この記事でわかること
イオンカードの支払い方法
イオンカードの引き落としに関する知識
引き落とされなかった場合の対処法
イオンカードは系列店でショッピングをした際にポイントが貯まりやすかったり、割引価格で購入できたりと、お得なクレジットカードです。
「イオンカードセレクト」や「イオンカード(WAON一体型)」などラインナップも豊富で、さまざまな特典が得られるため人気も高くなっています。
ただ、イオンカードは独特な締め日や支払い日をしているため、引き落としに関する情報がわかりにくいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では引き落としに関する知識や、さまざまなお役立ち情報を紹介していきます。


ただポイントを貯めとるだけやったらアカンで?

私だってクレジットカードの勉強してるんですからね?
今回も私の説明聞いていてください。
目次
選択肢いろいろ!イオンカードの支払い方法
イオンカードの支払いは、1回払い、2回払い、ボーナス一括払い、ボーナス2回払い、リボ払い、分割払いの中から選択することができます。
1つずつ、どんな支払い方法なのか確認していきましょう。
1回払い
1回払いは、その月に利用した代金を翌月の支払い日に一括で支払う方法です。
一度にすべての利用代金を支払うので負担は大きいですが、金額にかかわらず手数料は不要なので損をすることがありません。
支払いを先延ばしにするだけという意味合いが強いので、借金を増やしにくいというメリットがあります。
2回払い
2回払いは、利用代金が1万円以上の場合に、2カ月に分けて支払う方法です。
例えば10万円を利用した場合、翌月に5万円、翌々月に5万円を支払うことになります。
こちらも1回払いと同じく、手数料はかかりません。
加盟店によっては利用できないこともあるので、注意が必要です。
ボーナス一括払い
ボーナス一括払いは、その名の通りボーナスで利用代金を一括支払いするという方法で、1万円以上の利用代金から利用できます。
いつイオンカードを利用したかによって、夏と冬どちらのボーナスで支払うかが決まります。
ボーナス2回払い
ボーナス2回払いは、利用代金を夏と冬のボーナスに分けて支払う方法です。
利用代金が5万円以上から利用可能で、手数料は3%必要になります。
リボ払い
リボ払いは、利用残高に応じて毎月一定額を支払う方法です。
利用代金がいくらであっても、リボ払いにしておけば毎月同じ金額のみ支払えばいいことになります。
分割払い
分割払いは、利用代金1万円以上かつ分割支払金が3000円以上の場合に利用できる方法です。
3回払いや5回払い、20回払いなどさまざまな回数の分割払いが可能で、何回払いを選択するかは基本的に利用者が決めることができます。
加盟店によっては、回数をある程度指定していることもあるので事前に確認しておきましょう。

イオンカードの引き落としについて
イオンカードで利用できる支払い方法について理解していただけたでしょうか?
ここからはイオンカードの引き落としについて解説していきます。
イオンカードの引き落としができる金融機関とは?
イオンカードはさまざまな金融機関と提携しているため、幅広い引き落とし口座を指定することができます。
銀行ではイオン銀行をはじめとして、みずほ銀行に三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行などのメガバンクはほとんど利用可能です。
ジャパンネット銀行にソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などのネットバンクにも対応しているため、メガバンクに口座を持っていない人も安心です。
ほかにも各地の地方銀行や信用金庫、信用組合、農協とも提携しており、ほとんどすべての金融機関を網羅しているといっても過言ではありません。
引き落とし口座で困る心配はまずありませんが、念のためイオンカードのウェブサイトなどで対応金融機関をチェックしておくと安心です。
イオンカードの引き落とし日と締め日はいつ?
一般的なクレジットカードは、月末に支払い日が来ることが多いですが、イオンカードの場合は毎月10日が締め日、支払い日は翌月の2日になっていて、スケジュールを誤解しやすいため注意が必要です。
締め日というのは、クレジットカードの利用代金の請求を確定する日のことです。
イオンカードは10日が締め日なので、たとえば1月11日から2月10日まで利用した分が2月の利用期間となります。
請求明細書が2月24日頃に届き、支払いは3月2日というスケジュールです。
2日が週末や祝日で金融機関が休業している場合は、その翌営業日が支払い日になります。
ほかのクレジットカードも一緒に利用している場合、当月月末と翌月2日というように、複数回に分けて支払い日が来てしまうので注意しなければなりません。
それぞれのクレジットカードの支払い日を正しく把握しておくことはもちろん、請求明細は必ず事前に確認して口座残高を維持できるよう心がけましょう。
▼イオンカードの締め日については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
ボーナス払いの支払い日
ボーナス払いは、一括払いや分割払いのように毎月支払い日が来るわけではありません。
イオンカードを利用した時期に応じて、いつ支払えばよいかが変わってきます。
利用した時期によって7/2か8/2、または9/2のいずれかの日に支払うことになります。
冬のボーナスは6/21~11/20の間に利用でき、この期間内のいつ利用しても支払いは1/2です。
利用時期によっては半年以上支払いを先延ばしすることができ、しかも手数料が必要ないので非常に便利な支払い方法だといえます。

ボーナス払いには、一括払い以外にボーナス2回払いというものもあります。
これは、夏と冬のボーナスでそれぞれ利用代金を半分ずつ支払うという方法で、1年中いつでも利用可能です。
2回払いを選択した場合、夏のボーナスが8/2、冬のボーナスが1/2の支払いとなります。
ただ、ボーナス払いはカードを利用してから実際に加盟店に売り上げが入るまでに時間がかかってしまいます。
このため加盟店によっては対応していなかったり、取扱期間が限定されていたりすることもあります。

どの加盟店でも必ず利用できるわけではないので、ボーナス払いを検討している場合は事前に加盟店へ確認したほうがよいでしょう。
引き落としがかからない場合の対応
イオン銀行の場合
引き落とし日に口座に十分な残高がないと、イオンカードの利用代金を引き落とすことができません。
基本的にはカードを利用したら支払い方法に応じてきちんと支払いを行わなければならず、支払いが遅れると延滞扱いになってしまう可能性もあります。
うっかりしていたにしろお金に余裕がなかったにしろ、万が一引き落としがかからなかった場合はできるだけ早く適切な対応をとるようにしましょう。
イオン銀行を引き落とし口座に指定していた場合、引き落とし日に引き落としがかからなかったとしても再引き落としを行ってもらえます。
通常は毎月2日・2日が土日や祝日だった場合はその翌営業日に引き落とされますが、引き落としができないと3~5日にかけて再引き落としが行われます。
ここで注意したいのが、「3~5日後」や「3~5営業日以内」ではないということです。
あくまでもその月の3~5日のいずれかに再引き落としが行われると覚えておきましょう。
また、再引き落としが行われるのは平日のみなので注意が必要です。
残高不足などで再引き落としもできなかった場合は、別途支払い手続きが必要になります。
イオンカードからの連絡を待つか、自分からお客様センターなどに連絡して引き落としができなかった旨を相談しましょう。
イオン銀行以外の場合
イオンカードは数多くの金融機関と提携しているため、イオン銀行以外の引き落とし口座を指定している人も多いでしょう。
系列グループであるイオン銀行であれば再引き落としを行ってもらえるのですが、それ以外の引き落とし口座だった場合は再引き落としされません。
イオン銀行もしくはイオンクレジットサービスなど請求会社からの連絡を待ち、利用代金や遅延損害金などを支払うことになります。
「連絡を待つ時間がもったいない」「1日でも早く支払ってしまいたい」という場合は、「暮らしのマネーサイトMyPage」または「テレホンアンサー」を利用してイオンカード側の振込口座を調べ、自分で振込を行いましょう。
ウェブサイトや自動音声のコールセンターとなっているので、イオンカードのスタッフとやり取りする必要はありません。
「支払いができなかったことを責められるかも」という心配は無用なので、できるだけ早く手続きを済ませて支払っておきましょう。
MyPageでも可能
利用代金の引き落とし日に引き落としがかからなかった場合は、まず「暮らしのマネーサイトMyPage」をチェックしましょう。
これはイオンカードに関するさまざまな情報をウェブサイト上でチェックできるもので、引き落としがかからなかったときの対処法なども知ることができます。
ただし、このMyPageを利用できるのは「イオンスクエアメンバー」だけです。
イオンスクエアメンバーとは、イオングループが提供するさまざまなインターネットサービスを便利に利用できるようになる会員のことです。
利用登録が必要ですが、登録自体は無料で行えるので損はありません。
自分のクレジットカード番号をもとに利用登録を済ませたら、「暮らしのマネーサイト」というページにあるアイコンよりMyPageにログインしましょう。
ログインしたら、トップページの右下にあるナビゲーションに表示されている「お振込口座のご案内」をクリックします。
すると、引き落としがかからなかった場合の振込先口座が表示されます。
振込口座を確認したら請求額照会を行い、正確な振込金額を振込みます。
支払いが遅れると遅延損害金などが発生することもあるので、振込前に必ず請求金額を確認することが大切です。
利用代金だけしか振込んでいないと、再度振込が必要になって二度手間になる恐れもあります。
また、振込手数料は基本的に利用者の負担となります。
利用代金が高額になると振込手数料も高くなることが多いので、注意しておきましょう。
テレホンアンサーに電話して手続方法を確認しよう
テレホンアンサーとは、自動音声による振込口座の確認方法です。
所定の電話番号に電話をかけ、音声ガイダンスに従ってボタン操作することで振込口座を案内してもらえます。
振込口座を照会するためにはクレジットカード番号が必要になるので、手元にカードを準備してから電話をかけるとよいでしょう。
固定電話の場合は無料のフリーダイヤル、携帯電話やスマートフォンの場合は有料のナビダイヤルでつないでもらえます。
自動音声なので、24時間365日利用可能です。
イオンカードのウェブサイトにはテレホンアンサーの使い方や操作方法などが詳しく照会されているので、電話をかける前に確認しておきましょう。

支払いできない状態を放置すると大変なことに!
クレジットカードの支払いが難しくなると、つい「どうせ払えないからこのまま放っておこう」と思ってしまう人もいるでしょう。
借金の取り立てと違ってクレジットカードの取り立てが厳しいというイメージはあまりないため、放置しても問題ないだろうと誤解されることもあります。
しかし、もちろんクレジットカードだからといって放置してよいわけはありません。
イオンカードの場合も、引き落としがかからない状態を放置しているとさまざまなデメリットが生じてしまいます。
デメリットの代表的な例としては、まずイオンカードの利用停止が挙げられます。
過去の利用代金を正しく支払っていないにもかかわらず、引き続きカードを利用させてくれるクレジットカード会社などありません。
イオンカードが案内した支払期日を過ぎても支払いがない場合は、カードが利用停止になってしまいます。
さらに、クレジットカードの支払いを延滞したというマイナスの情報が信用情報に記載されてしまいます。
信用情報とは、その利用者がクレジットカードや借り入れなどをどのように利用してきたかを記録したもので「クレジットヒストリー」と呼ばれるものです。
この情報はイオンカードに限らず、数多くの金融機関やクレジットカード会社などで共有化されています。
信用情報を見れば「この人はお金を貸しても大丈夫な人なのか」ということがわかるため、クレジットカードの新規発行や借り入れの審査などで非常に重視されます。
もし信用情報に延滞の記録が残っていれば、こういった審査では大きなマイナス要素です。
新しいクレジットカードを作ったり、住宅ローンや教育ローンを申し込んだりしても、審査で落とされるリスクが高くなってしまうのです。
また、支払いを放置していると数週間後には督促状が届き、それも放置していると最悪一括支払いの請求が来てしまいます。
利用代金を分割支払いしていた場合、1カ月分だけでなく全額を一度に支払わなければならなくなるので大変です。
高額の商品を購入していれば、経済的に非常に苦しくなってしまうでしょう。
このように、支払いできない状態を放置すると大変な事態になってしまいます。
放置していても自然に事態が解決することはないので、できるだけ早く対処することが大切です。
▼もしイオンカードユーザーではない場合も、こちらの記事を見て自分の持っているクレジットカードの締め日と支払い日を確認しておきましょう!
毎月引き落としがかかるようにする方法
イオンカードの支払いができなくなると、上述したようにさまざまなリスクがあります。
このため、毎月の引き落としができるだけ確実に行われるように工夫することが欠かせません。
まず心がけるのは、自分の支払い能力に合った範囲でイオンカードを利用するということです。
支払いを先延ばしできるからといって無計画に利用するのではなく、収入と支出のバランスなども考えて無理なく支払える範囲に留めましょう。
また、高額のショッピングをするときは手数料を惜しんで一括払いやボーナス払いにするのではなく、リボ払いや分割払いを検討しましょう。
一括払いにすると確かに手数料はかかりませんが、その月の支払い額が一気に増え、生活を圧迫する可能性もあります。
リボ払いや分割払いなら1カ月当たりの支払い額をかなり低くおさえられるため、スムーズに支払い続けられるでしょう。
さらに、毎月の締め日を意識して利用することも大切です。
締め日以降にカードで購入することで、支払い日を次の月にずらすことができます。
カードの利用が多くなった月は、急ぎで必要なもの以外は締め日以降に購入するようにしましょう。
再引き落としがあっても遅れは遅れ
イオン銀行を引き落とし口座にしていると、一度引き落としがかからなくても再引き落としをしてもらえます。
このため、本来の引き落とし日に間に合わなくても問題ないと楽観視している人も珍しくありません。
しかし、再引き落としがかかるということは支払いが遅れていることを意味します。
支払いが滞っていないだけで、一度延滞していることには変わりないのです。
クレジットカードの支払いを延滞すると、場合によっては1日遅れただけでも信用情報に傷がつく恐れがあります。
再引き落としは完全なる延滞とは違うので、そこまで大きなマイナス要素にはなりませんが、それでも信用情報にその記録が残ってしまえば、有効期限直前の再審査に影響して利用可能額が減額されるケースもあるのです。
また、信用情報はほかのクレジットカード会社と共有されているため、新しいカードが作れなくなる恐れもあります。
デメリットが発生する可能性が高いので、再引き落としがあるからといって油断してはいけません。
支払いが困難ならイオンカードに相談しよう
支払いがどうしても難しくなったら、放置するのではなくどのように対処できるかを考えましょう。
一括払いにしているなら、リボ払いや分割払いに変更することで1カ月の支払い額を下げることができます。
すでにリボ払いなどを利用している場合も、最低支払い額まで引き下げられるケースもあります。
このように支払い額を下げても支払えない場合は、イオンカードに相談しましょう。
イオンカードのお客様センターなどに連絡すると、専門のスタッフと直接支払いについて相談することもできます。
場合によっては支払い額をさらに引き下げたり、支払い期日を先延ばししたりしてもらえるケースもあるのです。
必ず便宜を図ってもらえるとは限りませんが、放置しているよりはずっとよいですし、支払う意思があることをアピールすることもできます。
相談して損をすることはまずないので、勇気を出して連絡してみましょう。
イオンカードの支払いをお得にするなら?
支払いを先延ばしできるイオンカードは便利な存在ですが、よりお得に利用できないかと思っている人も多いでしょう。
支払いの面で得をするには、やはり一括払いや2回分割払いにして、手数料をかけないことがポイントです。
分割払いは月々の支払い額を低くできるので助かりますが、一方で支払い回数が増えれば手数料の負担も大きくなります。
手数料が増えればポイント還元があってもその分相殺されてしまうので、お得にはなりにくいです。
どうしても手数料が発生する3回以上の分割払いやリボ払いにしたいときは、本当に月々の支払いが難しい場合に限定しましょう。
一括払いで1カ月の支払い額が高くなったとしても、リボ払いなどのトータルの手数料を考えると結局はお得になります。
安易に手数料がかかる支払い方法にするのではなく、一括払いできる範囲での利用に留めることも大切です。
まとめ
1回払い、2回払い、ボーナス一括払いなら手数料不要!
引き落としできる金融機関はイオン銀行はもちろん、ほとんどのメガバンクでも引き落としが可能
イオンカードは締め日は毎月10日、支払い日は翌月の2日
今回はイオンカードの引き落としに関することをお伝えしてきました。
せっかくのお得なイオンカードも、引き落としがかからなければ利用停止になってしまう恐れがあります。
イオン銀行なら再引き落としがかかりますが、本来の引き落とし日までに入金しておくに越したことはありません。
となっているので、締め日が来たら請求金額がいくらになりそうか計算し、余裕をもってお金を用意しておきましょう。
これまで解説してきたポイントをしっかりとおさえ、計画的に利用して支払いを続けていきましょう。
イオンカードの詳細は「イオンのおすすめクレジットカード比較」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
よくイオンに買い物へ行くんですが、やっぱりイオンカードって便利ですよね~。
ポイントいっぱい貯めちゃってます!