履歴や利用額、引き落とし口座がまとめられ、経費処理を簡素化することが可能です。
また追加カードのひとつであるETCカードは、「高速道路や有料道路の利用料の割引」「ETCの利用請求をほかの経費とまとめることができる」といったメリットがあります。
そのため出張や取引先へ向かう際に車での移動が多い法人の方は、ETCカードの発行可否も確認しておきましょう。
▼法人ETCカードの詳細はこちらの記事をご覧ください。
3.付帯保険とサービス
一般カードと同様、法人カードにも以下の旅行保険が付帯しています。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
また、法人カードならさらにビジネスに特化した特典や付帯サービスが充実しています。
たとえば「ライフカードビジネスライト(スタンダード)」は、クラウド会計ソフト「Freee(フリー)」や福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の優待サービスの利用などのサービスが利用可能です。
ここまで法人カードを選ぶ3つのポイントを紹介してきました。
次の章では、「こんな法人カードが欲しい!」といった目的が一目でわかるように、サービス内容別に探せるおすすめ法人カード一覧表をご紹介します。
【目的別で探せる!】年会費無料のおすすめ法人カード
目的 | 法人カード名 |
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個人事業主や事業を始めたばかりだけど、法人カードを作っておきたい | |
ETCカードを複数枚追加する予定がある |
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年会費は永年無料が良い | |
空港サービスを利用したい |
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付帯保険が充実 |
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弁護士無料相談サービスがついている | |
国際ブランドが3種類から選べる | |
事業用にキャッシング機能が欲しい |
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気になる法人カードは見つかったでしょうか?
この次の章では、上に挙げたおすすめ法人カードの詳細をご紹介していきます。
年会費無料のおすすめ法人カード
ライフカードビジネスライト
「ライフカードビジネスライト」には「スタンダード」と「ゴールド」の2種類があります。
年会費(税込) | 【スタンダード】永年無料 |
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【ゴールド】2,200円 ※初年度無料 |
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申込資格 |
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国際ブランド |
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付帯保険(ゴールドのみ) |
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ポイントサービス(ゴールドのみ) |
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空港サービス(ゴールドのみ) | 国内主要空港のラウンジを無料で利用可能 |
その他サービス |
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追加可能カード |
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特典の充実さはスタンダードに比べてゴールドが格段に上ですが、それでも2,200円(税込)という格安の年会費です。
また審査書類は本人確認資料のみなので、事業を起ち上げ始めたばかりという方やフリーランスの方にも作りやすくおすすめの法人カードといえます。
JCB一般法人カード
「JCB一般法人カード」のメリットは、本カードの発行枚数と関係なく複数枚のETCカードを申し込むことができることです。
ETCカードは年会費も無料なので、従業員の数が多い場合も気軽に追加することができます。
年会費(税込) | 【カード使用者1名の場合】 1,375円 ※初年度無料(オンライン入会の場合のみ) |
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【使用者追加1名ごとに】 1,375円 ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加のカードも無料 |
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申込資格 | 法人または個人事業主 (カード使用者は18歳以上が対象) |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 |
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ポイントサービス |
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追加可能カード |
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特典や付帯保険も一般カードより充実するので、必要な内容によってはゴールドカードを検討してみるのもよさそうです。
オリコ EX Gold for Biz S
個人事業主を対象とした「オリコ EX Gold for Biz S」は、「MasterCardビジネスアシストサービス」または「VISAビジネスオファー」が付帯されたゴールドビジネスカードです。
ゴールドカードなだけあり充実のサービス内容ですが、年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円(税込)と格安!
法人代表者向けの「オリコ EX Gold for Viz M」との違いは、キャッシング機能がついて事業に関する資金借り入れができるところです。
予想外の支払いがあった場合の大きな味方になるでしょう。
三井住友ビジネスカード for Owners
経営者をビジネスシーンでサポートしてくれる「三井住友ビジネスカード for Ownwes」は、登記簿謄本・決算書が不要で簡単に申し込むことができます。
年会費(税込) | 1,375円 ※初年度無料、「マイ・ペイすリボ」の申込で翌年度以降も無料 |
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申込資格 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主 |
国際ブランド |
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付帯保険 |
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ポイントサービス |
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その他サービス |
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追加可能カード |
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ベーシックなクラシックカードでも充実の内容ですが、ゴールドカードなら国内旅行傷害保険や空港ラウンジを無料で利用できるサービスもついてきます。
インターネット入会ならクラシックもゴールドも初年度は年会費無料!
さらにキャッシング機能もついて、利用目的はビジネスでもプライベートでも利用できます。
追加可能なカードの種類が多いのも魅力のひとつです。
まとめ
法人カードにも年会費無料のものがある
選ぶポイントは「年会費」「追加カードの発行枚数」「付帯機能」
年会費無料の法人カードの中から目的に合わせて選ぶのがおすすめ
会社によって法人カードを作る目的はさまざまあると思いますが、最初に作る法人カードは年会費無料のものを検討してみてはいかがでしょうか?
その他の法人カードは「【2021年版】おすすめ法人カード比較」でも紹介していますのでご覧ください。
法人カードといっても、大きな会社の経営者じゃないと作れないとうわけではありません。
今後個人で事業を起こした場合にお世話になることがあるかもしれませんね。
そのときのためにも年会費がかからない法人カードを見ていきましょう。