この記事でわかること
イオンのカードローンの特徴
イオン銀行からお金を借りる方法には、2つの種類があります。
それは、イオンカードのキャッシング枠を活用する方法と、イオン銀行のカードローンを利用する方法です。
いずれもATMなどで簡単にお金を借りることができるので、とても便利な方法だと言えます。
では、それぞれには一体どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、イオンカードとイオン銀行のカードローンについて、借り入れ方法や選ぶべき状況の違いを詳しく解説します。

目次
イオンカードのキャッシングとは?

イオンカードを運営しているのはクレジットカード会社ではなくイオン銀行です。
イオン系列の店舗は日本全国にあるため、イオンカードをもっているとさまざまな特典を受けられるというメリットもあります。
そんなイオンカードは、キャッシングでお金の借り入れができるクレジットカードです。
キャッシングを利用するためには、クレジットカードの申し込みをする際にキャッシング枠の申請をおこなう必要があります。
その審査に通った場合にのみ、キャッシング枠の利用が可能となります。
クレジットカードの申し込みの際に、キャッシングの利用予定がないという理由からキャッシング枠を0円に設定する人もいるでしょう。
その場合でも、あとから再審査を受けることで、キャッシングの利用を開始できます。
いずれの場合も、審査に通ってキャッシング枠をつけることさえできれば、キャッシングの利用を始められます。
イオンカードのキャッシング枠による借り入れ可能額は、1,000円から300万円と幅広いです。
キャッシングを利用すれば、借り入れた以上の金額を支払う必要が発生します。
金利は7.8~18.0%と流通系クレジットカードの中では比較的高額です。
そのため、キャッシング枠を確認し、予想以上の余裕がある場合でも不必要な借り入れはなるべく避けるべきでしょう。
▼イオンカードのキャッシングについてはこちらもご覧ください。
イオン銀行のカードローンとは?

イオン銀行からお金を借りるのであれば、実はクレジットカードのキャッシング枠を利用する以外にも方法があります。
それは、イオン銀行のカードローンです。
カードローンとは、発行された専用のカードを使用し、銀行やコンビニのATMから現金を借りられるサービスのことです。
あらかじめ設定した貸出枠内であれば、いつでも好きなときにお金を借りることができます。
日常的な利用方法は、クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りるのとほとんど変わりません。
お金を借りるという点から見れば、イオン銀行のカードローンはクレジットカードのキャッシング枠よりも金利等、優れた側面があります。
特に、定期的または長期的に借り入れをしていきたいという場合は、クレジットカードのキャッシングよりもカードローンのほうが適していることがほとんどです。
イオン銀行カードローンの金利
イオン銀行のカードローンの金利は3.8%~13.8%です。
借入限度額 | 借入利率 |
---|---|
10万円~90万円 | 年11.8%~13.8% |
100万円~190万円 | 年8.8%~13.8% |
200万円~290万円 | 年5.8%~11.8% |
300万円~390万円 | 年4.8%~8.8% |
400万円~490万円 | 年3.8%~8.8% |
500万円~590万円 | 年3.8%~7.8% |
600万円~790万円 | 年3.8%~5.8% |
800万円 | 年3.8% |
カードローンはイオンカードのキャッシング枠よりも大幅に低い金利でお金を借りることができます。
そのため、今後たくさんお金を借りる予定で借り入れをおこなう場合は、クレジットカードのキャッシング枠よりもカードローンを利用したほうがよいでしょう。
借り入れ金額が多くなればなるほど利息分の支払いが増えるので、多くのお金が必要になりそうならカードローンがおすすめです。
コンビニATMでも手数料無料

カードローンによってATMからお金を借りる場合、基本的には手数料がかかります。
しかし、イオン銀行のATMを利用すれば手数料はかかりません。
しかも、イオン銀行のカードローンなら、ローソンやイーネットなどコンビニに設置してあるATMを利用しても手数料は無料です。
いずれのATMであっても、24時間365日手数料は無料とされています。
どんなときでも同じ条件で借り入れができるというのは、非常に便利なポイント!
手数料はかかりますが、イオン銀行のカードローンはほかの金融機関のATMでも利用できます。
イオン銀行やコンビニのATMに立ち寄ることができない場合でも、カードローンを利用できる環境があるというのは心強いですよね。
申し込みがWEB完結

イオン銀行のカードローンは、審査もインターネットですべて完了させることができるのでとても簡単です。
まず、申込みページにアクセスし、必要事項を入力します。
そして、本人確認書類などを撮影してアップロードすれば、審査に必要な手続きは完了です。
審査結果はメールで送られてくるので、見落とさないように注意しましょう。
審査に通った場合、郵送で送られてくるカードローン用のカードを受け取ると、すぐにATMから借り入れをおこなうことができるようになっています。
審査は年中無休でおこなわれているので、曜日や時期にかかわらずスピーディーに借り入れの手続きが可能です。
イオン銀行のカードローンは、申し込みから最短5日でカードを受け取れます。
保証人を立てる必要もないため、まわりの人にカードローンを利用していることを知られる心配もありません。
口座開設は不要
イオン銀行のカードローンは、イオン銀行に口座をもっていなくても利用できます。
銀行のカードローンのなかには口座開設を必須としているものも多いですが、イオン銀行のカードローンならそういった面倒な手続きは必要ありません。
審査を通過してカードローン用のカードさえ取得できれば、誰でも借り入れが可能です。
なお、イオン銀行の口座を持っているなら、借り入れるお金を口座に振り込んでもらうことも可能です。
振り込みを希望するときは、カードローンの申し込みと同時に口座も開設するとよいでしょう。
もともとイオン銀行の口座を保有している場合は、必要に応じて口座振り込みの選択もできます。
対象年齢や申し込み条件は決まっている
イオン銀行のカードローンに申し込むためには、所定の条件をすべて満たしている必要があります。
- 日本国内に住んでいる方
- 契約時の年齢が満20歳以上~満65歳未満の方(学生を除く)
- 安定した収入を確保している(パートやアルバイト、自営業、専業主婦でも可)
- イオンクレジットサービス(株)またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方
本人確認書類としては、運転免許証、パスポートなどが認められています。
外国籍の場合は、在留カードなどでも構いません。
収入確認書類としては、源泉徴収票や直近3カ月以内に発行された給与明細2カ月分が当てはまります。
借り入れ目的は問われない
イオン銀行のカードローンの借り入れについては、お金の使用目的が制限されていません。
事業資金でなければ、使い道は原則として自由です。
たとえば、冠婚葬祭など急な出費が必要になったときに利用することも可能です。
結婚式が同じ月に重なった場合など一時的に費用を捻出するのが難しいときは、カードローンを活用することでお金をきちんと用意することができます。

ただし、事業性資金には利用できないので、個人使用としてご利用ください。
借りすぎには要注意

銀行のカードローンは、お金を借りるための専用のものです。
そのため、クレジットカードのキャッシング枠よりも多くのお金を借りられます。
クレジットカードのキャッシング枠では収まりきらないほど金額の大きな買い物をしたい場合、やはりカードローンの存在は便利です。
イオン銀行のカードローンの借り入れ限度額の場合は、基本的には10万円~800万円です。
イオン銀行のカードローンの借り入れは、10万円単位でおこなうことができるので、借入額の最低額は10万円とされています。
もちろん、カードローンの申し込みをおこなうと審査がされます。
そのため、カードローンの申し込みをしたからといって、必ず多くのお金を借りられるというわけではありません。
しかし、カードローンならクレジットカードのキャッシング以上に高額のお金を借りられるのが一般的です。
必要なお金を必要な分だけ借りられるというのは便利ですが、借り過ぎには注意が必要です。
特に、カードローンはATMから簡単にお金を借りることができるので、つい頼りがちになってしまう人が少なくありません。
よくある例としては、一度に借りる金額はそれほど多くなく、週に何度も借り入れをして明細を見て驚くというケースではないでしょうか。
知らず知らずのうちに借入残高が高額になってしまうおそれもあるので気をつけなければなりません。
きちんと返済ができる範囲で借り入れができるよう、ある程度計画性を持つことが大切です。
まとめ
お金を借りることをメインとしているなら、イオンカードのキャッシングよりもイオン銀行のカードローンを利用したほうがよいでしょう。
仮に同じ金額を借りるのであれば、カードローンのほうが総返済額は少なくて済みます。
特に、たくさんのお金を借りる場合にクレジットカードのキャッシング枠を利用してしまうと、ショッピング枠を減らしてしまうというデメリットも発生します。
キャッシュレスが普及している現代ですが、現金が必要になる場面は今も多くあります。
キャッシングもカードローンもお金を借りる行為なので、返済のことも考えて選びましょう。