この記事でわかること
クレジットカードの締め日・支払日の役割
締め日・支払日のカード会社別一覧
複数枚のクレジットカードを持っている場合の注意点
クレジットカードを利用すると気になる”支払日”を把握するためには、「締め日」について知っておくことが重要です。
「支払いが遅れそう!」
「今月は支払い金額が多くて払えないかも……」
締め日について理解しておけば、このような状況を回避することにも役立ちますよ!
そこで今回は、クレジットカードの締め日と支払日の基本的な考え方を詳しく解説していきます。
各カード会社別の締め日・支払日も一覧にまとめたので、ぜひご覧ください!


文字の感じでなんとなくわかるかもしれへんけど、クレカを使うならちゃんと覚えておくんやで~。
後ほどカード会社別「締め日・支払日の一覧」をご紹介しますが、中にはショッピングとキャッシングで設定日が異なる場合も。
まずはそういったクレジットカードをピックアップしてご紹介します。
目次
クレジットカードの締め日の役割
クレジットカードで商品を購入してすぐに口座から購入代金が引き落とされるわけではありません。
実際に代金が引き落とされるまでには一定の期間がかかり、そこに「締め日」の役割が発生します。
クレジットカードの「締め日」とは、カード会社が”1カ月分のクレジットカードの利用金額を確定させるための日”のこと。
締め日とされる日に支払いや引き落としなどが行われることはなく、土日祝日は関係ないものとされています。
クレジットカードで購入後、締め日に確定された請求金額が1カ月分の明確な利用金額となるわけです。
同じカード会社でも、カードの種類やユーザーの選択によって締め日が変わることがあります。
また、加盟店からクレジットカード会社に送られるデータのタイムラグにより、請求される日付がずれることもあります。
たとえば締め日が15日で、15日にお買い物をしたとき、利用分が次の期間に持ち越されることがあります。
締め日を意識すると節約につながる!
クレジットカードの締め日を意識したほうがよい理由として、支払い額が高額となるのを防ぐことができるという点が挙げられます。
締め日を意識して計画的に買い物をしておけば、支払いを翌々月にずらすことも可能です。
クレジットカードの利用を意識的にコントロールしていくためには、カード会社が定めた締め日や支払日を正確に把握しておくことが大切。
そしてお金をしっかりと管理していくために、「締め日の直前に高額な買い物は控える」「今月の買い物は〇〇円まで」などのように、個人的なルールを定めておくといいでしょう。

クレジットカードの支払日の役割
クレジットカードを利用する場合には、締め日の他に「支払日」と呼ばれるものがあります。
クレジットカードの「支払日」とは、”締め日に確定した請求金額を支払う日”のこと。
支払日が土日祝日と重なる場合は金融機関が休日となるので、翌営業日または前営業日に振り替えられます。
この支払日をしっかり把握しておくことで、引き落とし口座の残高不足などによる支払い遅延を回避することができます。
支払日が気になる場合は、クレジットカードの明細などを確認して、自分が利用しているカード会社の支払日についてチェックしておきましょう。

普段は嬉しいお休みだけど、支払いの予定が狂うのだけは気を付けないと・・・!
支払日の前には残高チェック!
クレジットカードの支払日を1日でも過ぎてしまうと滞納することになってしまいます。
そのため、支払日を正しく理解しておくことが大切です。
クレジットカードの支払日を確実に守るためには、締め日から支払日の間の利用明細チェックを習慣化するとよいでしょう。
また、複数の銀行口座やカードを持っている場合は、締め日や支払日がカード会社によって異なることがあるため要注意!
口座の残高不足などで支払日を過ぎてしまうと、状況によってはクレジットヒストリー(クレヒス)に傷をつけてしまうことにもなりかねません。
滞納は個人の信用に大きくかかわる問題です。
だからこそ、支払日の前には残高を確認しておき、不足があるようなら入金しておくようにしましょう。
クレジットカードの締め日・支払日一覧表
クレジットカードの締め日と支払日についてわかったところで、各社の締め日と支払日を確認しておきましょう。
すでにクレジットカードを持っている方も、今後作ろうという方も参考にしてみてください。
カード会社 | 締め日 | 支払日 |
---|---|---|
アメリカン・エクスプレス | カードによって異なる | カードによって異なる |
イオンカード | 毎月10日 | 翌月2日 |
出光カード | 毎月10日 | 翌月7日 |
エポスカード | 毎月4日 毎月27日 ※選択可能 |
翌月4日 翌月27日 |
エムアイカード | 毎月5日 | 当月末 |
オリコカード | 毎月末 | 翌月27日 |
セゾンカード | ショッピング:毎月10日 キャッシング:毎月末 |
ショッピング:翌月4日 キャッシング:翌々4日 |
ジャックス | 毎月末 | 翌月27日 |
セディナ | 毎月末 | 翌月27日 |
ダイナース (三井住友トラストクラブ) |
毎月15日 | 翌月10日 |
ニコスカード | ショッピング:毎月5日 キャッシング:毎月末 |
ショッピング:当月27日 キャッシング:翌月27日 |
ビューカード | 毎月末 | 翌々月4日 |
ポケットカード | Tカードプラス:毎月末
【P-oneカード・その他提携】 |
Tカードプラス:翌々月1日
【P-oneカード・その他提携】 |
三井住友カード | 毎月15日 毎月末 |
翌月10日 翌月26日 |
ヤフーカード | 毎月末 | 翌月27日 |
ライフカード | ショッピング:毎月5日 キャッシング:毎月末 |
ショッピング:当月27日または翌月3日 キャッシング:当月27日または翌月3日 |
楽天カード | 毎月末 | 翌月27日 |
りそなカード | 毎月10日 | 翌月4日 |
DCカード | 毎月15日 | 翌月10日 |
JALカード | JALカードSuica:毎月末 JALカードSuica以外:毎月15日 |
JALカードSuica:翌々月4日 JALカードSuica以外:翌月10日 |
JCB | 毎月15日 | 翌月10日 |
MUFGカード | 毎月15日 | 翌月10日 |
UCカード | 毎月10日 | 翌月5日 |
UCSカード | 毎月15日 | 翌月10日 |
支払日が金融機関の休業日だった場合、引き落としは翌営業日になります。
クレジットカードの支払い方法と手数料
クレジットカードは以下のように支払い回数によっては手数料が発生します。
手数料が発生しない | 手数料が発生する |
---|---|
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|
支払い方法にはそれぞれ特徴があるため、自分にあったものを選択することが大切です。
利用した金額がひと目でわかることに加えて、手数料がかからないという2点が最大のメリットといえるでしょう。
これは、約半年分をまとめて支払うという返済方法です。
一括払いに関しては手数料が無料であるため、計画的に返済ができる場合には利用してみてもよいでしょう。
分割払いの支払回数はカード会社によって異なり、3回~24回の中で回数を決めている場合が多いという特徴があります。
リボ払いの場合、支払回数の制限はありません。
加えて、リボ払いでは毎月の支払い金額が同じになりますが、支払い額が安くなる代わりに支払い期間が長くなりがちというデメリットがあります。
分割払いとリボ払いは、どちらも複数回に渡って支払いを行う方法なので混同されがちです。
しかし、分割払いとリボ払いは支払いの仕方が異なるので、利用する場合には支払い方法の違いをしっかりと把握しておく必要があります。
クレジットカードを複数枚持っている人が注意すべき点
所持しているクレジットカードが1枚の場合は管理もそれほど難しくはありませんが、クレジットカードを複数枚持っている場合には注意すべき点がいくつかあります。
複数枚のクレジットカードを所持していると、「どの支払いがいつなのか」「締め日はいつだったか」など、混乱してしまいがちです。
このような問題を未然に防ぐためには、締め日と支払日を管理することが大切。
締め日や支払日の通知をしてくれるカード会社の公式アプリを活用するのもおすすめです。
また、複数枚のクレジットカードを所持している場合、「公共料金」「税金」「生活費」「レジャー」など利用目的によって使い分けると家計の管理もしやすくなります。
”メインカード”と”サブカード”のように、2枚でそれぞれの用途別に分けて使うのもよいでしょう。
これから2枚目のクレジットカードを選ぶという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
支払い遅延防止には「締め日」「支払日」の把握から
複数枚のカード所持は管理に注意
締め日と支払日を把握し、クレジットカードを上手に活用しましょう!
みなさんはクレジットカードの「締め日」と「支払日」の違いはわかりますか?