銀聯カードは中国で活躍するクレジットカード!

銀聯カード

この記事でわかること

銀聯カードの基本情報

利用するメリット・デメリット

銀聯カードの種類・特徴

ここ数年、ニュースや新聞で中国人観光客による「爆買い」という言葉を何度も目にしてきたと思います。
そんな彼らの爆買い、支払いはほとんど「銀聯カード」というカードで行われているといっても過言ではありません。

日本ではあまり聞き馴染みのないカードの名前ですが、銀聯カードは中国で最も普及しているクレジットカードで、その発行枚数はなんと60億枚以上と言われています。

人口13億人以上の国家でどうやってそれほどの枚数を普及させたのでしょうか?
そしてそこまで普及したカードにはどのような特徴があるのでしょうか?

銀聯カードが中国で普及している理由

まずは銀聯カードがどのようなものなのか紹介していきましょう。

銀聯カードとは、中国の金融企業「中国銀聯」が発行しているカードの総称です。
キャッシュレス化の進んだ中国の社会ではなくてはならない存在となっているこのカードは、前述の通り60億枚以上発行されており、世界一発行枚数が多いクレジットカードと言われています。

では一体どうやって普及したのでしょうか?

 

実はこのカード、誕生したのは2002年とそれほど昔ではないのです。

それまでの中国国内には多数の銀行があり、システムやサービスが統一されておらずバラバラでした。
それでは他の銀行とのやり取りが大変です。

そこで、中国の中央銀行である「中国人民銀行」が主導となり、銀行同士のネットワークの構築や決算のシステムを統一・標準化し、利便性の向上を図りました。

そして普及しているには3つの理由があります。

 

中国から国外に持ち出せる現金の額が決まっている

中国では旅行などの際、国外に持ち出すことのできる現金は最大2万元と決まっています。
これは日本円にすると約32万円となり、高価なブランド品などを購入予定の富裕層からしたら物足りない額かもしれません。

そこで、現金を持ち出す必要のない銀聯カードの利用者が増えたのです。

補足説明

2016年1月以降銀聯カードには1枚に付き年間最高10万元(約172万円)の利用制限が定められています。

 

ネットショッピングの普及

近年成長著しい中国のネットショッピング市場、日本と同様中国でもネットショッピングでの支払いはカード払いが主流です。
手軽に決済ができるカード払いを好み、他の支払い方法がない店舗もあるほどです。

 

口座開設で自動発行

中国の銀行では口座を作るとキャッシュカードが発行されます。
そしてそのキャッシュカードは銀聯のデビットカードとしても利用することができるカードなのです。

審査なしですぐに手に入るこの仕組みが大きな効果をもたらし、爆発的に普及したのです。

「どうしてクレジットカードではなくてデビットカードなのか?」と疑問を抱いた方もいるでしょう。
そうなのです、厳密には銀聯カードはクレジットカードではなくデビットカードなのです。

その理由は中国の経済状況にあります。

世界2位の経済大国とされている反面、中国は未だに発展途上国と位置づけられているほど貧富の差が大きい国家です。

貧困層の多い中国ではクレジットカードの審査に通るような国民が少なく、そして日本ほどクレジットカードの審査が発達していないことが、クレジットカードではなく発行に審査のいらないデビットカードが普及している理由と言えます。


ここまで銀聯カードの背景などを見てきましたが、次からはいよいよ銀聯カードの特徴に踏み込んでいきましょう!

 

銀聯カードのメリット

中国全土で利用可能

中国全土で圧倒的なシェアを誇っているので、大きな都市部だけでなく地方都市でも安心して利用可能です。

 

大量の紙幣を持ち歩かなくてもいい

前述したように国外に持ち出せる現金の上限額が決まっているのと同時に、中国の紙幣が最も高額なものでも100元(約1,600円)なこと、中国に偽札が横行していることが銀聯カードを利用するメリットの1つになっています。

例えば3,000元の商品を購入しようとする場合、最も少ない枚数でも100元の紙幣が30枚必要になります。
30枚もの紙幣を偽札じゃないかチェックする労力が必要なため、面倒くささから現金での支払いを嫌う店舗、カードでの支払い以外を行っていない店舗もあるほどです。

そう言った理由から、日本では当たり前のように行われている「100円の商品を1万円札で購入しておつりをもらう」なんてことは、断られるケースが多いのです。

 

セキュリティがしっかりしている

銀聯カードは利用するための本人確認に、サインと6桁の暗証番号の入力どちらも必要です。

他のクレジットカードやデビットカードよりもセキュリティが強固なので、万が一盗難の被害に遭った、落としてしまったなんてことになっても、悪用される可能性が低いでしょう。


それでは逆に銀聯カードにはどんなデメリットがあるのでしょうか?

 

銀聯カードのデメリット

日本では利用可能店舗が限られてしまう

日本国内ではまだあまり銀聯カードを利用できる店舗は多くはありません

ですが、2020年に開催される東京オリンピックに向けて今後、利用可能になる店舗が増えていく可能性は十分にあるでしょう。

 

手数料が高い

日本のATMで銀聯カードから日本円を引き出す場合、以下の3つの手数料がかかってしまいます。

  • 公定レートと銀聯レートの差額
  • 日本のATM設置銀行手数料
  • 銀聯カードの境外手続費
境外手続費とは

銀聯カードが中国国外で利用された際に徴収される手数料で、無料から2,000円までその料金は銀行によって差が大きいので注意が必要です。

ガマ蔵
日本で使う分にはあんまメリットあらへんし、他のカードを使うのが良さそうやな。

 

日本で発行できる銀聯カード

ここからは日本で発行可能な銀聯カードを紹介していきます。

最近では中国でもVisaやMastercardの利用率が上がってきています。
ですが、加盟店手数料がかかるなどの理由により利用に対してネガティブな感情を抱いている店舗もあるようです。

中国への旅行や出張を快適に過ごすためにも中国へ行く際は、銀聯カードを発行しておくことをおすすめします。

日本で発行する場合、作れるカードは「銀聯クレジットカード」「銀聯デビットカード」そしてプリペイドカードの「NEO MONEY」の3種類です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

銀聯クレジットカードは、通常のクレジットカードと同じように利用でき、中国で買い物をする際にカードで支払いをすると、翌月以降の支払い時に日本の銀行口座から引き落としされます。

補足説明

日本で発行されている銀聯クレジットカードは全て、中国のATMでの現金引き出しには対応していません。
中国で現金が必要な場合は、他の手段で両替をしましょう。

 

三井住友銀聯カード

日本で発行可能な銀聯カードの中で最も一般的なカードが、この三井住友銀聯カード(ぎんれんカード)です。

このカードの特徴はなんといっても「唯一単独発行が可能な銀聯クレジットカード」ということです。
その他の銀聯カードが手に入れる場合、まずは親カードとなるクレジットカードを発行しなければなりません。

 

三井住友銀聯プラチナカード

三井住友プラチナカード会員がサブカードとして発行することができるこのカードは、三井住友銀聯カードと基本的な仕様は変わりません。
しかし、利用枠の上限が300万円まで大きくなっているのです!
中国でブランド品を爆買いしても限度額の心配をしなくて済むでしょう。

年会費 無料
申込資格 三井住友カード プラチナ会員の方
利用可能枠 300万円~
旅行保険 最高1億円
ポイント還元率 1,000円で1ポイント(還元率0.5%~)

 

ANA銀聯カード

このカードは、「ANA VISAカード」「ANA マスターカード」「ANA VISA Suica カード」「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」「ANA VISA nimocaカード」そして新規でANAカードを申し込みをする方が発行することできるカードです。

年会費 永年無料
申込資格 満18歳以上の方(高校生を除く)で上記のカードを所有している人
利用可能枠 10万円~80万円
旅行保険 最高1,000万円
マイル 1,000万円で5マイル

ANAマイルが1,000円ごとに5マイル貯まるので、ANA のマイルを貯めている、いわゆる「陸マイラー」の方にオススメのカードと言えるでしょう。

 

MUFG銀聯カード

三菱UFJニコスカードが発行しているこのカードは、すでにMUFGカードを所有している方に向けたサブカードです。

年会費 無料
※最初のみ発行手数料1,000円(税別)が発生します。
申込資格 満18歳以上で安定した収入のある方(高校生を除く)
利用可能枠 メインのMUFGカードと同じ
旅行保険 最高2,000万円
マイル 1,000円で2マイル(海外利用時2倍)

このカードは1,000円にごとにJALマイルが2マイルずつ貯まっていきますが、海外で利用することにより、貯まるマイルが2倍加算されます。
普段からJALマイルを貯めている方にとって魅力的なクレジットカードです!

また、ゴールドカード以上のMUFGカードのサブカードとして発行する場合、このカードのデザインもゴールドに変更されます。

 

九州銀聯カード

日本で発行可能な銀聯カードの中で唯一地方発行であるこのカードですが、基本的な仕様は三井住友銀聯カードと同じです。

九州カードを所有している方はサブカードとして発行可能です。

年会費 無料
申込資格 満18歳以上の方(高校生を除く)
利用可能枠 10万円~80万円
旅行保険
ポイント還元率 1,000円で1ポイント(還元率0.5%)

 

銀聯デビットカード

日本で発行可能な銀聯カードはクレジットカードが一般的ですが、「中国銀行」と「中国工商銀行」の在日支店に口座を開設することで銀聯デビットカードを発行できます。

口座連動サービスを申し込むことで、日本での利用は日本円の口座から、中国での利用は人民元の口座からそれぞれ引き落としされるようになり、手数料を節約することができます。
このとき、どちらかの口座残高が不足している場合、もう一方の口座から引き落としがされるようにも設定することが可能です。

中国銀行は郵送でも口座の開設が可能ですが、中国工商銀行の口座を開設する場合は、東京と大阪にある在日支店に直接来店しなければならないので注意しましょう。

 

NEO MONEY

NEO MONEYとは海外専用のプリペイドカードです。
事前チャージ式であらかじめチャージした金額以上は使えないので、ハメを外してついつい使いすぎてしまう人にも安心です。

また、カードへのチャージは日本国内でのみ可能です。

このカードにはVISAブランドと銀聯ブランドの2種類がありますが、主に中国で利用するのであれば、銀聯ブランドを選ぶことをオススメします。

銀聯ブランドのNEO MONEYは申し込みから発行まで約1週間かかります。
そして申し込みにはマイナンバーが必要なのでカードの発行の際には、事前に準備しておくと良いでしょう。

 

まとめ

世界的に普及しているVisaやMastercardは中国で利用できない可能性もあります。
中国国内での市場シェア90%以上を誇る銀聯カードならどんな店舗でも利用可能と言っても過言ではないでしょう。

そして銀聯カードが利用可能な店舗は中国以外でも、アジア太平洋地域をメインに着々と増えてきています。
今後さらに増加すると予想されるので、今のうちに発行しておいても損はないかもしれません。

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