この記事でわかること
ANA提携カード別の解約方法
解約前の6つのチェックポイント
解約後の処理方法
「カードを解約したらANAマイルはどうなるの?」
「解約する前にしておくことはある?」
ANAカードを解約する際、このように考える方がいるかもしれません。
そんな疑問や不安を解消するべく、今回はANAカードの提携会社別の解約方法と、解約時の注意点について徹底解説します。
目次
解約する前に確認しておく6つのチェックポイント
- マイルを新しいお客様番号に引き継ぐ
- 追加カードの利用
- ポイントの残高の有無
- 各種サービスのお支払い方法を変更する
- ANAカードの利用残高の有無
- 年会費がかかるタイミングを確認
1.マイルを新しいお客様番号に引き継いでおく
ANAカードを解約するとマイレージクラブのお客様番号も無効になります。
そのお客様番号で貯めていたマイルを引き継ぐためには、あらためてANAマイレージクラブに入会し新しいお客様番号を作る必要があります。
- 提携カードを解約
- ANAマイレージクラブに新規で入会
- 会員本人よりANAマイレージクラブ・サービスセンターに連絡をし、新しいお客様番号を伝えてマイル移行の手続きが完了
電話以外に、「メールでお問い合わせ」の「その他のお問い合わせ」でも手続き可能です。
公式ページからご確認ください。
2.ANAカードの解約で追加カードも使えなくなる
ANAカードを解約すると、「家族カード」や「ETCカード」といった追加カードも使えなくなります。
家族で利用している場合は、ANAカードを解約する前に話し合っておきましょう。
3.ポイント残高を確認しておく
マイルのほかにポイントも貯まるANAカードを利用している場合、ANAカードの解約でポイントも失効する可能性があります。
解約前にポイント数の確認とポイントの交換を済ませておくと安心です。
4.各種サービスの支払い方法を変更しておく
ANAカードで公共料金や各種サービスの支払いを継続的にしているのであれば、解約前にそれぞれの支払い方法を変更しておきましょう。
支払いに使っているカードを解約したことは各企業に知らされません。
支払い方法に設定したままにしていると支払い未納状態が続き、いずれクレヒス(カードの利用履歴)に傷がつきます。
クレヒスに傷がつくと、ANAカードの解約後に別のカードを作ろうとしても審査に通らなくなる可能性もあるので注意しましょう。
5.ANAカードに残債はないか
ANAカードに支払い残高が残っている場合、支払いが完了するまで解約ができない場合があります。
提携カード会社によっては、ANAカードの解約後も最初に希望したリボ払いや分割払いなどの支払い方法のまま引き続き引き落としとなる場合もあります。
しかしその分の利息がつくので、解約前に一括払いをするか繰り上げ返済をしてなるべく早く支払いを済ませるようにするとよいでしょう。
6.年会費がかかるタイミングを確認しておく
ANAカードの年会費は初年度無料のものや年に1回のカード利用があれば無料というものもありますが、年会費がかかる場合は注意が必要です。
年会費を支払ってすぐに解約することになると非常にもったいないので、どのタイミングで年会費がかかるのか事前に確認しておきましょう。
基本的に有効期限月の締め日までに解約手続きを済ませておくと安心です。
▼ANAカードの締め日もカード会社によって異なるので、こちらの記事でご確認ください。
ANA提携カード別の解約方法
どの提携会社のANAカードも基本的に電話での解約手続きとなります。
手続きにはカード番号や暗証番号などが必要になるので、手元にカードを準備しておきましょう。
ANA VISAカード
ANA VISAカード は自動音声応答の電話での解約手続きとなります。
- FOUYOUデスクに電話をし、【1】<住所、口座などのご変更、解約、紛失・盗難>⇒【2】<カードのご解約>の順にプッシュ
- 解約するカードの会員番号と暗証番号を入力
- 解約理由の番号を選択して完了
手順2で暗証番号がわからない場合は、しばらく待つと生年月日およびVISAに登録している自宅電話番号を入力するように案内されます。
ANA JCBカード
ANA JCBカードはJCBインフォメーションセンターへの電話で解約手続きができます。
カード番号、暗証番号が必要です。
カードやカード利用代金明細書を手元に用意しておきましょう。
- JCBインフォメーションセンターへ電話
- 自動音声に従い「カードの退会」のメニュー番号を選択
暗証番号がわからない場合は、確認のため生年月日とJCBに登録している電話番号が必要になります。
▼JCBカード全般の解約についてはこちらの記事でもご紹介しています。
楽天ANAマイレージクラブカード
楽天ANAマイレージクラブカードの解約は、楽天カードコンタクトセンターに電話をすることで手続きができます。
カードを準備して契約者本人が問い合わせましょう。
▼楽天カードの解約についてはこちらの記事でもご紹介しています。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード は、カード裏面に記載の電話番号に連絡をして解約手続きをします。
▼アメックスの解約についてはこちらの記事でもご紹介しています。
ANAダイナースカード
ANAダイナースカード は、ダイナースクラブコールセンターへ電話をして解約手続きをします。
▼ダイナースクラブカードの解約についてはこちらの記事でもご紹介しています。
解約後の処理
解約手続きが完了したカードは破棄が必要になります。
特に磁気のところやICチップはカードのデータが保管されている部分なので、しっかり切り込みをいれておくようにしましょう。
まとめ
ANAカードの解約でお客様番号も利用できなくなる
ANAカードの解約手順は提携カードごとに異なる
解約前に利用状況を確認しておく
ANAカードの解約はANAでは直接手続きができないため、提携しているカード会社に電話をすることになります。
解約方法自体は簡単ですが、事前の準備をしないまま解約してしまうとあとで後悔することになるかもしれません。
支払いやポイントが残っていないかの確認や、マイルを引き継いでおくなどの手続きを忘れないようにしておきましょう。
ANAカードの解約は電話での手続きとなりますが、各カード会社と提携しているため連絡先がそれぞれ異なります。
また、スムーズな解約にはしっかり事前準備しておくことも大切です。