この記事でわかること
ファミマTカードの審査に通る方法
審査に落ちた場合の対処法
ファミマTカードはファミマでお得に使え、さらにTポイントも貯まるのが特徴です。
貯まったポイントは様々な場所で利用することができますし、サービスの割引ができたり商品券と交換できたりと実に便利です。
とはいえ、クレジットカードの発行には審査があるため、ファミマTカードを作るのをためらってしまう人もいるかもしれません。
そこで、ファミマTカード発行における審査の実態に迫ります!

目次
ファミマTカードの審査は厳しい?
ファミマTカードのような、コンビニやスーパー、デパートなどで発行されているクレジットカードは「流通系クレジットカード」に分類されます。
流通系クレジットカードは、利用に対してさまざまな特典をつけることで、多くの人にお店やサービスの利用をして欲しいという目的があります。
そのため、審査を厳しくしすぎてしまうと、それだけ大切な顧客を逃してしまうことにもなりかねません。
多くの方にクレジットカードをもってもらい、できるだけ利用者を確保したいという考えがあるのです。
ファミマTカードの申込み条件
ファミマTカードは高校生を除く18歳以上であれば申し込みが可能で、職業の条件などは特に記載されていません。
もちろん支払い能力は必要ですが、パートやアルバイト、学生でも申し込みやすいクレジットカードです。


学生や専業主婦でもカードを持てるのはありがたいでぇ。
ファミマTカードで審査落ちで考えられる原因
比較的審査が通りやすいといわれているファミマTカードですが、審査に落ちてしまうことも当然あります。
どのような原因があると審査落ちしてしまうのでしょうか?
総量規制に引っかかっている
審査に落ちてしまう原因のひとつに「総量規制」があります。
総量規制とは、わかりやすく言えば「年収の3分の1を超える額の借り入れができないよう制限する法律」のことです。
これは、複数枚のクレジットカードやカードローンを所有している場合に引っかかりやすいので注意しましょう。
たとえ、申込み時点での利用が年収の3分の1を超えていないとしても、ファミマTカードの限度額を含めて超えてしまう場合は、総量規制に引っかかってしまうと判断されることになります。
しかし、総量規制は「貸金業法」で定められているもので、実際にはクレジットカードには関係がありません。
貸金業法はカードローンなどを発行している消費者金融などに向けた、貸し過ぎを抑えるための法律だからです。
クレジットカードの場合はショッピングの「立て替え」であり、借金とは違うため、本来は総量規制には該当しません。
ただし、キャッシングの利用は総量規制に引っかかります。
しかも、立て替えであるショッピングの利用に対しても、クレジットカード会社によっては独自に制限をかける傾向はあります。
また、総量規制には銀行での借入れも本来は含まれません。
カードローンのなかには銀行が発行しているカードもありますが、銀行が発行しているカードは「銀行法」といって法律が分かれています。
しかし、ショッピングやキャッシングの利用が多過ぎて払えない人も増えていることで、本来は総量規制に該当しないクレジットカード会社や銀行も意識して自粛するところは多くなっています。
多重申込みをしている
審査に落ちやすい原因には多重申込みもあります。
多重申込みとは、一度に何枚ものクレジットカードやカードローンなどに申込むことです。
クレジットヒストリー(クレヒス)のデータを記録している信用情報機関は主に3つあり、支払い状況や返済状況などのほかに、いつどのようなカードに申込みをしたかについても記録されています。
そのため、複数のクレジットカードやカードローンに申込むとカード会社が照会した際に情報が伝わります。
一度に複数のカードに申込むと、経済状況が良くないという印象を持たれることがあります。
経済的に苦しくなっている人がカードの利用を考えて何枚も作るケースがあり、支払能力に疑問を持たれやすいのです。
ファミマTカードを作る場合は、直近でほかのカードにも申込みをしていないか、審査落ちしたばかりではないかどうか振り返ってから申し込みましょう。
特に短期間で何度も審査落ちしている場合には、ブラックリスト扱いの原因になるので注意が必要です。
スーパーホワイトである
過去にローンやクレジットカードなどを利用したことのない人は、信用情報機関に取引履歴など信用情報が分かるデータが一切記録されていません。
この状態を「スーパーホワイト」と呼びます。
スーパーホワイトの人は、クレジットカード会社から見ると「支払いに対して誠実性があるかどうか判断しにくい人」という印象を持たれます。
つまり、信用に対して参考にできるデータがないことは、審査を通さないほうがよいと判断されやすいのです。
スーパーホワイトの人は債務整理経験者という誤解を与えてしまうことにもなりかねません。
債務整理をすると一定期間はクレジットカードやローンの利用ができないので、経過年数によっては信用情報機関に一切データがないという状態になるからです。
このような2つの理由から、スーパーホワイトの人は審査に通りにくい傾向があります。
年齢を重ねるほど不利になりやすいと考えたほうがいいでしょう。
信用情報に問題がある
信用情報に何らかの問題がある場合です。
多くの場合、過去にクレジットカードの支払いやカードローンまたはカーローンなどを延滞したというケースになります。
ただし延滞だけであれば、延滞の状態が解消されてから数か月程度で影響がなくなる場合がほとんどです。
しかし悪質な延滞があると、異動情報として信用情報機関に記録されてしまうこともあります。
クレジットカード会社やカードローン会社で遅延や滞納、または債務整理などの事実を記録されることです。
1日支払いがずれただけでも信用情報に記録されることもあります。
債務整理をおこなった実績があると金融事故として扱われることになり、最低でも5年間はクレジットカードの審査に通ることはありません。
これは各カード会社で個人信用情報機関を通して情報が共有されるためで、異動情報や金融事故の記載が消えるまで、ファミマTカードはもちろん他のクレジットカードやカードローンを発行するのは不可能と考えたほうがいいでしょう。
申込時の記載内容に誤りがある
申込みの書類に記載漏れや誤りがある場合も審査に通らない原因になります。
単なる記載漏れの場合には書類を返却されることが多いので心配は少ないかもしれません。
しかし、誤った記載の場合は、クレジットカード会社ではそれが誤りであるかどうかの正しい判断ができません。
一般的には虚偽記載という取られ方をすると考えたほうがいいでしょう。
特に、住所や年収、勤務先などに誤りがないように徹底してチェックすることが大切です。
- 住所の番地・建物名・部屋番号
- 勤務先の名称・部署名・電話番号
部署名や店舗名などももちろんですが、電話番号も間違わずに書くことがポイントです。
特に在籍確認がある場合には、電話番号を間違えていると確認ができず、虚偽記載と取られてしまうことがあります。
勤務先によって規模が大きい場合などは、部署や店舗、事業所などが分かれていて、会社の代表電話を記載するだけでは本人につながらないこともあります。
勤務先の規模や性質を考えて、必ず自分が確実に出られるところにかけてもらえるようにしましょう。
また、本人確認のための書類にも注意は必要です。
申込みの書類と名字や住所が一致しているか確認し、もし一致していない場合は変更を立証できるものを添付すると誤解を防げます。
たとえば、婚姻による名字の変更などがあった場合、運転免許証であれば「裏書き」と言って、裏面に新しい名字が記載されています。
その場合は両面のコピーを用意するなど配慮しましょう。
何らかの事情で住所や名字の変更があり、本人確認の書類に反映されていない場合には、申込む前に確認しておくことも必要です。
どのような書類が必要か、どんな出し方をすればいいのか指示をしてくれるので従いましょう。
ほかにも、銀行印の間違いなどもありがちなミスです。
多くの場合は書類が差し戻されるだけで、審査落ちにはなりにくいケースですが、その代わりカードの発行まで時間がかかってしまいます。
申込みの書類を用意するときは慌てずに、細部にわたって何度も確認するといいでしょう。
必要書類についてはこちらもご覧ください。
嘘を記載しない
審査に通りやすい条件にするために、わざと年収や勤務先などについて虚偽の申告をするのは厳禁です。
年収を実際より高く記載したり、年齢をごまかしたりした記載はクレジットカード会社にバレてしまいます。
詐欺として扱われることになれば、単なる審査落ちでは済まなくなります。
申込みの書類は、正しく誠実な内容で記載しましょう。
申込み条件を満たしていない
ファミマTカードの場合は18歳以上であれば申込みの条件は満たしていることになりますが、支払い可能であることを考えれば、安定した年収があることも条件のひとつです。
対象年齢の上限はないので、高齢者であっても年金受給者など一定の収入があれば安定した年収があるとみなしてもらえます。
パートやアルバイト、または配偶者に収入がある場合でも条件としては問題ないでしょう。
ただし高校生は対象外なので、18歳であってもその時点で審査落ちは免れません。
審査落ちしてしまった場合の対処法
もしも審査落ちしてしまった場合には、まず慌てないことが肝心です。
それより、まず何か原因はなかったか考え、次回に備えるようにしましょう。
では、次からはどのような点に注意すべきか、審査落ちした場合の対策について具体的に見ていきましょう。
次回申し込むまでの期間は十分に空ける
審査で落ちてしまった場合、すぐにまた申込みたくなってしまうかもしれません。
しかし、間を空けずにすぐに申込みすると心証を悪くする原因になるおそれがあります。
次回の申込みまでには十分期間を空けるようにしましょう。
十分な間隔を空けていないと、多重申込みとして見られてしまいます。
目安として、次回の申込みまでには6カ月程度は空けたほうがいいでしょう。
そして時間をおいている間、審査に落ちた原因を解決することが大切です。
他のクレジットカードなどで信用情報を積み上げる
審査に通りやすい条件のひとつは信用情報が良好なことです。
個人信用情報機関に記録されているクレヒスが良いものであれば、クレジットカードの発行に有利に働きます。
まずは作れそうなクレジットカードを作っておき、そのカードを使って健全な信用情報を積み上げてからトライするのもひとつの手です。
また、携帯端末を分割払いで購入した経験がある場合は、クレジットカードの利用がなくても信用情報機関にデータが記録されている可能性が高くなります。
携帯端末の代金を後から分割で支払うため、信用情報の対象になるのです。
自分がスーパーホワイトなのかわからない場合は、信用情報機関に情報開示を依頼しましょう。
信用情報を回復させてから申し込む
信用情報に問題がある人は、まずは信用情報を回復させてから申し込むべきです。
そのためには、自分のクレジットヒストリーを良好にしておきましょう。
過去に遅延など問題がある人は、きちんと消えてからのほうが安心できます。
一度ブラックリストに載ってしまうと、異動情報が消えるまで5年間ほどかかります。
異動情報がついてしまった人は、それが消えるまで待たなければいけません。
審査通過率を上げるポイント
固定電話があれば固定電話の番号を書く
クレジットカードの申込みの際は、固定電話があるほうが住所の確認が取りやすいため信用度が上がるといわれています。
固定電話がある場合は、携帯電話だけでなく固定電話の電話番号も書いておいたほうがよいでしょう。
固定電話がない場合、クレジットカードの契約をはじめ他にも将来的にローンを組むような予定があるなら、どこかのタイミングで固定電話を取得しておくのもおすすめです。
キャッシング枠をつけない
審査に通りやすくする方法として、キャッシング枠をつけないという選択があります。
ファミマTカードはキャッシング枠が設定できるようになっています。
現金が手元にないときにはキャッシングを利用できると便利ですが、審査に通るためにはキャッシング枠をつけない状態で申込みましょう。
まとめ
ファミマTカードはファミマでの利用にお得なクレジットカードですが、実際に作ると使い勝手の良いカードであることを実感できます。
ポイントが貯まっても、使う場所が限定されやすいとなかなか便利さを実感しにくい場合もありますが、Tポイントは使える場所が豊富です。
電子マネーとしてショッピングに利用できるのもメリットと言えます。
ファミマTカードの審査は、決して難しくはありません。
信用情報に問題がなければ積極的に申し込んでみるといいでしょう。
クレジットカード全般の審査基準についてはこちらもご覧ください。
ファミマTカードといえば、ファミマで役立つクレジットカード。
最近サービスが開始したファミペイに登録できる唯一のクレジットカードでもあります。
そんなファミマTカードの審査ですが、特別厳しいということはないのでご安心ください。